Office
 Computer >> コンピューター >  >> ソフトウェア >> Office

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

多くの方がMicrosoft Excelを予算計算や足し算・引き算などに活用していることでしょう。マクロを使えば作業を自動化できることもご存じの通りです。Excelは私たちにとって身近な存在であり、今さら説明は不要でしょう。

しかし、日々何気なく使っているあの小さなボックス——シート左上、リボンの下にある「名前ボックス」について、その本当の使い方を知っている人は意外と少ないのです。多くの人は「アクティブセルの参照を表示するだけの箱」と思っていますが、実はさまざまな便利機能が詰まっています。

この記事では、Excelの名前ボックスを最大限に活用するための実用的なテクニックを詳しく解説します。

Excelで名前ボックスを使う方法

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

名前ボックスの主な活用術

以下に紹介するテクニックを覚えておけば、日常のExcel作業がぐっと効率化されます。ひとつずつ見ていきましょう。

1. 特定のセルへ素早く移動する

特定のセルにジャンプしたいときは、そのセル番地を名前ボックスに入力するだけです。例えばD10に移動したい場合は、名前ボックスに「D10」と入力すれば、そのセルがすぐにアクティブになります。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

2. 特定の範囲を選択して移動する

特定のセル範囲を選択して移動したい場合も、名前ボックスが役立ちます。例えばC8からE13までを選択したいなら、「C8:E13」と入力してEnterキーを押します。たとえ現在Q10など別の場所にいても、指定した範囲が一瞬で選択されます。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

3. アクティブセルから特定の範囲を選択する

アクティブセルがB6の状態で、名前ボックスに「C10」と入力し、キーボードのShiftキーを押しながらEnterを押すと、B6:C10の範囲が選択されます。
一方、Ctrlキーを押しながらEnterを押すと、範囲ではなくB6とC10の2つのセルだけが選択されます。この違いをぜひ確認してみてください。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

4. 複数の離れたセルを選択する

名前ボックスに「B4,E7,G8」と入力してEnterを押すと、離れた3つのセルがすべて同時に選択されます。「A10,B17,E5」などでも試してみてください。ポイントは、カンマの前後にスペースを入れないことです。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

5. 複数の特定範囲を選択する

名前ボックスに「B4:C7,E4:G7」と入力してEnterを押すと、B4〜C7とE4〜G7という2つの範囲が同時に選択されます。コロン(範囲指定)とカンマ(複数指定)の使い分けに注目しましょう。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

6. 列全体を選択する

名前ボックスに「B:B」と入力してEnterを押すと、B列全体が選択されます。「B:E」と入力すれば、B列からE列までがすべて完全に選択されます。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

7. 行全体を選択する

名前ボックスに「3:3」と入力すると3行目全体が、「3:6」と入力すると3行目から6行目までが選択されます。覚えておきたいのは、アルファベットは列、数字は行を表すというルールです。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

8. 複数の行全体を選択する

先ほどの複数範囲選択と同じ要領で、複数の行もまとめて選択できます。名前ボックスに「2:6,10:14」と入力してEnterを押すと、2〜6行目と10〜14行目が同時に選択されます。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

9. 行と列を同時に選択する

名前ボックスに「G:G,7:7」と入力してEnterを押すと、G列全体と7行目全体が同時に選択されます。同じように「C:E,6:8」と入力すれば、C列〜E列と6行目〜8行目が一緒に選択されます。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

10. 行と列の交差部分を選択する

これはテクニック2と似た結果になりますが、今回は指定した行と列の交差領域を基準に範囲を特定します。例えば、名前ボックスに「C:E 8:13」と入力してEnterを押すと、C8からE13までが選択されます。Eと8の間にあるスペースに注目してください。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

交差領域の仕組みはこうです。指定した列範囲の最初の列「C」と、行範囲の最初の行「8」が交わる点が交差領域の最初のセル「C8」になります。他のセルも同様の考え方で求められます。

11. ワークシート全体を選択する

名前ボックスに「A:XFD」と入力してEnterを押すと、ワークシート全体が選択されます(XFDはExcelの最終列です)。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

12. 選択済みの範囲に別の範囲を追加する

まずワークシート上でA2:D4などの範囲を選択しておきます。次に名前ボックスに「E8:H12」と入力し、キーボードのCtrlキーを押しながらEnterを押すと、A2〜D4とE8〜H12の2つの範囲が同時に選択された状態になります。Shiftキーで試すとどうなるか、ぜひ確かめてみてください。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

13. アクティブセルの行・列全体を選択する

ワークシート上の任意のセルを選択した状態で、名前ボックスに「C」と入力してEnterを押すと、そのアクティブセルの列全体が選択されます。行全体を選択したい場合は「R」と入力してEnterを押します。名前ボックスの便利さを実感できるテクニックの一つですね。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

14. 選択範囲を解除してアクティブセルに戻る

ワークシート上で範囲を選択した後、名前ボックスに「RC」と入力してEnterを押すと、選択が解除されて元のアクティブセルに戻ります。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

15. 選択範囲に名前を付ける

これが名前ボックスの本領発揮ともいえる機能です。ワークシート上で範囲を選択し、名前ボックスに任意の名前を入力してEnterを押すと、その範囲に名前を付けることができます。以降は数式の中で、セル範囲の代わりにこの名前を使えるようになり、作業が格段に楽になります。

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

後で同じ範囲を選択したいときも、名前ボックスのドロップダウンから名前を選ぶだけでOKです。ただし、名前にスペースを含めることはできないので注意しましょう。

まとめ

以上が、Excelの名前ボックスを最大限に活用するためのテクニック集でした。どれも今日からすぐ使えるものばかりです。まずはよく使う操作から試して、自分の作業スタイルに取り入れてみてください。ここで紹介した以外にも応用方法はたくさんあるので、いろいろ試行錯誤してみるのも楽しいでしょう。

こちらの記事もおすすめ:

  1. Excelで数値の平方根を計算する方法
  2. Excelで数式を非表示にする方法

Excelの「名前ボックス」を使いこなそう!知っておきたい便利テクニック15選

  1. ExcelのFIXED関数の使い方を徹底解説!数値を指定桁数のテキストに変換する方法

    ExcelのFIXED関数とは? FIXED関数は、Microsoft Excelに標準搭載されている文字列(テキスト)関数の一つです。数値を指定した小数点以下の桁数で四捨五入し、テキスト形式に変換して返します。レポートや帳票など、表示形式を整えた数値を文字列として扱いたい場合に便利な関数です。 FIXED関数の書式と引数 FIXED関数の書式は =FIXED(数値, [小数点以下の桁数], [桁区切り]) です。各引数の意味は以下のとおりです。 数値(Number):四捨五入してテキストに変換したい数値を指定します。この引数は必須です。 小数点以下の桁数(Decimals):小数点の右側に

  2. ExcelのRANDBETWEEN関数の使い方|指定した範囲内の乱数を簡単に生成する3つの方法

    Microsoft ExcelのRANDBETWEEN(ランドビトウィーン)関数は、数学/三角関数に分類される関数の一つで、指定した2つの数値の間からランダムな整数を返します。サイコロの目のような1〜6の乱数を作りたいときや、くじ引きの番号、テストデータなどを自動生成したい場合にとても便利です。 この記事では、RANDBETWEEN関数の書式と、セルへの直接入力、「関数の挿入」ダイアログボックス、「数式」タブを使った3つの方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。 RANDBETWEEN関数の書式 RANDBETWEEN関数の書式は以下の通りです。 =RANDBETWEEN(最小値, 最大