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ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

住宅ローンやその他のローンの利用を検討しているなら、ExcelのPMT関数の使い方をマスターしておくと、実際の返済額がどのくらいになるのかを事前に把握できてとても便利です。

PMTは「Payment(支払い)」の略です。必要な引数をすべて入力すると、定期的に支払うべき返済額が自動的に計算されます。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

PMT関数の仕組みを理解すれば、「毎月◯円ずつ返済した場合、完済までに何年かかるのか」といった試算や、利率の変化が返済額に与える影響も簡単に確認できるようになります。

ExcelのPMT関数の仕組み

PMT関数は、INDEX関数やVLOOKUP関数といった他のExcel関数と比べると、はるかにシンプルな構造をしています。しかし、シンプルだからといって有用性が劣るわけではありません。

ローンの定期返済額を求めるには、PMT関数に以下の引数を指定します。

  • rate(利率):ローンの利率
  • nper(支払回数):ローン期間全体での支払回数の合計
  • pv(現在価値):ローンの元本となる借入額
  • fv(将来価値):ローン完済後に手元に残したい現金。省略可能で、デフォルトは0
  • type(支払期日):支払いを各期間の初めに行う場合は1、期末に行う場合は0。こちらも省略可能

この関数の使い方をつかむには、まず簡単な例から始めるのがおすすめです。

たとえば、銀行から10,000ドルの個人ローンを借りようと考えているとしましょう。4年間(48回払い)で完済したいと思っていますが、審査の結果どの程度の利率が適用されるのかはまだ分かりません。

そこで、利率ごとの返済額を見積もるために、ExcelのPMT関数を活用します。

まず、借入額や支払回数といった固定値を表の上部に入力します。続いて、候補となる利率を1つの列に並べ、その隣に返済額を表示するための空の列を作成しましょう。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

次に、返済額の最初のセルに以下のPMT関数を入力します。

=PMT(B5,B2,B1)

B5は利率のセル、B2は支払回数のセル、B1は借入額(現在価値)のセルです。このあと列をコピーして使うため、B1とB2には下図のように「$」を付けて絶対参照にしておきましょう。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

Enterキーを押すと、その利率における返済額が表示されます。

続いて、Shiftキーを押しながら返済額セルの右下隅にカーソルを合わせます。カーソルの形が変わったらダブルクリックしてください。残りの行にも、それぞれの利率に対応した返済額が自動的に入力されます。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

この結果を見れば、銀行が提示する利率に応じて、このローンの返済額がいくらになるのかがひと目で分かります。

Excelを使う最大のメリットは、借入総額や支払回数のセルを書き換えるだけで、返済額がどう変化するかを即座に確認できる点です。さまざまな条件でシミュレーションしてみてください。

ExcelのPMT関数の応用例

ここからは、もう少し複雑な例を2つ紹介します。

あなたが高額な賞金に当選し、主催者から「一括で受け取るか、年金形式で受け取るか」を選ぶよう求められたと想像してください。選択肢は「10年間・年利5%の年金として合計100万ドルを受け取る」か「今日まとめて75万ドルを受け取る」の2つです。長期的に見て、どちらがお得なのでしょうか?

この判断にもPMT関数が役立ちます。年金形式を選んだ場合、毎年の受取額がいくらになるのかを計算してみましょう。

先ほどと同じ要領で計算できますが、今回の既知の値は以下の通りです。

  • 将来価値(fv):1,000,000ドル
  • 利率(rate):5%
  • 支払回数(nper):10回(10年間で年に1回)
ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

以下の関数を入力します。

=PMT(B2,B3,0,B1,0)

最後の「0」は、支払いが各期間(年)の期末に行われることを意味します。

Enterキーを押すと、年間の受取額は79,504.57ドルであることが分かります。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

次に、今日75万ドルを一括で受け取り、年利3%という控えめな利率の投資に10年間運用した場合、いくらになるのかを確認してみましょう。

一括金額の将来価値を求めるには、FV(Future Value=将来価値)という別のExcel関数を使用します。

FV関数に必要な引数は以下の通りです。

  • 利率:3%
  • 支払回数:10(年)
  • 定期支払額:0(追加の出入金なし)
  • 現在価値:-750,000(預け入れる金額。マイナスで入力)

数式は =FV(B2,B3,B4,B1) となります。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

Enterキーを押すと、今日75万ドル全額を利率3%で運用した場合、10年後には約1,007,937.28ドル、つまり年金の総額100万ドルより7,937.28ドル多い金額になっていることが分かります。

ExcelのPMT関数の使い方を徹底解説!ローン返済額を簡単に計算する方法

つまり、一括で受け取って自分で運用する方が賢明だと言えます。賢く投資すれば、3%を大きく上回るリターンを狙える可能性が高いからです。

まとめ:PMT関数でローン計算をスマートに

住宅ローンや自動車ローンの申し込みはもちろん、家族や知人にお金を貸すかどうか検討するときにも、ExcelのPMT関数は自分の状況に合った適切な条件を見極める強力な味方になります。

次に銀行やディーラーを訪れる前に、まずはExcelでシミュレーションをして準備しておきましょう。利率や返済額の影響を理解していれば、何も知らないまま相手の説明を鵜呑みにするよりも、はるかに有利に話を進められます。

Excelを日常的に使う方は、便利な小ワザやテクニック集もぜひチェックしてみてください。また、PMT関数のユニークな活用法をご存じの方は、ぜひコメント欄で教えてください。

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