【Excel】スライサーを使ってデータを効率的にフィルタリングする方法
Microsoft Excelの「スライサー(Slicer)」は、リストから値を選択するだけで、データをインタラクティブかつ手軽に絞り込める視覚的なフィルターコントロールです。ピボットテーブルの内容を直感的に可視化し、動的なセグメント化とフィルタリングを適用することで、必要なデータだけを素早く表示できます。さらに検索フィルターを活用すれば、大規模なデータセットから目的のレコードを探す時間も大幅に短縮されます。

スライサーの主な構成要素
- 未選択のフィルターボタン: その項目がフィルターに含まれていないことを示します。
- 選択中のフィルターボタン: その項目がフィルターに含まれていることを示します。
- フィルターのクリアボタン: スライサー内のすべての項目を選択状態にして、フィルターを解除します。
- スライサーヘッダー: スライサー内の項目のカテゴリ名を表示します。
- 枠線の移動・サイズ変更ハンドル: スライサーのサイズや配置位置を自由に変更できます。
- スクロールバー: 表示しきれない項目がある場合に、スクロールして確認できます。
Excelでスライサーを使う手順
- テーブルまたはピボットテーブル内の任意のセルをクリックします。
- リボンの「挿入」タブから「スライサー」を選択します(テーブルの場合は「テーブルデザイン」タブにある「スライサーの挿入」でも可)。
- 「スライサーの挿入」ダイアログボックスで、表示したいフィールドのチェックボックスをオンにします。
- 選択した各フィールドに対して、スライサーが自動的に作成されます。
- スライサーのボタンをクリックすると、そのフィルターがリンク先のテーブルやピボットテーブルに自動的に適用されます。
- 複数の項目を選択したい場合は、Ctrlキーを押しながら目的の項目をクリックします。
- フィルターを解除するには、スライサー右上の「フィルターのクリア」ボタンをクリックします。
1つのスライサーを複数のピボットテーブルに連携させたい場合は、「スライサー」タブ→「レポート接続」をクリックし、接続したいピボットテーブルにチェックを入れて「OK」を選択しましょう。

スライサーへアクセスするキーヒント:Alt + N + SF
スライサーはリボンの「挿入」タブから利用できます。スライサーはレポートフィルターとして機能するため、ピボットテーブル、ピボットグラフ、CUBE関数などに接続してフィルタリングを行い、インタラクティブなレポートを作成することが可能です。
下記の例では、3つの国(地域)ごとのスライサーが用意されています。1つだけ、複数、あるいはすべての国を選択でき、選択した国の数に応じてフィルタリングされたデータが即座に反映されます。

従来のフィルター設定と比べ、Excelのスライサーで項目(タイル)を選択するのは非常に簡単です。クリック1回で完了します。
複数の項目を選択する場合は、Ctrl+クリック、Shift+クリック、またはドラッグ操作を組み合わせてください。
スライサーを活用してレポートを作成すれば、資料のインタラクティブ性が高まり、データのふるい分けにかかる時間を削減し、本来注力すべき分析作業に多くの時間を割けるようになります。さらに、スライサーはExcel ServicesやExcel Web App(Excel for the web)でも動作するため、Webブラウザー上での作業や共有にも対応しています。
本記事がお役に立てば幸いです。

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