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Office 365 米国政府版(U.S. Government)の機能・料金プランを徹底解説

クラウドアプリケーションはコスト効率と使いやすさの面で大きなメリットを持つ一方、近年相次ぐセキュリティ侵害の報道により、クラウド技術の導入に慎重な姿勢を見せる組織も少なくありません。こうした政府機関ならではのセキュリティへの懸念に応えるべく、マイクロソフトが提供しているのが「Office 365 U.S. Government」です。同製品は、コスト・セキュリティ・生産性というトレードオフの課題に対する有効なソリューションとして、クラウド移行を検討する組織から支持を集めています。

Office 365 U.S. Government とは

Office 365 米国政府版(U.S. Government)の機能・料金プランを徹底解説

クラウド技術を利用する上で最も重要な関心事項は、やはりセキュリティです。2014年には10億件を超えるレコードが漏えいする大規模な情報流出事件が発生し、Yahoo!の大規模データ漏えいなども重なったことで、IT環境のクラウド移行をためらう大きな要因となってきました。他にもセキュリティ対策ソリューションは存在しますが、セキュリティを強化すればするほど生産性とのバランスを崩しがちです。Office 365 U.S. Government は、セキュリティと生産性を両立させながら、より低いコストでの運用を実現することを最大の強みとしています。

Office 365 U.S. Government を活用する5つのメリット

Office 365 U.S. Government が提供する主なメリットは以下の通りです。

  1. 柔軟なカスタマイズ性:管理者にデフォルトで全権限が付与されない点が特長です。ユーザー自身が、自分のデバイスやクラウド上のアプリケーションに対して他者へ付与するアクセス権限のレベルを細かく決定できます。
  2. 徹底した法令遵守(コンプライアンス):必要とされる規則・規制・プロトコルのほぼすべてに準拠しており、グローバルなセキュリティ基準に適合し続けるために、セキュリティ機能が継続的に更新されます。これはセキュリティ製品として提供可能な最大限の安心材料といえるでしょう。
  3. サポート担当者からのアクセス保護:ITユーザーにとって、自分のアクセス権をサポート担当者を含む全員から守りたいというのは共通の懸念です。Microsoftエンジニアの支援が必要となる極めて稀なケースであっても、必ずユーザーの同意を得た上で実施されます。
  4. モバイル環境での安全性:モバイルデバイス上のデータを保護する追加機能として、端末の紛失・盗難時に、遠隔操作でデータを消去できるリモートワイプ機能を備えています。
  5. 強力な暗号化とポリシー管理:エンドツーエンドの暗号化に加えて、「会社が管理するデバイスからのみメールやアプリへのアクセスを許可する」といったカスタムセキュリティポリシーを作成できます。

さらに注目すべきは、Office 365 U.S. Government では自社製品の脆弱性を自ら発見するために、あえて自らのセキュリティを攻撃するテストを実施している点です。これは「Assumed Breach(侵害を前提とした防御)」戦略と呼ばれる、極めて先進的なセキュリティアプローチです。

Office 365 U.S. Government の購入方法

クラウド技術への移行を決めたら、Office 365 U.S. Government の公式サイトから直接購入できます。無料トライアルも用意されており、専用フォームに必要事項を入力するだけで、Microsoft Cloud for Government Office 365 U.S. Government トライアルを申し込めます。

Office 365 U.S. Government の料金プランと機能比較表

連邦政府および州政府レベルのユーザー向けの具体的な料金は公表されていませんが、トライアル申請の際に問い合わせることが可能です。

提供されるプランは「Exchange Online U.S. Government Plan 1」「Exchange Online U.S. Government Plan 2」「Office 365 U.S. Government E1」「Office 365 U.S. Government E3」「Office 365 U.S. Government E4」の5種類です。このうちE3とE4にはOfficeアプリケーションがプレインストールされています。各プランの詳細な機能比較は以下の表をご覧ください。

利用できる機能 Exchange Online
U.S. Government Plan 1
Exchange Online
U.S. Government Plan 2
Office 365
U.S. Government E1
Office 365
U.S. Government E3
Office 365
U.S. Government E4
完全インストール版Officeアプリケーション
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、OneNoteを1ユーザーにつき最大5台のPC/Macにインストール可能(PC/Mac向け最新のOffice 2016アプリを含む)
× × × ○(Accessを含む) ○(Accessを含む)
タブレット・スマートフォン向けOffice
最大5台のタブレットと5台のスマートフォンで完全インストール版のOffice体験
× × ×
オンライン版Office
Word、Excel、PowerPointなどのWeb版
添付ファイルの表示のみ 添付ファイルの表示のみ
ファイルストレージと共有
1ユーザーにつき1TBのストレージ
× ×
ビジネスクラスのメール・カレンダー・連絡先
50GBの受信トレイ
無制限のオンライン会議・IM・HDビデオ会議
Skype for Businessアプリを含む
× ×
チーム向けイントラネットサイト
カスタマイズ可能なセキュリティ設定
× ×
企業内ソーシャルネットワーク
部門や拠点を越えた従業員のコラボレーションを支援
× ×
パーソナライズされた検索・検出
Office GraphによるOffice 365全体の横断検索
× ×
アプリのエンタープライズ管理
グループポリシー、テレメトリ、共有コンピューターのライセンス認証
× × ×
セルフサービスBI
Excelによるデータの発見・分析・視覚化
× × ×
コンプライアンスと情報保護
メールとファイルの訴訟ホールド、権限管理、データ損失防止
× ×
eDiscoveryセンター
コンプライアンスを支援するツール群
× × ×
ボイスメール
自動応答機能付きホスト型ボイスメール
× × ×
統合コミュニケーション
PCからの通話や、Skype for Business Server 2015のエンタープライズ通話機能によるPBX電話システムの強化・置き換え
× × × ×
最大ユーザー数 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限

※○=対応、×=非対応

オンラインセキュリティに関心をお持ちの方は、マイクロソフトが公開している電子書籍「The Modern Workplace Watchdog」をダウンロードしてみてください。Office 365 U.S. Government がどのようにデータの安全確保とチームの生産性向上を両立させるかに焦点を当てた内容となっています。

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