Word・Excel・PowerPointでルーラー(定規)の単位を変更する方法
Microsoft Wordでは、段落や表、画像などを正確に配置するために、水平・垂直のルーラー(定規)が活用されます。ルーラーは、自分の書き方に合ったレイアウトを作るだけでなく、文書がどのように印刷されるかを決める上でも重要な役割を果たします。初期設定ではルーラーの単位は「インチ」になっていますが、実は簡単な操作で好みの単位に変更できます。この記事では、Word、Excel、PowerPointのルーラー単位を、インチからセンチメートル(cm)、ミリメートル(mm)、ポイント、パイカへ変更する方法を詳しく解説します。

WordとExcelでルーラーの単位を変更する方法
この方法は、どのバージョンのMicrosoft Officeでも利用可能です。ここではOffice 365環境でのWordを例に、手順をご紹介します。
- Wordを開き、「ファイル」メニューをクリックして「オプション」を選択します。
- 「Wordのオプション」ウィンドウが開いたら、左側のパネルから「詳細設定」セクションを選びます。
- 右側のペインをスクロールし、「表示」セクションを見つけます。
- 「単位」のドロップダウンリストから希望する単位を選択し、「OK」をクリックして完了です。
これで、ルーラーの単位をインチからセンチメートル、ミリメートル、ポイント、パイカに自由に変更できます。それぞれの単位には以下のような特徴があります。
- ポイント: ピクセル相当の細かい指定が必要な場合に便利な単位です。
- パイカ: 主に新聞、雑誌、ニュースレター、広告などのデザインで使われる固定の横方向の寸法を表す単位です。1パイカは1/6インチに相当し、12ポイントで構成されています。
実際の用紙に印刷したときの仕上がりを正確に確認したい場合には、こうした単位が役立ちます。なお、この設定方法はExcelやPowerPointを含むすべてのMicrosoft Officeアプリで共通です。「詳細設定 > 表示」セクションから同じように変更できます。
表示セクションにあるその他のオプション
「表示」セクションには、ルーラーの単位以外にも次の2つの便利なオプションがあります。
- HTML機能に対してピクセルを表示する: HTML関連機能のダイアログボックスにおいて、既定の測定単位としてピクセルを使用します。
- 文字幅の単位で目盛りを表示する: 印刷時のレイアウト調整に役立つ、文字数ベースの測定表示です。
ルーラーの単位を既定の設定に戻したい場合は、同じくOfficeアプリのオプション画面から該当の設定画面を開き、元の単位を選択し直すだけです。
PowerPointでルーラーの単位を変更する方法
PowerPointには、Wordのような直接単位を変更する設定項目がありません。代わりに、Windowsの「地域の設定」に依存する仕組みになっています。やや不便な方法ですが、単位を変更したい場合はWindows側の設定を変更する必要があります。たとえば、計測システムが「メートル法」に設定されているコンピューターではcmが表示され、「米国」に変更するとインチが表示されるようになります。

具体的な手順は以下の通りです。
- コントロールパネル(クラシック表示)を開き、「地域」アイコンをクリックします。
- ウィンドウ下部の「追加の設定」ボタンをクリックすると、形式のカスタマイズ画面が開きます。
- 「計測システム」を「メートル法」から「米国」に変更します。
- PowerPointを一度閉じて、再起動します。
- PowerPointを開き、「表示」タブ>「表示」グループの矢印リンクをクリックして展開すると、設定がインチ単位で表示されます。

同時に、ルーラーの表示にも変化が現れます。「ルーラー」のチェックボックスにチェックを入れると、ルーラーがcmではなくインチ単位で表示されることを確認できます。

本記事の手順が、皆さんの作業のお役に立てば幸いです。
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