ExcelでGPA(成績平均点)を計算する方法|VLOOKUP関数を使った手順を解説
GPA(Grade Point Average/成績平均点)は、欧米諸国、特にアメリカの多くの大学において、学生の平均的な学業成績を評価するために用いられる重要な指標です。企業はGPAを確認することで、通常0~5程度の短いスケール上で学生の総合成績をひと目で把握できます。本記事では、Excelを使ってGPAを計算する方法をステップごとにわかりやすく解説します。
ExcelでGPAを計算する方法
GPAには全国共通の固定スケールが存在せず、大学ごとに基準が異なるのが一般的です。そこで今回は、まずExcel上にスケール表を作成して基準を決め、その表を実際の計算例に活用していきます。
GPAを求めるために必要なパラメータは以下の3つです。
- パーセンテージ(得点率)
- 評定(グレード)
- 評定値(グレード値)
注意:この手順はWindows版のMS Excel向けです。Web版(Excel for the web)では動作しないためご注意ください。
前提となる評定基準
ここでは、以下のような評定プロセスを想定します。
- 0%~39% = F評価(評定値:0)
- 40%~49% = D評価(評定値:1)
- 50%~59% = C評価(評定値:2)
- 60%~79% = B評価(評定値:3)
- 80%以上 = A評価(評定値:4)
GPAの計算式
GPAを求める基本の計算式は次のとおりです。
GPA = 全科目の評定値の合計 ÷ 科目数
これをExcelの数式に置き換えると、以下のようになります。
=<評定値の合計が入ったセル>/<科目数>
具体的なイメージを掴むために、実際の例を使って順番に進めていきましょう。
具体例:ステップバイステップでGPAを求める
手順1:ある学生の各科目のパーセンテージを列A・列Bに入力し、列Cに評定、列Dに評定値を表示させます。下の画像のように配置してください。

手順2:パーセンテージに応じて評定と評定値を判定するための基準表(2つ目の表)を作成します。このとき、パーセンテージは「その評定を取得するために必要な最低ライン」を記入します。1つ目の表と区別できるよう、基準表には罫線を引いておくと見やすくなります。
手順3:最初の評定値を表示させたいセルを1回だけクリックします。ダブルクリックするとテキスト編集モードになってしまうので注意してください。
手順4:リボンの「数式」>「検索/行列」をクリックします。
手順5:関数の一覧から「VLOOKUP」を選択します。「関数の引数」ダイアログボックスが開きます。
手順6:「検索値」フィールドに、パーセンテージが入力されている最初のセルの座標を入力します。
手順7:「範囲」には、参照用として作成した2つ目の基準表を選択します。続いて、各列文字の前後に「$」を付けて絶対参照にします。この例では、範囲は $A$10:$C$15 となります。
手順8:「列番号」には、選択した範囲内で参照したい列の番号を指定します。今回、評定は基準表の2列目にあるため、列番号は「2」と入力します。

手順9:「OK」をクリックします。選択したセルのパーセンテージに対応する評定が表示されます(この例ではC3セル)。
手順10:オートフィル機能を使って、結果をパーセンテージが入力されている最終行までコピーします。まずC3セルの外側を一度クリックしてから、改めてC3セルを選択します。そして、セル右下に表示される小さな四角(フィルハンドル)をドラッグして、数式をC8セルまで引き伸ばします。
手順11:評定値の一覧も同様の手順で求めます。評定との違いは、「列番号」を「3」に設定する点だけです。
手順12:オートSUM機能を使って、D9セルにすべての評定値の合計を計算します。
手順13:H3セルにGPAを表示させるための数式は、次のようになります。
=D9/6
手順14:Enterキーを押せば完了です。

これでGPAの計算は完成です!
手順の途中でわからない点がありましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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