Excelで0を削除する7つの方法【先頭ゼロ・ゼロ値の消し方】
この記事では、Excelからゼロ(0)を削除する方法を詳しく解説します。自分以外の人が作成したスプレッドシートを扱うとき、セルにさまざまな数値形式が混在していることが少なくありません。たとえば、電話番号には先頭に「0」が付いていることがありますし、逆にセルの値がすべて「0」だけの場合、平均値などの計算結果に悪影響を及ぼすこともあります。幸い、Excelにはどちらのタイプのゼロにも対応できる機能が複数用意されています。それでは、順番に見ていきましょう。
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Excelから0を削除する7つの簡単な方法
1. 「検索と置換」を使って0を削除する
データ範囲から「0」だけが入力されたセルを一括で削除したい場合は、「検索と置換」機能が大変便利です。以下の手順で操作します。
手順:
- まず、データ範囲全体(B5:B13)を選択します。

- 次に、キーボードでCtrl + Hを押すと、「検索と置換」ダイアログボックスが表示されます。「置換」タブを開き、「検索する文字列」に0と入力し、「置換後の文字列」は空欄のままにします。さらに、「セル内容が完全に同一である場合に比較する」にチェックを入れます。これは「0」のみが入力されたセルだけを対象にするためです。チェックを入れないと、100や80、90など、数値の一部として含まれる「0」まで置換されてしまいます。設定できたら「すべて置換」ボタンをクリックします。

- 置換されたセルの件数が表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。

- これで完了です。データセットからすべての「0」が削除されました。

2. エラーチェックオプションで先頭の0を削除する(文字列を数値に変換)
先頭のゼロを表示させるために、セルに文字列形式を適用しているケースがあります。このような先頭のゼロを一括で削除したい場合は、ワンクリックで文字列を数値に変換できます。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、先頭にゼロが付いたデータ範囲全体(B5:B13)を選択します。すると、選択範囲の左上に黄色いアイコンが表示されます。

- 次に、黄色いエラーチェックアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「数値に変換する」を選択します。

- 最後に、すべての先頭のゼロが消えたことを確認できます。

3. ユーザー定義の表示形式を変更して先頭の0を消す
続いて、先頭のゼロを削除する別の方法を紹介します。データセットによっては、ユーザー定義の表示形式が使われていることがあります。たとえば、値にかかわらず各セルが一定の桁数で表示されるような設定です。このような場合は、表示形式を「標準」に変更するだけで、先頭のゼロを簡単に削除できます。
手順:
- まず、データ範囲全体(B5:B11)を選択します。

- 次に、ホームタブの「数値」グループに移動します。デフォルトでは「特殊」の表示形式が選択されています。

- ドロップダウンから「標準」を選択します。

- 最終的な出力結果は以下の通りです。

4. 「形式を選択して貼り付け」で先頭の0を削除する
「形式を選択して貼り付け」機能を使っても、先頭のゼロを削除できます。Excelのセルの既定の数値形式は「標準」であり、この性質を利用した方法です。この方法は、「ユーザー定義」の表示形式が適用された数値にも、文字列に変換された数値にも有効です。ここでは、両方の形式の値が混在するデータセットを想定します。

手順:
- まず、空のセルを選択してコピーします。

- 次に、データ範囲(B5:B13)を選択し、右クリックして「形式を選択して貼り付け」を選びます。

- 「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが表示されるので、「演算」グループの「加算」を選択して「OK」をクリックします。

- 最終的な出力結果は以下の通りです。

5. VALUE関数で先頭の0を削除する
ここまではExcelの機能を使う方法を紹介しましたが、次はVALUE関数のようなExcel関数を使って先頭のゼロを削除する方法を解説します。VALUE関数は、数値を表す文字列を数値に変換する関数です。方法4と同様に、この数式も「ユーザー定義」の表示形式と文字列に変換された数値の両方に対応しています。
手順:
- セルC5に以下の数式を入力します。
=VALUE(B5)
- 最終的な出力結果は以下の通りです。フィルハンドル(+)ツールを使って、残りのセルにも数式をコピーしましょう。

6. 関数の組み合わせで文字列中の先頭の0を削除する
ここまでは、セルに数字だけが含まれる場合のゼロの削除方法を説明してきました。しかし、セルに文字と数字が混在している場合もあります。そのようなシナリオでは、複数のExcel関数を組み合わせることで先頭のゼロを削除できます。たとえば、この方法ではRIGHT、LEN、FIND、LEFT、SUBSTITUTE関数を組み合わせて先頭のゼロを削除します。
手順:
- まず、セルC5に以下の数式を入力します。
=RIGHT(B5,LEN(B5)-FIND(LEFT(SUBSTITUTE(B5,"0",""),1),B5)+1)
- 上記の数式による出力結果は以下の通りです。

数式の解説:
➤ SUBSTITUTE(B5,"0","")
ここでは、SUBSTITUTE関数がゼロを空白("")に置き換えます。結果は「ABCD」となります。
➤ LEFT(SUBSTITUTE(B5,"0",""),1)
ここでは、LEFT関数が文字列の左端の文字を抽出します。結果は「A」です。
➤ FIND(LEFT(SUBSTITUTE(B5,"0",""),1),B5)
次に、FIND関数がLEFT関数で求めた左端の文字の位置を検索します。この部分の結果は「3」です。
続いて、FIND関数の結果に1を加えることで、文字列全体の長さを取得します。そして、LEN関数で求めた文字数からFIND関数の結果を差し引きます。
➤ RIGHT(B5,LEN(B5)-FIND(LEFT(SUBSTITUTE(B5,"0",""),1),B5)+1)
最後に、RIGHT関数が先頭のゼロを除いた文字列全体を抽出します。
7. VBAで先頭の0を削除する
VBAを使っても先頭のゼロを削除できます。この方法の手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、データ範囲全体(B5:B13)を選択します。

- 次に、対象のシート名タブを右クリックし、「コードの表示」を選択します。

- コードモジュールが表示されるので、そこに以下のコードを記述します。
Sub RemoveZero()
Dim Range As Range
Dim WorkRange As Range
On Error Resume Next
xTitleId = "Excel"
Set WorkRange = Application.Selection
Set WorkRange = Application.InputBox("Range", xTitleId, WorkRange.Address, Type:=8)
WorkRange.NumberFormat = "General"
WorkRange.Value = WorkRange.Value
End Sub
- その後、コードを実行(Run)します。

- 最後に、データセット(B5:B11)からすべての先頭のゼロが削除されました。

まとめ
この記事では、Excelからゼロを削除するさまざまな方法を詳しく解説しました。これらの方法と説明が、皆さんの問題解決の一助となれば幸いです。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
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