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Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

複雑で、見た目もイマイチ、しかも退屈——かつて私がMacの「メール」アプリを開くたびに抱いていた感想です。AirmailやKiwiといったサードパーティ製メールアプリの良さを知ってしまっていたことも、その悪印象に拍車をかけていたのかもしれません。

しかし最近、アプリの乱立を抑えるために標準のMacアプリへ移行することを決めました。その一環としてMacの「メール」をセットアップし、しばらく試しに使ってみることに。正直なところ、せいぜい2日で挫折するだろうと思っていました。

ところが2ヶ月経った今も、私はMacの「メール」を使い続けており、すっかり気に入っています。その理由は、最初に時間をかけてきちんと設定を行ったからこそ。以下の6つのステップで、メール処理をできる限りストレスフリーにしたのです。あなたにも必ずできます。

ツールバーをカスタマイズする

メールを素早く処理したいなら、まずツールバーを自分好みに整えましょう。ワンクリックで各操作を実行できるボタンを並べておけば、メニューを探し回ったり、覚えきれないキーボードショートカットに苦戦したりする必要がなくなります。

ツールバーを設定するには、ツールバー上で右クリックし、コンテキストメニューから「ツールバーをカスタマイズ…」を選択します。ダイアログが表示されるので、使いたいアイコンをドラッグ&ドロップで好きな位置に配置しましょう。このダイアログが開いている間は、不要なアイコンをツールバーから引き剥がしたり、既存アイコンの順番を入れ替えたりすることもできます。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

おすすめのアイコン構成は以下の通りです。

  • 「削除」を外す —— macOS Sierra以降なら左スワイプ、あるいはdeleteキーを押すだけでメールを削除できます。
  • 「全員に返信」を外す —— 誤クリックしやすい位置にあると事故のもとです。
  • 「未読/既読」を追加 —— メールをまとめて既読(または未読)に切り替える際に便利です。
  • 「選択したメッセージを移動」を追加 —— サイドバーのフォルダを展開してドラッグ&ドロップする手間が省けます。ツールバーアイコンの背後にある階層メニューからフォルダを選ぶ方が、はるかに簡単です。
  • 「サイドバー」を追加 —— 普段はサイドバーを隠しつつ、ワンクリックで表示・非表示を切り替えられます。

補足: 一部のアイコンはペアで提供されています(例:「削除」と「迷惑」)。ただし、片方だけを追加・削除したい場合に備えて、単体のアイコンも用意されています。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

気を散らす視覚要素を隠す

新しいアプリをインストールしたら、まずインターフェースを整理するのが私流です。邪魔になる要素はすべてしまい込み、よく使うものだけを画面に残します。Apple Mailでも同じことをしました。具体的には、以下の要素を非表示にしています。

  • リストプレビュー —— メッセージ一覧に表示される本文冒頭の数行です。件名を見ればメールの内容はだいたい分かるため、非表示にしています。「メール > 環境設定… > 見る」の「リストプレビュー」ドロップダウンメニューで「なし」を選択すればオフになります。
  • メールボックスフォルダ —— アカウントごとに、特定のフォルダやラベルに属するメールを保存する専用メールボックスが作成されます。サイドバーでメールボックス名にカーソルを合わせると現れる「非表示」リンクをクリックすれば折りたためます。
  • タブバー —— 「表示」メニューの「タブバーを表示」のチェックを外せば隠せます。新しいタブを作ると自動的に再表示されますが、タブが1つだけのときは邪魔になりません。
  • お気に入りバー —— 私のようにサイドバーでメールボックスを切り替える派なら、お気に入りバーは冗長に感じられます。「表示 > お気に入りバーを隠す」で非表示にしましょう。
  • サイドバー —— 「サイドバーで切り替えると言ったのに、なぜ隠すのか?」と思われるかもしれません。実は私が頻繁に使うのは受信箱(または統合受信箱)だけです。サイドバーを隠す前にそれを選択しておけば問題ありません。他のメールボックスが必要になったら、ツールバーに追加したサイドバーアイコンでいつでも表示できます。

整理後のMacメールの見た目はこんな感じです。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

メール検索をシンプルにする

メールを適切な場所へ振り分ける仕組みさえ作っておけば、大事なメールを探し回る必要はありません。以下にそのためのアイデアを紹介します。

フラグを活用する

フラグは、Gmailのスター(お気に入り)に相当するMacメールの機能です。頻繁に参照するメールや、近いうちに対応が必要なメールを目立たせるために使いましょう。フラグを付けたメールは、サイドバーの「フラグ付き」メールボックスに表示されます。色違いのフラグを使えば、重要メールの種類を区別することも可能です。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

正直に言うと、私自身はフラグを使っていません。カラフルな旗のアイコンがどうも気になってしまうのです。黄色い星アイコンのように「これが必要だよ」と教えてくれるのではなく、「まだ対応してないの?」と責められているような気がして……。

スマートメールボックスとメールボックスルールを設定する

この2つの機能は、Gmailのフィルタに近い働きをします。どちらも指定した条件に一致するメールを抽出しますが、違いは「ルール」の方が抽出後のアクションまで自動実行してくれる点です。

例えば、makeuseof.comからのやり取りをすぐアクセスできる場所にまとめたい、さらにMakeUseOf Dealsのメールは専用フォルダへ自動移動したい、というケースを考えてみましょう。その場合は次のようにします。

  • スマートメールボックスを作成する —— 「メールボックス > 新規スマートメールボックス…」をクリックし、下の画像のように「差出人」フィールドに@makeuseof.comを含むメッセージを抽出するよう条件を指定して「OK」を押します。作成されたスマートメールボックスは、サイドバーの「スマートメールボックス」の下に表示されます。なお、このメールボックスを削除しても、中身のメールが消えることはありません。
  • メールボックスルールを作成する —— 「メール > 環境設定 > ルール」で「ルールを追加」ボタンをクリックすると、スマートメールボックス作成時と似たポップアップが現れます。ここでは条件の指定に加えて、「Mailに何をさせるか」も設定できます。下のスクリーンショットのようにルールを組んでみてください。ルールは複数のアクションに対応しているので、例えば該当メールに色を付けるといった設定も可能です。
Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術 Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

こうした基本的なスマートメールボックスやシンプルなルールを設定しておけば、検索ボックスと組み合わせたときに、どんなメールでも数秒で取り出せるようになります。ちなみに検索ボックスは自然言語検索にも対応しています。

メール依存と戦いやすくする

多くのメールアプリは、「今すぐメールを確認しないと世界が滅ぶ」と言わんばかりに、しつこい通知で私たちを急かします。そんなことはないと分かっていても、その誘惑に打ち勝つのは自分次第です。

私がメールを「義務」ではなく「便利な道具」と感じられるように行った変更は以下の通りです。ぜひ参考にしてみてください。

  • Dockアイコンを消す —— そう、MailのDockアイコンを削除しました。未読数がどうしても気になってしまうからです。Mailアプリを開いていない限り、受信箱に何通たまっていようと未読数は目に入りません。
  • 通知スタイルを「バナー」に変更 —— 「システム環境設定 > 通知 > メール」で、通知スタイルを「バナー」にします。「警告」と違って、バナー通知は自動的に消えてくれます。
  • おやすみモードにショートカットを割り当てる —— 「システム環境設定 > キーボード > ショートカット > Mission Control」で「おやすみモードのオン/オフ」にチェックを入れます。デフォルトのショートカットを覚えるか、独自のキーを割り当てましょう(私はF10を使用)。作業中はワンキーで通知をすべて遮断し、同じキーで元に戻せます。
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メールボックスのマッピングを確認する

Macメールに新規アカウントを設定しましたか? そのアカウントの「メール > 環境設定 > アカウント > メールボックスの挙動」を開いてみてください。Macメール側のメールボックスが、メールアカウント側の正しいメールボックスと対応しているかを確認しましょう。通常は問題ありませんが、チェックしておいて損はありません。もしメールの振り分けがぐちゃぐちゃになっているなら、原因はここにあるかもしれません。

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使わないフォルダの購読を解除する

Macメールはデフォルトで、メールアカウント内のすべてのフォルダ/ラベルを購読します。整理のためには残しておきたいけれど、ほとんど開かないフォルダがあるなら、Macメールでの購読を解除してみてはいかがでしょうか。

購読を解除するには、サイドバーで対象フォルダを右クリックし、「アカウント情報を取得」を選択します。「アカウント情報 > 購読リスト」が開くので、そこで選択したフォルダの購読を解除できます。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

ちなみに私の場合、なぜか購読リストにフォルダが一切表示されませんでした。そこで、Webメール側(Gmail)から不要フォルダの購読を解除しました。Gmailの「設定 > ラベル」で該当フォルダの「IMAPに表示」のチェックを外したのです。

Macメールのプラグインを導入する

Apple Mailはプラグインに対応しているので、足りない機能を補ったり、使い勝手を強化したりするためにいくつかインストールしておくと良いでしょう。まずは定番のMailButlerから始めるのがおすすめです。

MailButlerは、メールのスヌーズ、送信予約、開封トラッキングなどの機能を追加します。基本版は無料で、送信取り消し(Undo Send)、添付ファイル忘れの警告、クラウドアップロードなどの機能が使えます。さらに月30回までPro機能を利用可能です(Pro機能の使用1回につき1アクション)。有料プランは月7.95ユーロからとなっています。

Macの純正「メール」アプリを最強のデスクトップメールクライアントにする6つの設定術

通知バナーから直接メールを処理したいならHeraldを、キーワード・メモ・期限日などのメタデータをメールに付けて整理や識別を高速化したいならMailTagsを導入すると良いでしょう。

このほかにも、チェックしておきたいMacメールのプラグインがいくつかあります。

Apple Mailの機能と設定をさらに掘り下げる

もちろん、Macメールでできることはまだたくさんあります。画像への注釈追加、送信予約、ステーショナリーテンプレートによるメールの装飾など、まずはこんなところから試してみてください。今回は、ストレスフリーなメール管理への土台となる「一度きりの設定」に絞ってご紹介しました。これらの変更を終えたら、「メール > 環境設定」の各タブをじっくり眺めて、自分好みに微調整してみましょう。Macメールに対する印象は、きっと良い方向に変わるはずです。

あなたのMacの純正メールクライアントには、どんな不満がありますか? 解決策は見つかりましたか? ぜひあなたのApple Mail活用術をコメントで教えてください!

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