Microsoft Outlookのエラー0x80040600「不明なエラーが発生しました」を修正する方法
OutlookのPSTファイルに何らかの破損や損傷が生じると、さまざまな問題が発生することがあります。たとえば、メール、連絡先、タスク、カレンダー、履歴、メモなどのデータにアクセスできなくなるケースです。Outlookで「不明なエラーが発生しました – 0x80040600」というエラーメッセージが表示された場合は、この記事の手順に従って問題を解決しましょう。
Outlookの不明なエラー0x80040600とは
Personal Storage Table(PSTファイル)は、Outlookにおけるデータベースのような存在です。メールメッセージ、連絡先、メモ、予定などの各種データがここに保存されています。しかし、長期間使用しているとPSTファイルに負荷がかかり、破損やデータの欠落が自動的に起こることがあります。これが、エラー0x80040600が表示される主な原因です。
この問題を解決するには、以下の3つのステップを順番に実行します。
- 修復対象となる既定のPSTファイルの場所を確認する
- 受信トレイ修復ツール(ScanPST.exe)を使ってPSTファイルを修復する
- 修復されたアイテムを新しい.pstファイルに復元する
それでは、順番に手順を見ていきましょう。
1. 修復したい既定のPSTファイルの場所を確認する
まず、「コントロールパネル」から「Mail(メール)」を開きます。

「プロファイルの表示」ボタンをクリックし、修復したいOutlookプロファイルを選択します。

次に「プロパティ」をクリックし、「データファイル」を選ぶと、既定のPSTファイルの保存場所を確認できます。
PSTファイルの場所(パス)を必ず控えておいてください。
2. 受信トレイ修復ツール(ScanPST.exe)を実行してPSTファイルを修復する
Microsoft Outlook受信トレイ修復ツール(ScanPST.exe)を起動します。なお、このツールの保存場所は、使用しているOfficeのバージョンによって異なります。筆者の環境では、以下の場所にありました。

C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
受信トレイ修復ツール(ScanPST.exe)は、破損したOutlookのPST・OST個人用データファイルを修復するためのユーティリティで、Microsoftが公式に提供している組み込みツールです。
作業を始める前に、Outlookが起動している場合は必ず終了してください。

受信トレイ修復ツールで、個人用フォルダ(.pst)ファイルのパスとファイル名を入力するか、「参照」ボタンからWindowsのファイルシステムを使って該当ファイルを探し、「開始」をクリックします。
ここで注意すべき点として、受信トレイ修復ツールは検出されたすべての問題を修復できるわけではありません。完全に削除されたアイテムや、損傷が深刻すぎるアイテムは、復元できない場合があります。
また、修復中には、個人用フォルダ(.pst)ファイルを完全に修復するために、このツールを複数回実行する必要があることもあります。
3. 修復されたアイテムを新しい.pstファイルに復元する
受信トレイ修復ツールの実行が完了したら、Outlookを起動して修復されたアイテムを復元できます。必要に応じて、バックアップされた個人用フォルダから追加の修復済みアイテムを復元することも可能です。
まず、プロファイルに新しい個人用フォルダ(.pst)ファイルを作成し、その後、復元したアイテムを新しい個人用フォルダ(.pst)ファイルへ移動します。Outlookを起動し、複数のプロファイルがある場合は、修復しようとした個人用フォルダ(.pst)ファイルを含むプロファイルを選択してください。
CTRL+6キーを押して「フォルダ一覧」表示を切り替えます。
その下に、以下の復元されたフォルダが表示されるはずです。
復元された個人用フォルダ:
- 予定表(Calendar)
- 連絡先(Contacts)
- 削除済みアイテム(Deleted Items)
- 受信トレイ(Inbox)
- 履歴(Journal)
- メモ(Notes)
- 送信トレイ(Outbox)
- 送信済みアイテム(Sent Items)
- タスク(Tasks)
ただし、これらのフォルダは再構築された.pstファイルを表しているため、空になっている場合があります。また、「Lost and Found(失われたファイルを検索)」というフォルダも表示されるはずです。このフォルダには、受信トレイ修復ツールによって復元されたフォルダやアイテムが格納されています。「Lost and Found」フォルダに見つからないアイテムは、修復が不可能な可能性があります。
次に、プロファイル内に新しい個人用フォルダ(.pst)ファイルを作成します。
「Microsoft Outlook」を開き、リボンの「ファイル」タブをクリックして、「情報」メニューに切り替えます。
次に「アカウント設定」をクリックし、表示されたメニューから再度「アカウント設定」を選択します。
「データファイル」タブに切り替えます。
「追加」をクリックすると、「Outlookデータファイルを作成または開く」ダイアログボックスが表示されます。

新しいOutlookデータ(.pst)ファイルの名前を入力し、「OK」をクリックします。
これで、プロファイルに新しいOutlookデータ(.pst)ファイルが作成されました。
なお、上記の手順は、使用しているOutlookのバージョンによって多少異なる場合がありますのでご注意ください。
その他の問題でお困りの場合は、Microsoft Outlookのトラブルシューティングに関する記事もぜひご覧ください。
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