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Excelの数式とは?基本の構成要素と作成・使い方をわかりやすく解説

Microsoft Excelの数式(フォーミュラ)は、データに対して計算やさまざまな操作を実行するための機能です。扱える範囲は、足し算・引き算といった基本的な四則演算から、工学系や統計処理などの高度な計算まで多岐にわたります。この記事では、Excelの数式の基本について解説します。

※本記事の内容は、Excel 2019/2016/2013、Microsoft 365版Excel、およびExcel for Macに対応しています。

数式の概要

数式はExcel上で計算を行うためのもので、必ず等号(=)で始まります。数式は、その結果(答え)を表示したいセルに入力します。

数式は、データの値を変えながら計算結果を比較する「What-if(もし〜だったら)」分析にも便利です。一度数式を入力してしまえば、あとは計算対象の数値を書き換えるだけで済みます。普通の電卓のように、その都度「足す」「引く」を入力し直す必要はありません。

数式を構成する要素は、値・定数・セル参照・関数・演算子の5つです。以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。

Excelのワークシートにおける「値」には、テキスト(文字列)、日付、数値、ブール値(TRUE/FALSE)などがあります。どの種類の値になるかは、参照しているデータの種類によって決まります。

定数

定数とは、変化せず、計算の対象にもならない値のことです。円周率(π)のように広く知られた定数もあれば、税率や特定の日付など、めったに変更されない値も定数として数式に使えます。

セル参照

セル参照(A1やH34など)は、ワークシート上のデータの位置を示すものです。セル参照は、列を表す英字と行を表す数字の組み合わせで構成され、表記の際は必ず列の英字が先に来ます(例:A1、F26、W345)。

連続した複数のセルを指定する場合は「範囲」を使い、始点と終点のみを記述します。たとえばA1、A2、A3の3つのセル参照は、A1:A3という範囲指定でまとめて表せます。

ヒント:よく使うセル範囲には名前を付けておくと、数式の中でその名前を入力するだけで呼び出せて便利です。

関数

Excelには、関数と呼ばれる組み込みの数式が多数用意されています。関数を使うと、よく行う作業を簡単に実行できます。たとえば、SUM関数を使えば列や行の数値を簡単に合計でき、VLOOKUP関数を使えば表の中から特定の情報を素早く検索できます。

演算子

演算子とは、数式の中で2つ以上のセル参照や値の関係を定義するための記号のことです。たとえばプラス記号(+)は算術演算子の一種で、「=A2+A3」のような数式で使われます。その他の算術演算子には、引き算のマイナス記号(-)、割り算のスラッシュ(/)、掛け算のアスタリスク(*)があります。

ポイント:1つの数式に複数の演算子が含まれる場合、Excelはあらかじめ決められた「演算の優先順位」に従って、どの計算を先に行うかを判断します。

算術演算子のほかに、比較演算子もあります。比較演算子は数式内の2つの値を比較し、その結果をTRUE(真)またはFALSE(偽)で返します。比較演算子には、等号(=)、より小さい(<)、以下(<=)、より大きい(>)、以上(>=)、等しくない(<>)があります。

AND関数やOR関数は、比較演算子を使う数式の代表例です。

さらに、アンパサンド(&)は連結演算子と呼ばれ、数式内でデータや複数のデータ範囲をつなげるために使われます。次の例を見てください。

{=INDEX(D6:F11, MATCH(D3&E3, D6:D11&E6:E11, 0), 3)}

このように連結演算子は、ExcelのINDEX関数とMATCH関数を組み合わせた検索数式で、複数のデータ範囲を結合する際に活用されます。

簡単な数式を作成する方法

ここでは、他のセルの値を参照する数式を作る手順を紹介します。

  1. セルを選択し、等号(=)を入力します。

  2. 参照したいセルをクリックして選択するか、セル番地を直接入力します。
    Excelの数式とは?基本の構成要素と作成・使い方をわかりやすく解説

  3. 演算子を入力します。ここでは例としてマイナス記号(-)を使用します。

  4. 次のセルを選択するか、セル番地を入力します。
    Excelの数式とは?基本の構成要素と作成・使い方をわかりやすく解説

  5. Enterキー(MacではReturnキー)を押します。数式を入力したセルに計算結果が表示されます。

    ヒント:セルに数式を入力すると、その内容は数式バーにも表示されます。数式を確認したいときは、該当するセルを選択すれば数式バーに表示されます。

組み込み関数を数式で使う方法

  1. 空のセルを選択します。

  2. 等号(=)を入力し、続けて関数名を入力します。ここでは例として、売上合計を求める「=SUM」を使用します。

  3. 開き括弧「(」を入力し、集計したいセル範囲を選択してから、閉じ括弧「)」を入力します。
    Excelの数式とは?基本の構成要素と作成・使い方をわかりやすく解説

  4. Enterキー(MacではReturnキー)を押すと、計算結果が表示されます。

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