Excelで掛け算(乗算)をする8つの簡単な方法【初心者向け完全ガイド】
Excelでの数値の掛け算はとても簡単ですが、複数のセルや列、行を掛け合わせるとなると、意外と戸惑うことも多いものです。さまざまな乗算の方法を知っておくと、計算時間を大幅に節約できます。このチュートリアルでは、Excelでセル・列・行・数値を掛け合わせる複数の方法をわかりやすく解説します。
Excelで乗算する8つの簡単な方法
以下では、Excelで素早く簡単に掛け算ができる8つの方法をご紹介します。
ここでは、「商品名」「単価」「数量」のデータセットを例にします。この情報をもとに、合計金額を計算しながら乗算の方法を学んでいきましょう。

1. アスタリスク記号(*)でセル同士を掛ける
数値が入ったセル同士を掛ける最もシンプルな方法は、アスタリスク記号(*)を使うことです。セルや数値の間に「*」を入れるだけで、掛け算の結果が得られます。以下の手順で試してみましょう。
手順:
- まず、任意のセル(E5)を選択し、次の数式を入力します。
=C5*D5

- 次に、Enterキーを押して結果を表示します。
- その後、セル右下の「フィルハンドル」を下方向へドラッグして、残りのセルにも数式をコピーします。

- これで、新しい列にすべての掛け算の結果が表示されました。

2. 列全体を乗算する
場合によっては、ある列全体を別の列と掛け合わせたいことがあります。これには2つの方法があります。
2.1 フィルハンドルを使う方法
ワークシート上で列同士を掛けるには、フィルハンドルを使うのが確実な方法です。
手順:
- 先ほどと同じように、セル(E5)を選択して次の数式を入力します。
=D5*C5

- Enterキーを押して結果を確認します。
- 続いて、下のスクリーンショットのように「フィルハンドル」を下方向へドラッグして、列全体に数式を適用します。

- あっという間に、Excelで列同士の掛け算が完了しました。

2.2 配列数式を活用する方法
もっと手軽に列同士を掛けたい場合は、配列数式を利用すると便利です。
手順:
- 先ほどと同様に、セル(E5)を選択し、以下の数式を入力します。
=C5:C13*D5:D13
- そして、Ctrl+Shift+Enterキーを押すと結果が表示されます。

- これで、期待どおりに列同士の掛け算ができました。

3. 行を乗算する
ワークシート上で行同士を掛け合わせるときに戸惑う方もいますが、心配いりません。ここでは簡単な解決策をご紹介します。
ここでは、「商品名」「単価」「数量」「合計金額」が行方向に並んだデータセットを例にします。簡単なテクニックで行同士の掛け算を行いましょう。

3.1 フィルハンドルを使う方法
前述の方法と同じく、数式を入力してからフィルハンドルをドラッグするだけです。
手順:
- まず、セル(C7)を選択し、次の数式を入力します。
=C5*C6

- 次にEnterキーを押し、表示された「フィルハンドル」を横方向へドラッグします。

- これで、行方向に数値を掛け合わせた結果が得られます。

3.2 配列数式を活用する方法
配列数式を使った行の乗算は、大規模なデータセットを扱うときに特に便利です。
手順:
- セル(C7)を選択し、以下の数式を入力します。
=C5:F5*C6:F6
- 次にCtrl+Shift+Enterキーを押すと、目的の結果が得られます。

- 一瞬で行同士の掛け算が完了します。

4. 固定の数値との乗算
Excelでの作業中、特定の固定値との掛け算が必要になることがあります。その場合は以下のようにします。
手順:
- まず、セル(D7)を選択し、次の数式を入力します。
=C7*$C$4

- 同様にEnterキーを押し、「フィルハンドル」を下方向へドラッグします。
- すると、すべての数値が固定値と掛け合わされた結果が表示されます。

5. パーセンテージとの乗算
数値にパーセンテージを掛けたいケースもあります。この場合も、数値やセルの間にアスタリスク記号(*)を入れるだけで計算できます。
ここでは、「商品名」「商品価格」「VAT(消費税)」のデータセットを例にします。掛け算によってVAT総額を計算してみましょう。

手順:
- セル(E5)を選択し、以下の数式を入力します。
=C5*D5

- 続いてEnterキーを押し、「フィルハンドル」を下方向へドラッグして全セルに数式をコピーします。
- これで、すぐに掛け算の結果が得られます。

6. PRODUCT関数で乗算する
複数のセルと定数を掛け合わせたい場面もよくあります。そんなときはPRODUCT関数を使えば一瞬で解決できます。PRODUCT関数は、Excelで数値の積を求めるための関数です。
手順:
- まず、セル(E7)を選択し、次の数式を入力します。
=PRODUCT(C7,D7,2)

- 次にEnterキーを押し、「フィルハンドル」を下方向へドラッグすれば結果が得られます。
- これで、掛け算の結果が表示されました。

7. SUMPRODUCT関数で乗算と合計を同時に求める
作業効率を上げたいなら、「掛け算と合計を同時にできないか?」と思ったことはありませんか?答えはイエスです。SUMPRODUCT関数を使えば、対応する配列の要素同士を掛け合わせ、その積の合計を1つのセルで求められます。以下の手順で試してみましょう。
手順:
- まず、セル(C15)を選択し、次の数式を入力します。
=SUMPRODUCT(C5:C13,D5:D13)

- あとはEnterキーを押すだけで、掛け算した値の合計がセルに表示されます。とても簡単ですね。

8. 「形式を選択して貼り付け」で数式なしの乗算
筆者が個人的によく使うのが、Excelの「形式を選択して貼り付け」機能を使った掛け算です。
ここでは、「幅」と「固定の長さ」のデータセットを例にします。「形式を選択して貼り付け」機能を活用して、総面積を計算してみましょう。

手順:
- まず、セル範囲(B7:B13)を選択し、Ctrlキーを押しながらCキーを押してコピーします。

- 次に、Ctrl+Vで新しい列に値を貼り付けます。

- 続いて、掛け合わせたい数値のセルを選択します。
- そのセルを右クリックし、表示されたメニューから「コピー」を選択します。

- 次に、掛け算の対象となるセル範囲(C7:C13)を選択します。
- その後、再び右クリックし、今度は「形式を選択して貼り付け」を選びます。

- ダイアログボックスで「乗算」オプションにチェックを入れ、OKをクリックします。

- これで、数式を使わずに掛け算の結果が完成しました。

キーボードショートカットで乗算する方法
ショートカットキーを使って、より素早く掛け算を行うこともできます。
ここでも「幅」と「固定の長さ」のデータセットを例に、ショートカットを使って掛け算をしてみましょう。

手順:
- 掛け合わせたい数値が入ったセル(C4)を選択します。
- 次にCtrl+Cでコピーします。

- 続いて、掛け算の対象となるセル範囲(B7:B13)を選択し、キーボードでAlt+E+S+V+Mを押します。
- その後、OKをクリックします。

- これで、ショートカットを使って素早く掛け算が完了しました。

注意点
- 固定の数値と掛け算するときは、必ず絶対参照($)を使いましょう。絶対参照にすることで、数式をコピーしても参照する数値が変わりません。
まとめ
この記事では、Excelで掛け算を行うさまざまな方法を網羅的にご紹介しました。練習用ワークブックをダウンロードして、ぜひご自身でも試してみてください。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。ご意見やご質問があれば、コメント欄でお気軽にお知らせください。Exceldemyチームは、いつでもあなたの疑問にお答えします。それでは、楽しい学びを!
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