CSVをExcelの既存シートにインポートする5つの方法【手順を画像付きで解説】
CSV(カンマ区切り値)ファイルは、データを手軽に保存できる最も一般的なファイル形式の一つです。そのため、「CSVファイルの内容をExcelの既存のシートに取り込んで作業したい」という場面は非常によくあります。CSVの取り込みには、「開く」メニュー、「データ」タブの「テキスト/CSVから」、「データの取得」、レガシーウィザード、そしてVBAマクロなど、複数の方法が用意されています。
例として、メモ帳(テキストやCSVファイルを作成・閲覧・編集できる基本ソフト)で開いたときに下の画像のようなCSVファイルを想定します。このCSVファイルをExcelのワークシートにインポートしてみましょう。

本記事では、Excelの標準機能とVBAマクロを使って、CSVを既存のシートにインポートする方法を順番に解説していきます。
練習用ファイルのダウンロード
インポートに使用するCSVファイルと、各手法を実行した結果が記録されたExcelファイルを用意しています。実際に手を動かしながら学びたい方はぜひご活用ください。
CSVを既存シートにインポートする前に知っておきたいこと
まず前提として、CSVファイルを「プログラムから開く」>「Excel」で開けば、もちろんExcel上で表示されます。ただし、この方法ではCSVファイルがxlsx形式に変換されるわけではない点に注意しましょう。
🔄 CSVファイルの中身を確認したいだけなら、CSVファイルを右クリック>「プログラムから開く」>「メモ帳」を選択すれば簡単に中身を確認できます。

🔄 メモ帳のウィンドウが開き、下の画像のようにCSVファイルの内容が表示されます。

それでは、CSVを既存のExcelワークシートにインポートする具体的な手順を見ていきましょう。
方法1:「開く」メニューからフォルダーを参照してインポートする
Excelには「ファイル」>「開く」に「開く」メニューが用意されており、これを使ってCSVファイルを取り込めます。
ステップ1: 既存のExcelファイルまたは空白のワークシートを開きます。続いて「ファイル」>「開く」>「参照」を選択します。

ステップ2: ダイアログ右下の「ファイル名」ボックス横にあるファイル種類を「テキストファイル」に変更します。そのうえでデバイス内のフォルダーをたどり、対象のCSVファイルを選択して「開く」をクリックします。

ステップ3: すぐにExcelがCSVファイルを既存のワークシートに読み込みます。書式などを整えれば、下の画像のような結果になります。

関連記事:CSVをXLSXに変換する4つのクイックな方法
方法2:「テキスト/CSVから」機能を使ってインポートする
前述のとおり、Excelにはさまざまなファイル形式を読み込むための機能が複数用意されています。「データ」タブの「データの取得と変換」グループにある「テキスト/CSVから」もその一つです。
ステップ1: 「データ」タブをクリックし、「データの取得と変換」グループの「テキスト/CSVから」を選択します。

ステップ2: ファイル選択画面が表示されるので、フォルダーをたどって目的のCSVファイルを選択します。テキストまたはCSVファイルのみを対象としているため、該当ファイルだけが表示される点にも注目してください。「インポート」をクリックします。

ステップ3: CSVデータのプレビューが表示されます。Excelが区切り文字を自動的に判別していることも確認できます。「読み込み」の横にある矢印をクリックし、「読み込み先」を選択します。

なお、「データの取得」系の機能(後述のレガシーウィザードを除く)でCSVを読み込む場合、毎回このように読み込み前のデータプレビューが表示されます。
ステップ4: 「読み込み先」を選ぶと「データのインポート」ダイアログボックスが開きます。ここでインポートしたデータの配置先を指定できます。「既存のワークシート」を選択し、「OK」をクリックしましょう。

🔄 少し待つと、下の画像のようにCSVデータが既存のワークシートに読み込まれます。

読み込んだデータは自由に編集可能です。「データのインポート」ダイアログではテーブル、ピボットテーブル レポート、ピボットグラフなど、表示形式を選択することもできます。用途に応じて最適な形に整形しましょう。
関連記事:Excel VBAでCSVファイルを開かずにインポートする3つの実例
方法3:「データの取得」機能を使ってインポートする
「データの取得」機能の中にも「テキスト/CSVから」オプションが組み込まれています。基本的な流れは方法2と同じです。
ステップ1: 「データ」タブ>「データの取得」>「ファイルから」>「テキスト/CSVから」の順にクリックします。

ステップ2: デバイスのフォルダーが表示されるので、対象ファイルを選択して「インポート」をクリックします。

ステップ3: 方法2のステップ3~4と同じ操作を行い、既存のExcelワークシートにデータを読み込みます。必要に応じてデータを加工しましょう。

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方法4:レガシーウィザードを使ってインポートする
Excelでは、「オプション」>「データ」からレガシーウィザードを有効化できます。「テキストから(レガシ)」にチェックを入れると、「データの取得」メニューにレガシーウィザードのオプションが追加されます。
ステップ1: 既存のExcelワークシートで「ファイル」>「オプション」をクリックします。

ステップ2: 「Excel のオプション」ウィンドウが開きます。「データ」カテゴリを選択し、「レガシ データ インポート ウィザードの表示」欄の「テキストから(レガシ)」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

ステップ3: 次に、「データ」>「データの取得」>先ほどまで存在しなかったレガシウィザードのオプション>「テキストから(レガシ)」の順に選択します。

ステップ4: フォルダーからインポートしたいCSVファイルを選択します。

ステップ5: 下の画像のように「テキストファイルウィザード」(ステップ1/3)が表示されます。
🔼 「元のデータの形式」で「区切り文字あり」を選択します。
🔼 見出し行がある場合は「データには見出しがあります」にチェックを入れます。
🔼 「次へ」をクリックします。

ステップ6: テキストファイルウィザード ステップ2/3では、区切り文字として「コンマ」にチェックを入れます。「次へ」をクリックしましょう。

ステップ7: ステップ3/3では、「列のデータ形式」を「標準」に指定して「完了」をクリックします。

ステップ8: 「データのインポート」ダイアログボックスが表示されます。データの配置先として「既存のワークシート」を選択し、「OK」をクリックします。

ステップ9: しばらくするとExcelがデータを読み込みます。必要に応じてデータを調整すれば、下の画像と同じ結果になります。

関連記事:テキストファイルを自動的にExcelへインポートする2つの適切な方法
方法5:VBAマクロでCSVを既存シートにインポートする
VBAマクロを使えば、デバイス上のフォルダーからCSVファイルを選択してインポートすることも可能です。Application.GetOpenFilenameステートメントを数行使うだけで、Excelに対象ファイルの選択と読み込みを指示できます。
ステップ1: Alt+F11キーを押すか、「開発」タブ>「Visual Basic」(コードグループ)を選択してMicrosoft Visual Basicウィンドウを開きます。続いて「挿入」>「標準モジュール」をクリックします。

ステップ2: 以下のマクロをモジュールに貼り付けます。
Sub ImportCSVFile()
Dim wrkSheet As Worksheet, mrfFile As String
Set wrkSheet = ActiveWorkbook.Sheets("VBA")
mrfFile = Application.GetOpenFilename("Text Files (*.csv),*.csv", , "Provide Text or CSV File:")
With wrkSheet.QueryTables.Add(Connection:="TEXT;" & mrfFile, Destination:=wrkSheet.Range("B2"))
.TextFileParseType = xlDelimited
.TextFileCommaDelimiter = True
.Refresh
End With
End Sub

このマクロでは、Application.GetOpenFilenameステートメントによってデバイスのフォルダーが開き、CSVファイルを選択できるようになります。接続先はテキストとして設定され、読み込み先セルはB2に指定されています。また、コンマ区切りのファイルとして読み込むよう、ファイルタイプをTrueで宣言しています。
🔄 実行すると、CSVファイルが指定したワークシート(この例では「VBA」シート)に読み込まれます。マクロはコンマを区切り文字として使用し、データを各列に振り分けます。

関連記事:Excel VBAでコンマ区切りのテキストファイルを読み込む2つのケース
まとめ
本記事では、「開く」メニュー、「テキスト/CSVから」(データタブ)、「データの取得」(データタブ)、レガシーウィザード(データタブ)、さらにVBAマクロを使用して、CSVをExcelの既存シートにインポートする5つの方法を紹介しました。それぞれの状況に合った方法で、効率よくデータを取り込んでください。ご不明な点や追加情報があれば、ぜひコメントでお知らせください。
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