WhatsAppが方針転換! 新プライバシーポリシー未同意でもアカウント機能は制限されない
2021年5月上旬、Facebook(現Meta)は、5月15日までにWhatsAppの新プライバシーポリシーに同意しなかった場合、アプリの機能が徐々に低下すると発表しました。この発表は多くのユーザーに大きな衝撃を与え、「プライバシーの侵害ではないか」という批判が殺到しました。ユーザーの個人情報を親会社のFacebookとどこまで共有してよいのかという根本的な疑問が浮上したのです。

機能制限は実施せず ― WhatsAppが方針を転換
その後、Facebookは立場を一転させ、新プライバシーポリシーに同意しなくてもアカウント機能が制限されることはないと明言しました。WhatsAppの声明によると、各国の規制当局やプライバシーの専門家との綿密な協議を重ねた結果、アップデートへの同意を選択しないユーザーに対してアプリの機能を制限しない方針を固めたとのことです。
新プライバシーポリシーで利用をやめるユーザーも出現
今回の新ポリシーの発表は、もともと個人情報の共有に対して懸念を抱いていたユーザーの不安を一気に高める結果となりました。2016年のプライバシーポリシーでは、電話番号などの一部の個人情報をFacebookと共有することが明示されていましたが、当時のユーザーの大半はこれを受け入れていました。
ところが今回は、同意しなければ機能が制限されるという条件付きだったため、一部のユーザーがWhatsAppの利用自体を見直す動きを見せました。プライバシー保護を重視する層ほど、こうした強制的な印象を持つ変更には敏感に反応します。
さらに注目すべきは、機能制限の脅しが撤回された後も、プライバシー保護の観点からWhatsAppの使用を中止したユーザーが一定数存在することです。今後、WhatsAppがユーザーの個人情報をFacebookと共有する範囲を広げれば、こうした離脱傾向はさらに加速する可能性があります。
新ポリシーに同意すべきか? 判断のためのポイント
とはいえ、大多数のユーザーはすでに新プライバシーポリシーに同意しています。まだ同意していない場合でも、決断を下すための時間は十分にあります。ただし、同意を促す通知は今後も繰り返し表示される点に注意が必要です。
プライバシーポリシーに対応する際に最も重要なのは、時間をかけて全文を読み込み、すべての条項に納得できるかどうかを自分の目で確認することです。仮にポリシーの中に受け入れがたい部分があるならば、拒否する権利はユーザー自身にあります。幸い、今回のケースでは新ポリシーに同意しなくても、これまでどおりWhatsAppを使い続けられる見通しです。焦って同意ボタンを押す前に、内容をじっくり吟味することをおすすめします。
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