サービスとしてのMicrosoft Office(Office as a Service)とは?無料版の使い方とメリットを徹底解説
Microsoftは、自社の優れた製品の多くをクラウド経由で提供しています。AzureやOffice 365といった特定のサービスの話ではなく、本記事では「Office as a Service(サービスとしてのOffice)」、すなわちSaaSモデルのもとでスタンドアロン型ソフトウェアではなくクラウドサービスとして提供されるOfficeの仕組みと、エンドユーザーにとってのメリットを解説します。料金にも触れますが、記事の主眼は無料で使えるOffice as a Serviceです。それでは始めましょう!
サービスとしてのMicrosoft Office(Office as a Service)

クラウド上のMicrosoft Officeは「Office 365」という名称で提供されています。利用規模や用途に応じて多数のプランが用意されており、ビジネス向け、家庭向け、個人向け、そして無料版が存在します。無料版を除くすべてのプランでは、Microsoft Officeの全コンポーネントをローカル環境にインストールできます。一方、無料版は「Office Web Apps」を採用しており、リアルタイムでの作業や共同編集に十分な機能を備えています。
料金はパーソナル版が月額6.99ドルから、家庭向け版は月額9.99ドルとなっています。両者の違いは、パーソナル版が1台のPCへのインストールのみを許可するのに対し、家庭向け版は5ライセンスを提供する点です。本記事では有料版には踏み込みませんが、気になる方は公式サイトで各プランを比較してみてください。
Office as a Serviceに含まれるもの
無料版のMicrosoft OfficeはOffice.comからアクセスできます。ダウンロードやインストールは一切不要で、アカウントにログインするだけで複数のアプリをすぐに使い始められます。作業したデータはすべてOneDriveに保存されます。
注意:office.comの利用にはMicrosoftアカウントが必要です。まだお持ちでない場合(Hotmail、Live、Outlookなど)、Outlook.comで無料作成できます。
現時点で、Microsoft Office as a Serviceには以下が含まれています。
- Word Online
- Excel Online
- OneNote Online
- PowerPoint Online
- Outlook(メール)
- People(連絡先)
- カレンダー
- OneDrive
Wordでは文書の閲覧・作成・編集が可能で、同様にExcelは表計算、PowerPointはプレゼンテーション作成に活用できます。カレンダーにはデフォルトで3種類が用意されています。1つ目は自分の予定やアポイントメント管理用、2つ目は知人の誕生日カレンダー、3つ目は祝日カレンダーです。これらは統合して表示することも、個別に切り替えて表示することも自由に選べます。もちろん、カレンダーを新たに追加することも可能です。
Office as a Serviceのメリット
有料サブスクリプションに加入すれば、最新バージョンのMicrosoft OfficeをローカルPCにインストールするライセンスが付与されます。同様に、Office Onlineを利用している間は、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが常に最新バージョンで提供されます。つまり、最新版を購入して手動でアップグレードする手間は一切ありません。これが第一のメリットです。
ローカルにMicrosoft Officeをインストールしなくても、文書・表計算・プレゼンテーション・ノートなどを自由に作成できます。有料版を契約した場合でも、PCへのインストールを避けてオンラインアプリだけを使い続けることも可能です。
Office as a Serviceは、ノートPCはもちろん、タブレットやスマートフォンでも利用できます。ファイルはすべてMicrosoftアカウントに紐づいているため、タブレットやスマホにOneDriveアプリをダウンロードしてもよいですし、ブラウザから直接アクセスしてもかまいません。快適に使うなら、無料のOneDriveアプリの導入をおすすめします。Android、iOSなど主要なプラットフォームすべてに対応しており、アプリからなら再サインインの手間なくファイルへスムーズにアクセスできます。
ファイル共有も格段に簡単になります。ファイルをクリックして「共有」を選択し、リンクを発行するだけです。公開リンクや読み取り専用リンクなど、用途に応じたフォルダ・ファイルへのリンクが生成され、メール、SMS、WhatsApp、Facebookなど、任意のメッセージングアプリで送信できます。受け取った側は、編集権限があればプラットフォームやデバイスの種類を問わず閲覧・編集が可能です。必要なのはインターネットに接続されたブラウザだけです。
共同編集はリアルタイムで行われ、他の誰がそのファイルを編集中なのかを確認できます。ファイルはロックされないため、複数人が同時にアクセスして作業を進められます。共有しない限り編集権限はファイル作成者が保持し、共同作業のために権限を付与することも自由自在です。
さらに、既存のファイルをアップロードして、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteで作成したファイルとまったく同じように閲覧・編集・共有することもできます。どうしてもローカル版のMS Wordで編集したい場合も問題ありません。変更内容は自動的にアップロードされ、共同編集者全員と即座に共有されます。通常の利用ではローカルアプリはほぼ不要で、クラウド版に存在しない高度な機能が必要になったときだけ使えば十分でしょう。
以上が、Microsoft Office as a Serviceを利用する際に把握できる主なメリットです。このほかにも、OneDriveアプリを使った複数PC間のファイル同期など、さまざまな利点があります。ご意見があれば、ぜひ下のコメント欄でお聞かせください。
補足:将来的には、Officeソフトウェアが完全にクラウド化され、ローカルインストールが廃止される可能性もあります。ログインするだけで目的のアプリをすぐに起動できるようになるかもしれません。さらに、Microsoftは使うアプリだけに課金する仕組みを提供する可能性もあります。つまり、MS Wordしか使わないユーザーは、ExcelやPowerPointなど他のアプリケーションのためにお金を払う必要がなくなるというわけです。
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