【解決】Outlookがwinmail.dat添付ファイルを送信してしまう問題の対処法
Outlookは非常に人気のあるメールクライアントですが、やり取りする相手も同じメールソフトを使っているとは限りません。Outlookからメールを送るたびに、受信者から「見慣れないwinmail.datという添付ファイルが付いてくる」と指摘されたことはありませんか?ご安心ください。これは多くのユーザーが経験しているよくある問題で、きちんとした対策方法があります。
winmail.dat添付ファイルとは?
主要なメールソフトの多くは、メール形式をほぼ同じように扱っています。しかし、OutlookやExchangeから別のメールクライアントを使用している相手にメールを送ると、相手にはwinmail.datという名前の添付ファイルが付いたプレーンテキストのメッセージが届きます。これは、Outlookが独自のメール形式であるリッチテキスト形式(RTF)を使用しており、他のごく一部のメールクライアントでしか解読できないためです。この形式は文字サイズの変更や太字などのテキスト装飾に使われており、その書式設定コマンドのすべてがwinmail.datファイルに格納されます。
しかし、余分な添付ファイルが届くこと自体はそれほど大きな問題ではありません。本当の問題は、Microsoft以外のメールクライアントを使っている受信者が、メール内の本来の添付ファイルにアクセスできなくなるという点です。メッセージに含まれていた添付ファイルはすべて、winmail.datファイルの中に閉じ込められてしまうのです。
Outlookがwinmail.datを送信しないようにする方法
幸い、Outlookがwinmail.dat添付ファイルを送信しないようにする方法は複数あります。以下の各方法は、それぞれ異なるアプローチでwinmail.datの添付を防ぐものです。自分にとって実行しやすい方法を選び、お使いのOutlookのバージョンと互換性のある手順に従ってください。
注意:受信側の立場の場合、winmail.dat添付ファイルを回避する方法は2つしかありません。送信者に以下のいずれかの方法を実行してもらうか、あるいはOutlook・Exchange・Gmailなど、リッチテキスト形式に対応したメールクライアントへ移行するかのどちらかです。
方法1:Outlookの設定で既定のメッセージ形式を変更する(全バージョン対応)
Outlookには、リッチテキスト形式でメッセージを送信しないようにできる便利な設定が用意されています。以下の手順はOutlook 2016およびOutlook 2013に完全対応しています。Outlook 2007をお使いの場合は、各手順内の「注意」を参照して設定場所を確認してください。
- Outlookを開き、左上隅の「ファイル」タブをクリックします。次に「オプション」をクリックします。

注意:Outlook 2007の場合は、「ツール > オプション」を開き、「メール形式」タブを選択します。 - 「メール」タブをクリックして表示し、「この形式でメッセージを作成する」の横にあるドロップダウンメニューを開きます。

- ドロップダウンメニューから「テキスト形式」を選択し、「OK」をクリックして確定します。
注意:Outlook 2007の場合は、追加の手順が必要です。「インターネット形式」ボタンをクリックし、「リッチテキストオプション」の下にある「テキスト形式に変換する」を選択します。
- 以上で完了です。これでOutlookはwinmail.dat添付ファイルを送信しなくなります。
方法2:特定の宛先に対してwinmail.datを送らないようにする(Outlook 2016 / 2013)
この方法はより細かい制御が可能で、リッチテキスト形式(RTF)のメールを受け取れない連絡先を個別に指定できます。ただし、Outlook 2016ではこの操作に大きな制限があり、すでにアドレス帳に登録されているメールアドレスについては送信設定を変更できません。それでは、特定の受信者にwinmail.datが送られないようにする手順を見ていきましょう。
注意:お使いのOutlookのバージョンに合った手順に従ってください。
Outlook 2016の場合:
- その受信者がOutlookの連絡先に登録されていないことを確認します。
- 受信者から届いたメールを開くか、新規メールを作成して相手のメールアドレスを入力します。

- メールアドレスを右クリックし、「Outlookのプロパティ」を選択します。

- 「インターネット形式」の横にあるドロップダウンメニューをクリックし、「テキスト形式のみで送信する」に設定します。「OK」をクリックして確定します。

Outlook 2013の場合:
- 連絡先リストから該当する受信者を開きます。
- メールアドレスをダブルクリックし、「その他のオプション」アイコンをクリックします。表示されたメニューから「Outlookのプロパティ」を選択します。
注意:または、メールアドレスを右クリックして「Outlookのプロパティを開く」をクリックしても同じ操作ができます。 - 「インターネット形式」の横にあるドロップダウンメニューをクリックし、「テキスト形式のみで送信する」に設定します。「OK」をクリックして確定します。

方法3:レジストリエディターを使ってwinmail.datの送信を無効化する(全バージョン対応)
この方法では予期しない不具合が発生する可能性があるため、他に選択肢がない場合を除き、実行はおすすめしません。Outlookの特定のレジストリ値を操作することで、Outlook独自のメール添付を無効化できます。ただし、この操作を行うと、会議出席依頼や投票機能など、同じエンコード方式を使用する他のOutlook機能に影響が出る可能性がある点にご注意ください。準備ができたら、以下の手順に進みましょう。
- Outlookおよび関連するすべてのダイアログボックスが閉じていることを確認します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。

- お使いのOutlookのバージョンに応じて、以下のレジストリキーへ移動します。
Outlook 2016 – HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 16.0 \ Outlook \ Preferences
Outlook 2013 – HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 15.0 \ Outlook \ Preferences
Outlook 2010 – HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 14.0 \ Outlook \ Preferences
Outlook 2007 – HKEY_CURRENT_USER \ Software \ Microsoft \ Office \ 12.0 \ Outlook \ Preferences
- 「Preferences」を右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。

- 新しいDWORDに「DisableTNEF」という名前を付け、Enterキーを押して保存します。

- 「DisableTNEF」をダブルクリックします。「表記」を「16進数」に設定し、「値のデータ」のボックスに「1」を入力します。「OK」をクリックし、レジストリエディターを閉じます。

以上で完了です。これでOutlookは、winmail.dat添付ファイルを送信しないように設定されました。
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