【保存版】Excelの1つのセルに複数のデータの入力規則を適用する方法(3つの実例)
このチュートリアルでは、Excelの1つのセルに複数のデータの入力規則を適用する方法を解説します。Microsoft Excelを日常的に使っている方なら、セルへのデータの入力規則の設定はおなじみの操作かもしれません。しかし、1つのセルに複数の条件を組み合わせた入力規則を設定しなければならない場合はどうすればよいのでしょうか。本記事では、この疑問にお答えするため、1つのセルに複数の入力規則を適用するさまざまな実例をご紹介します。
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3つの例で学ぶ!Excelの1つのセルに複数のデータの入力規則を適用する方法
1つのセルに適用できる入力規則の組み合わせに制限はありません。2つ以上の任意の条件をデータの入力規則と自由に組み合わせられるからです。ここでは、手順をわかりやすく説明するために、3つの異なる例を取り上げます。
例1:特定の条件を満たす値のみを許可する複数の入力規則
この方法では、2つの具体的な条件を設定して、1つのセルに複数の入力規則を適用します。下のスクリーンショットのような、2つの条件を持つデータセットを用意しました。セルE8に対して、これら2つの条件に基づく入力規則を設定します。検証ルールは次のように機能します。セルE8に入力する値は、「50より大きい」または「範囲(B8:B10)に含まれる」のいずれかを満たす必要があります。どちらの条件にも当てはまらない値を入力すると、入力規則に一致しない旨のエラーメッセージが表示されます。
次のデータセットでは、検証に使用する条件を満たすための数式がセルC5とC9に入力されています。

それでは、実際の手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、セルC13にAND関数を使って条件式を入れ子(ネスト)にした数式を作成します。数式バーからネストされた数式をコピーしますが、どこにも貼り付けないでください。

- 次に、セルE8を選択します。
- 続いて、「データ」タブ > 「データツール」 > 「データの入力規則」の順にクリックします。

- 上記の操作で「データの入力規則」ダイアログボックスが開きます。
- 次に、「入力値の種類」ドロップダウンメニューから「ユーザー設定」を選択します。

- そして、「数式」ボックスに以下の検証用の数式を貼り付けます:
=AND(E8>$B$5,COUNTIF($B$8:$B$10,E8)=1)
- 「OK」をクリックします。

ここで、COUNTIF関数は入力値が範囲(B8:B10)の値と一致するかどうかをチェックし、AND関数は2つの条件を1つにまとめています。
- その後、セルE8に値「40」を入力してみます。

- すると、この値は「条件1」に一致しないため、Excelからエラーダイアログが表示されます。セルE8の値は50より大きくなければなりません。

- 最後に、セルE8に「Apple」というテキストを入力します。Excelがこの値を受け入れることが確認できます。この値は範囲(B8:B10)内にあるため、2番目の条件を満たしているからです。

あわせて読みたい:Excelで複数の条件に対応するユーザー設定のデータの入力規則を適用する方法(4つの例)
例2:特定の文字列と指定期間内の日付を許可する複数の入力規則
この例でも2つの条件を設定します。この条件により、セルに入力できるのは特定のテキストと、2つの日付の間にある日付のみです。次のデータセットでは、「条件1」に単語「Excel」、「条件2」に「2022/3/1」と「2022/3/31」の2つの日付が入力されています。これらの条件を満たすための数式も確認できます。この数式を使って、セルE8に複数の入力規則を適用します。

それでは、この例の手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、セルC12にAND関数を使って条件式をネストした数式を作成します。
- 次に、数式バーからネストされた数式をコピーしますが、貼り付けは行いません。

- 続いて、データの入力規則ウィンドウを開きます。
- 「入力値の種類」ドロップダウンから「ユーザー設定」を選択し、「数式」ボックスに以下の検証用の数式を入力します:
=OR(E8=$B$5,AND(E8>=DATE(2022,03,1),E8<=DATE(2022,03,31)))
- 「OK」をクリックします。

ここで、AND関数は入力された日付が「2022/3/1」から「2022/3/31」の間にあるかどうかを判定します。OR関数は2つの条件をまとめ、どちらか一方でも真であれば入力を許可します。
- その後、セルE8に「Excel」というテキストを入力します。エラーダイアログは表示されません。入力規則の数式の「条件1」に一致しているためです。

- 同様に、セルE8に「Word」というテキストを入力すると、エラーダイアログが表示されます。テキスト値「Word」はどの条件にも一致しないためです。

- 次に、セルE8に「2022/3/1」から「2022/3/31」の範囲内の日付を入力します。Excelが値を受け入れることが確認できます。「条件2」に一致しているためです。

- 最後に、セルE8に入力規則の日付範囲外の日付を入力します。入力した値が入力規則のどの条件にも一致しないことを示すエラーダイアログがExcelから表示されます。

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例3:文字列の先頭文字と長さを固定する複数の入力規則
3つ目の例では、1つのセルに複数の入力規則を使用して、入力する文字列の先頭文字と長さを制御します。データセットには次の2つの条件があります。セルC9に複数の入力規則を適用します。この入力規則により、「ISBN」または「CODE」で始まるデータのみ入力が許可されます。ただし、「ISBN」で始まるテキストは8文字、「CODE」で始まるテキストは10文字である必要があります。それ以外の場合、検証数式はエラーダイアログを返します。

それでは、この例の手順を見ていきましょう。
手順:
- 最初に、すべての条件を網羅する入力規則の数式をセルD5に作成します。

- 次に、例1と同様に「データの入力規則」ダイアログボックスを開き、「入力値の種類」ドロップダウンメニューから「ユーザー設定」を選択します。
- そして、「数式」ボックスに以下の入力規則の数式を入力します。
=OR(AND(LEFT(C9,4)="ISBN",LEN(C9)=8),AND(LEFT(C9,4)="CODE",LEN(C9)=10))
- 「OK」をクリックします。

ここで、LEFT関数は文字列から先頭の4文字を抽出し、LEN関数は文字列の長さを計算します。OR関数は2つの条件をまとめ、どちらか一方でも真であれば入力を許可します。
- その後、「ISBN-358」という値を入力します。この値は「ISBN」で始まり、文字列の長さも8文字です。両方の条件に一致しているため、Excelが値を受け入れることが確認できます。

- 最後に、先ほど入力した値にさらに2文字追加してみます。「ISBN」で始まり最初の条件には一致していますが、テキストが10文字となり2番目の条件に一致しないため、Excelはエラーダイアログを表示します。

あわせて読みたい:複数選択に対応したデータの入力規則ドロップダウンリストの作成方法
まとめ
今回は、1つのセルに複数のデータの入力規則を適用する基本的な考え方を解説しました。本記事に付属のサンプルワークシートを使って、ぜひスキルを試してみてください。ご不明な点があれば、下のコメント欄でお気軽にお尋ねください。チームができるだけ早く回答いたします。今後も、革新的なMicrosoft Excelのソリューションにご期待ください。
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