Excelでハイパーリンクをすべて削除する5つの方法【テキストはそのまま残す】
Excelでは、URLを入力すると自動的にハイパーリンクへ変換されます。便利な機能ですが、必ずしも望ましいとは限りません。誤ってハイパーリンク付きのセルをクリックすると、意図せずWebサイトが開いてしまうこともあります。そこで「テキストは残したまま、ハイパーリンクだけを削除したい」というニーズが生まれます。本記事では、Excelの文字列を保持しながら、すべてのハイパーリンクを削除する基本的な方法を5つご紹介します。
練習用ワークブックについて
以下の手順は、実際にハイパーリンクが設定されたサンプルデータを使って確認できます。ご自身のブックでも同じ流れで試してみてください。
Excelですべてのハイパーリンクを削除する5つの方法
ここでは、誰でも簡単に実践できる5つの方法を順番に解説します。複数のハイパーリンクを含むデータセットを例に進めていきます。
方法1:右クリックメニューの「ハイパーリンクの削除」を使う
Excelには、ハイパーリンクを削除するための標準機能が最初から備わっています。最もシンプルな方法なので、まずはこちらから試しましょう。
ステップ1: ハイパーリンクが含まれるセル、またはセル範囲を選択します。

ステップ2: 選択したセル上で右クリックし、メニューの下部にある「ハイパーリンクの削除」をクリックします。

これで、すべてのハイパーリンクが通常のテキストに変換されます。

方法2:「形式を選択して貼り付け」コマンドを使う
Excel 2007より前のバージョンには、方法1の標準オプションが用意されていません。それでも心配はいりません。「形式を選択して貼り付け」を使えば、古いバージョンでも簡単にハイパーリンクを一括削除できます。
ステップ1: まず空のセルを選択し、数値「1」を入力してそのセルをコピーします。

ステップ2: 次に、ハイパーリンクが含まれるセル範囲を選択して右クリックし、「形式を選択して貼り付け」を選びます。

ステップ3: ダイアログボックスが表示されたら、「演算」セクションから「乗算」を選択し、「OK」をクリックします。

これでハイパーリンクが削除されます。

方法3:「テキストのみ保持」オプションを使う
コピーしたURLを、ハイパーリンクなしのプレーンなテキストとして貼り付けたい場合に有効な方法です。
ステップ1: まず対象サイトのURLをコピーします。ここではAmazonのURLをコピーした例で説明します。

ステップ2: 次に、テキストを貼り付けたい空のセルを選択して右クリックし、「貼り付け」オプションから「テキストのみ保持」を選択します。これでURLの文字列だけがセルに入力されます。

方法4:自動ハイパーリンク機能をオフにする
既存のハイパーリンクを削除するだけでなく、「そもそも自動変換させない」設定に変更することもできます。URLを頻繁に入力する方におすすめの方法です。
ステップ1: Excelで「ファイル」>「オプション」を開きます。「Excelのオプション」画面が表示されたら、「文章校正」>「オートコレクトのオプション」を選択します。

ステップ2: 「オートコレクト」ダイアログが表示されるので、「入力オートフォーマット」タブを開きます。

ステップ3: 「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。以降、Excelがセルに自動的にハイパーリンクを設定することはなくなります。

方法5:マクロ(VBA)を設定してハイパーリンクを削除する
Excelのマクロは、一連の操作を記録・実行できる仕組みです。VBA(Visual Basic for Applications)のコードを使えば、シート内のハイパーリンクをワンクリックでまとめて削除できます。大量のリンクを扱う場合に特に便利です。
ステップ1: 「Alt + F11」キーを押して、VBE(Visual Basic Editor)を開きます。
ステップ2: VBAプロジェクトパネルから「ThisWorkbook」または対象のワークシートを選択します。

ステップ3: コードウィンドウに以下のコードを入力します。
Sub mhRemoveAllHyperlink()
ActiveSheet.Hyperlinks.Delete
End Sub

ステップ4: エディター上部の「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。ワークシート内のすべてのハイパーリンクが削除されます。
ステップ5: 別の実行方法もあります。VBAウィンドウを閉じてワークシートに戻り、「Alt + F8」キーを押してマクロダイアログを開きます。リストから「ThisWorkbook.mhRemoveAllHyperlink」を選択して「実行」をクリックしてください。

これで、ワークシートからすべてのハイパーリンクがきれいに削除されました。

まとめ
シートにハイパーリンクが残っていると、誤クリックによる意図しないページ移動など、作業の妨げになることがあります。テキストはそのまま活かしながらリンクだけを取り除きたい場面は多いものです。本記事では、右クリックメニュー、形式を選択して貼り付け、テキストのみ保持、オプション設定、VBAマクロといった5つの方法を紹介しました。状況やExcelのバージョンに合わせて、最適な方法をお選びください。操作中に問題が発生した場合や、改善のご提案があれば、ぜひコメントでお知らせください。
関連記事
- Excelでメールリンクを削除する7つの方法
- Excelの非表示リンクを削除する5つの簡単な方法
- Excelで外部リンクを削除する方法
-
Excelですべての列を1ページに収める5つの簡単な方法
Excelで大きなデータセットを扱っていると、印刷やプレビューの際に表が2ページに分かれてしまうことがあります。これは日常業務でよくある悩みの一つです。本記事では、すべての列を1ページに収めるための5つの方法を詳しく解説します。ぜひ練習用ファイルをダウンロードしながら、実際に手を動かして試してみてください。 Excelですべての列を1ページに収める5つの方法 ここでは、21名の従業員に関するサンプルデータを使用します。B列に社員ID、C列に氏名、D列に性別、E列に居住地域、F列に家族人数、G列に総収入、H列に総支出が入力されており、データ範囲はB4:H25です。 この状態で改ページプレビューを
-
Excelで壊れたリンクを削除する3つの簡単な方法
Microsoft Excelは非常に強力なソフトウェアです。Excelのツールや機能を活用すれば、データセットに対してさまざまな操作を行うことができます。数式の作成に役立つExcel関数も多数用意されており、教育機関や企業では貴重なデータの管理にExcelファイルが広く活用されています。場合によっては、複数のExcelファイルをリンクさせて、異なるソースからデータを取り込むこともあるでしょう。しかし、リンクはさまざまな理由で切れてしまうことがあり、その結果、作業中のワークシートにエラーが発生します。そこで必要になるのが、壊れたリンクの削除です。この記事では、Excelで壊れたリンクを削除する