【保存版】Googleスプレッドシート×Gmailで一括メール送信を実現する方法(YAMM活用ガイド)
連絡先リストに対して一件ずつ個別にメールを送るのは、パーソナライズを求めるほど膨大な時間がかかってしまいます。作業だけで一日が終わってしまうようでは、こうしたキャンペーンを続けるメリットも見出せません。
そこでおすすめなのが、Googleスプレッドシートのアドオン「Yet Another Mail Merge(YAMM)」です。連絡先リスト・スプレッドシート・Gmailの3つさえあれば、何百件ものパーソナライズ済みメールを一括で送信できます。
Yet Another Mail Mergeをダウンロードする
YAMMでは無料で最大50通までメールを送信できます。まずは公式サイトにアクセスしてアプリをダウンロードしましょう。
- YAMM公式サイトにアクセスし、「Get Started For Free(無料で始める)」をクリックします。
- 「インストール」ボタンをクリックします。

- 「続行」をクリックします。
- 使用するGoogleアカウントを選択します。
- 「許可」をクリックして、YAMMによるアカウントへのアクセスを許可します。

- 「完了」をクリックします。
これでGoogleスプレッドシートにYAMMがインストールされました。以降は、新しいシートを開いてメニューの「拡張機能(Add-ons)」からいつでも呼び出せます。
Googleスプレッドシートとメール下書きを作成する
一括メール送信を設定するには、送信先となる全員の連絡先情報をまとめたGoogleスプレッドシートを作成する必要があります。
メールテンプレートの作成に加えて、シート側のテンプレートも整えておくことが重要です。そうすることで、シートとメールをマージした際に、連絡先情報が自動的に差し込まれます。
連絡先の入力方法は、Googleに既存の連絡先リストがあるかどうかによって、主に2つの方法があります。
ゼロから一括メールを送信する場合
- Googleスプレッドシートを開き、新しい空白のスプレッドシートを作成します。
- 一括メールに含めたい項目の列見出し(メールアドレス、名前など)を追加します。見出しは必ず1行目に入力してください。

- 各連絡先の情報をシートに入力します。
- Gmailの受信トレイを開き、新しいメールを作成します。
- 差し込みたい項目の部分には{{..}}形式のプレースホルダーを記述します。属性名はスプレッドシートの列見出しと完全に一致させてください。

- 下書きメールを閉じます。
- Googleスプレッドシートに戻り、メニューの拡張機能(Add-ons)を選択します。
- Yet Another Mail Merge(YAMM)> Start Mail Merge(メールマージを開始)を選びます。

- 差出人名を入力し、属性を含む下書きメールを選択します。

- 「Track email opened, clicked, or bounced(開封・クリック・バウンスをトラッキング)」にチェックを入れます。
- 「Receive a test email(テストメールを受信)」ボタンをクリックします。
- 自分の受信トレイを確認し、メールが正しく届いているかチェックします。
- 問題なければ、Googleスプレッドシートの「Send Emails(メールを送信)」ボタンをクリックします。
これで、スプレッドシートに登録したすべての連絡先へメールが一括送信されます。
既存の連絡先リストを使って一括送信する場合
まず、前の手順と同じように下書きメールを作成しておきます。そのうえで、連絡先を手動で入力する代わりに、既存のリストからインポートします。
- Googleスプレッドシートを開き、新しい空白のスプレッドシートを作成します。
- 上部メニューの拡張機能(Add-ons)をクリックします。
- Yet Another Mail Merge(YAMM)> Import Contacts(Google、Salesforceから連絡先をインポート)を選択します。
- インポートしたい連絡先リストを選択します。
- または、ドロップダウンから特定の連絡先グループを指定します。

- 「Import Contacts(連絡先をインポート)」ボタンをクリックします。
- 「Start Mail Merge(メールマージを開始)」をクリックし、前のリストの手順9〜13に従います。
この方法では事前にリストを整えておく必要がありますが、すべてのデータを手入力するのに比べれば、大幅な時間短縮につながります。
送信結果のデータをトラッキングする
一括メールを送信した後は、キャンペーン用に作成したシートを開けば、成果データを確認できます。
シートを開くと画面右側にサイドバーが表示され、キャンペーン全体の統計情報がひと目でわかります。
確認できるのは、開封数・クリック数・返信数・バウンス数・配信解除などです。また「Merge Status(マージステータス)」という列が自動的に追加され、各メールアドレスごとの状況が個別に表示されます。
さらに結果は色分けされるため、特定の宛先の状態も簡単に見分けられます。ただし、サイドバーで追跡できるのは過去10日間に送信したメールのみなので、長期的な分析が必要な場合は手動で記録を残しておきましょう。
うっかりサイドバーを閉じてしまった場合は、メニューから「Yet Another Mail Merge > Open tracking report(トラッキングレポートを開く)」を選択してください。
これでサイドバーが再び開き、すべてのデータをもう一度確認できるようになります。
YAMMの料金プラン
YAMMで送信できる最初の50通は完全無料です。しかし、より大規模なキャンペーンを予定している場合や、大量のメールを日常的に送る必要がある企業では、上位プランへのアップグレードが必須となります。
YAMMの料金体系は「Personal(個人)」「Team(チーム)」「Unlimited(無制限)」の3つに分かれています。
Personal(個人向け)
Personalプランには、通常のGmailアドレスを使う場合と、Google Workspaceアカウントを使う場合の2種類があります。通常のGmailアドレスなら年額20ドルで、1日最大400宛先まで送信可能(1ユーザー)です。
Workspaceアカウントの場合は年額40ドルで、1日最大1,500宛先まで送信できます(1ユーザー)。
Team(チーム向け)
Google Workspaceドメインを保有している場合は、必要なメンバー数に応じた課金方式になります。プランは5〜100ユーザーを対象としており、価格帯は100ドル〜2,000ドルです。すべてのプランで、1ユーザーあたり1日最大1,500宛先まで送信できます。
Unlimited(無制限)
100ユーザーを超える大規模な組織の場合、オンラインでの購入はできませんが、必要なユーザー数に応じたカスタム見積もりをYAMMに直接依頼できます。
追加できるユーザー数に上限はなく、全ユーザーが1日あたり最大1,500宛先を利用でき、すべての機能が含まれます。
YAMMで一括メール送信を効率化しよう
Yet Another Mail Mergeを活用すれば、メールをまとめて送りながら一人ひとりに合わせたパーソナライズを加えられるため、開封率の向上と業務時間の大幅な削減を両立できます。ベストな結果を得るには、Google Workspace上にあらかじめメーリングリストを整えておくのがおすすめです。社内へのお知らせ一斉配信にも使えるので、全員に確実に情報を行き渡らせたい場面でも重宝します。
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