Outlookエラー0x8004060cを解消!送受信できなくなったときの対処法5選
Microsoft Outlookでエラーコード0x8004060cが表示され、Outlookクライアントからメールの送受信がまったくできなくなることがあります。原因はPSTファイルです。PSTファイルのサイズが、OfficeやOutlookが処理できる上限を超えてしまったために発生します。PSTファイルの最大容量は20GBです。同じPSTファイルを共有するメールアカウントを多数設定している場合にも、このエラーが発生しやすくなります。この記事では、送受信操作中に発生するOutlookエラー0x8004060cの解決方法を順番に解説します。
送受信操作中に発生するOutlookエラー0x8004060cとは
PSTファイルの容量が上限に達すると、[送受信]ボタンをクリックしたタイミングや、自動同期の際に次のようなエラーメッセージが表示されます。
タスク 'xxx@example.com – 受信' はエラー (0x8004060C) を報告しました: 'メッセージストアが最大サイズに達しました。このメッセージストア内のデータ量を減らすには、不要になったアイテムを選択し、完全に削除してください(SHIFT + DEL)。'
試すことができる対策は、以下の5つです。
- 不要なメールを削除する
- メールボックスのクリーンアップツールを実行する
- 古いアイテムを別のPSTファイルへ移動する
- Outlookデータファイルを最適化(圧縮)する
- Outlook PSTファイルの最大サイズを変更する
なお、このエラーは主にPSTファイルを使用するアカウントに関係します。Outlook.com、Live、Gmailなどクラウド型のアカウントでは、メールデータがサーバー側で管理されるため、この問題は比較的発生しにくい傾向があります。
1. 不要なメールを削除する
まずは、容量を圧迫している不要なメールを見つけ出して削除しましょう。
- Outlookを開き、[表示]タブに切り替えます
- [並べ替え]をクリックし、[添付ファイル]を選択します
添付ファイル付きのメールが一覧で確認できるので、不要なメールを絞り込んで削除していきます。
2. メールボックスのクリーンアップツールを実行する

メールボックスのクリーンアップはOutlookに組み込まれたツールで、大容量のメールを簡単に特定できます。[ファイル] > [情報] > [メールボックスの設定] > [ツール] > [メールボックスのクリーンアップ]の順にクリックします。
ここでは、メールボックスのサイズを個別に確認したり、古いメールを検索したり、削除済みアイテムフォルダを空にしたり、メールボックス内のアイテムの重複バージョンを一括削除したりできます。
3. 古いアイテムを別のPSTファイルへ移動する
同じ画面には「古いアイテムのクリーンアップ」というツールもあります。このツールを使うと、古いアイテムをOutlookデータファイル(PST)へまとめて移動できます。余分なメールを別のPSTファイルに退避させることで、現在のPSTファイルに余裕を持たせることができます。

[ツール] > [古いアイテムのクリーンアップ] の順にクリックし、アーカイブしたいフォルダを選択して基準日を設定し、アーカイブファイル(Archive PST)の保存先を指定します。
4. Outlookデータファイルを最適化する
Outlookには、PSTファイルを圧縮(最適化)してサイズを縮小する機能があります。メールを削除すると、バックグラウンド処理によってPSTファイルのサイズも自動的に調整されます。手動で実行することも可能ですが、オフラインOutlookデータファイル(.ost)は圧縮できない点に注意してください。

- [ファイル] > [情報] > [ツール] > [削除済みアイテムフォルダを空にする]を実行します。
- 続いて、[ファイル] > [情報] > [アカウント設定]を開きます。アカウント設定ウィンドウが表示されます。
- [データファイル]タブに切り替え、圧縮したいデータファイルを選択して[設定]をクリックします。
- [詳細設定]タブ > [Outlookデータファイルの設定]を開きます。
- [Outlookデータファイルの設定]ダイアログで[今すぐ最適化]をクリックします。
- [OK]をクリックすると、PSTファイルの圧縮処理が開始されます。
処理が完了したら、Outlookエラー0x8004060cによる送受信の問題が解決したかどうかを必ず確認してください。
5. Outlook PSTファイルの最大サイズを変更する

Microsoftには理由があってこの上限を設けていますが、レジストリを編集することで変更可能です。別のPSTファイルへの移動が難しい場合は、この方法で上限を引き上げるのがおすすめです。
Outlook 2016、2019、365の場合、設定場所は以下のレジストリキーです。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\PST
別のバージョンをお使いの場合は、「16」をお使いのバージョンの番号に置き換えてください。例: Outlook 2013なら15.0、Outlook 2010なら14.0。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\PST を開きます
- 右側のペインを右クリックし、2つのDWORD値を作成します
- MaxLargeFileSize – PSTファイルの最大ファイルサイズ
- WarnLargeFileSize – PSTファイルのサイズが一定の上限に達したときに警告を表示するサイズ
- 値はMB単位で入力します。最大上限を50GB(5120MB)より大きくしたい場合は、80GB(8192MB)などそれ以上の値を設定します
- WarnLargeFileSizeには、MaxLargeFileSizeに設定した値の95%を入力します
レジストリの編集を行う前に、必ずバックアップを作成しておくことをおすすめします。これらの手順がわかりやすく、Outlookでメールの送受信が正常に行えるようになっていれば幸いです。
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