Google Chromeなどで猛威を振るうテクニカルサポート詐欺に注意
Google Chrome、Firefox、Opera、Brave、Vivaldiなどのブラウザを使用している方は、最近拡散している新型のテクニカルサポート詐欺に注意が必要です。この詐欺はバグを悪用してブラウザに過剰な負荷をかけ、フリーズ状態に陥らせた上で、被害者が自ら「サポート窓口」へ電話をかけるよう仕向けるという手口です。
多くの人はテクニカルサポート詐欺に引っかからないほど警戒心を持っているものの、こうした詐欺は依然として増加傾向にあります。従来はMicrosoftの担当者を名乗る不審な電話から始まるケースが主流でしたが、近年はオンライン上で発生するパターンも少なくありません。
なかなか根絶できないChromeのバグ
今回の詐欺では、Google Chromeをはじめとする人気ブラウザに存在するバグが悪用されています。このバグ(およびそれを利用した詐欺)は2018年2月に初めて発見され、直ちに修正されました。ところが、その後Chrome 67で再び発生したことが確認されたのです。
詐欺師たちは「window.navigator.msSaveOrOpenBlob」と呼ばれるプログラミングインターフェースを利用しています。これを他の関数と組み合わせることで、ブラウザに対してファイルのダウンロードを繰り返し実行させ、最終的に応答不能な状態へと追い込みます。
ブラウザがフリーズすると、偽のエラーメッセージがポップアップ表示され、「問題を解決するには指定の番号に電話してください」と促されます。しかし、電話の先にいるのは正規のサポート担当者ではなく詐欺師です。彼らの目的は、個人情報や金融情報を引き出して金銭を騙し取ることにあります。
Ars Technicaの報道によると、GoogleとMozillaはいずれもこの問題を積極的に調査しており、対応策の検討を進めています。近いうちにバグは迅速かつ確実に修正される見込みですが、3度目の再発が起こるかどうかは現時点では誰にも予測できません。
テクニカルサポート詐欺への対処法
技術サポートを装って連絡先を掲示している見知らぬ番号には、絶対に電話をかけないでください。電話の相手は、あなたの知識不足につけ込んでお金を奪おうとしているだけです。万が一ブラウザがフリーズした場合は、タスクマネージャー(Windows)または強制終了(macOS)を使ってブラウザを閉じましょう。
読者の多くはすでにご存じかもしれませんが、家族や友人、特にデジタル機器に馴染みの薄い世代の方々にも、この手口について伝えておくことをおすすめします。テクニカルサポート詐欺の典型的な流れを解説した記事などを共有し、周囲の被害を未然に防ぎましょう。
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