コンピュータのメンテナンス
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Windows PCを1か月間放置した結果――メンテナンス完全放棄実験で見えた脆弱性

誰もが経験のあることだろう。ノートPCをバッグに放り込み、飛行機に乗り、ホテルとカフェを行き来しながら、移動中の仕事をこなすための道具としてしか意識しなくなる。筆者は長年、PCの適切なメンテナンスについて記事を書いてきた。「ファンを掃除せよ」「ドライバーを更新せよ」「ディスク容量を管理せよ」。年次メンテナンスの儀式によって、WindowsノートPCを新品同様の状態に保ってきた。

しかし、数週間に及ぶ移動生活の中で、PCの健全性に関するあらゆるルールを無視したらどうなるのか? ドライバー更新なし、ファン掃除なし、ダウンロードフォルダを空にすることもなく、Windowsアップデートも気にかけない。実際に1か月間、自分のWindows PCを酷使してみたところ、結果は予想とは少し違うものだった。

自分のPCを熱暴走のスパイラルに突き落とした

ホコリ、サーマルスロットリング、悲鳴を上げるファン

Windows PCを1か月間放置した結果――メンテナンス完全放棄実験で見えた脆弱性

普段は半年に一度ファンを掃除している。約1か月の旅行に出発する時点で、ノートPCの冷却システムは比較的良好な状態だった。しかし、ホコリっぽい環境――空港ターミナル、ホテルの客室、屋外での撮影、そしてインド複数州を縦断するバイク旅――を2週間ほど移動すると、冷却システムが反旗を翻し始めた。

ノートPCが過熱していたわけではないが、手で触れると明らかに暖かく感じられ、ブラウザのタブを開いておくだけでもファンが回転を始めた。写真編集やゲームとなれば、温度はサーマルリミットまで急上昇した。

犯人はホコリだった。しかも相当な量のホコリだ。ノートPC内部の冷却ファンや通気口に薄いホコリの層が積もるだけで、冷却効率は低下する。ホコリが蓄積して通気口を塞ぐと、内部の熱をうまく排出できなくなる。最終的にはサーマルスロットリングの影響を受け始め、パフォーマンスが落ちていくのだ。

ただし、パフォーマンスの低下や本体の発熱はあったものの、仕事ができないほど遅くなることはなかった。ブラウザの読み込みに数秒余計にかかったり、Lightroomが時折クラッシュして編集時間を失ったりしたが、ほとんどの作業は乗り切ることができた。

ソフトウェア更新の無視は必ずしっぺ返しを食らう

ドライバーの劣化、壊れたアプリ、忍び寄る不安定さ

移動中もノートPCを使い続けたが、目的は仕事をこなすことだけだった。2週目には、Wi-Fiチップセット、GPU、チップセットコントローラーなど、複数のドライバーが更新待ちの状態になっていた。現行のドライバーに特に問題がなかったため、更新を無視して先へ進んだ。

古いドライバーが必ず致命的な故障を引き起こすわけではない。実際、現在使用しているバージョンが安定していれば、更新が必須になるまでしばらく使い続けることも可能だ。とはいえ、古いドライバーを使い続けると「緩慢な崩壊」が進行する。パフォーマンスが落ち、アプリがランダムにクラッシュし、ハードウェアの競合が発生し、気づけばシステムはぐちゃぐちゃになっている。

さらにWindowsは、セキュリティ更新や機能更新を執拗に催促してくる。こちらの方がむしろ重要かもしれない。システムが脆弱な状態になっているからだ。特に旅行中は公衆Wi-Fiを使う機会が増え、リスクが高まる。しかもWindowsには、明示的に無効化しない限り、突然自動更新を仕掛けてくる厄介な癖もある。

Windows PCを1か月間放置した結果――メンテナンス完全放棄実験で見えた脆弱性

筆者は旅行中、常にスマホのテザリングを使っていたため、公衆Wi-Fiのリスクは回避できていた。しかし、大量の未適用のドライバー更新やソフトウェア更新は、実際のトラブルというより単純なストレスになった。PCを起動するたび、アプリを起動するたびに、更新を促すポップアップが表示される。クリック数回で消せるものの、すぐにうんざりしてしまう。

そしてこれは、マルウェアやウイルス感染への扉も開いてしまう。旅行中、出所不明のUSBメモリを挿してしまい、案の定マルウェアに感染した。この駆除作業が、1か月間で行った唯一のメンテナンスだった。

ディスク容量不足はすべてを壊す

Windowsが息苦しくなるとパニックに陥る

Windows PCを1か月間放置した結果――メンテナンス完全放棄実験で見えた脆弱性

3週目に入ると、ノートPCはホコリやドライバーとは無関係の形で遅くなり始めた。エクスプローラーの起動がもっさりし、アプリが頻繁にフリーズ。気づけばC:ドライブは90%まで埋まっていた。

これこそが、PCを定期的にメンテナンスしない場合に直面する最大の問題だ。ホコリの蓄積はパフォーマンスを落とすが、致命的な故障につながるまでには非常に長い時間がかかる。ドライバー更新のポップアップは鬱陶しいが、クリック数回で消せる。では、ディスクに溜まるデジタルゴミはどうか? 自動処理を設定するか自分で掃除しない限り、勝手に消えてくれることはない。

筆者のWindows PCには、時間と手間を大幅に節約できる便利な自動化がいくつか組み込んであり、その一部はストレージの自動クリーンアップに関わるものだ。だが今回の実験のため、それらをすべて無効化した。

意外に思われるかもしれないが、Windowsは想像以上の速さでデジタルゴミを蓄積する。ディスクをパーティション分割せず、巨大なC:ドライブ1つで運用していれば問題ない。しかし、筆者のようにドライブを分割し、Windows用に500GBのC:ドライブを割り当てていると、あっという間に容量不足に陥る。

Windows PCを1か月間放置した結果――メンテナンス完全放棄実験で見えた脆弱性

ありがたいことに、Windowsにはこうしたゴミを片付けるのに必要なツールがすべて標準搭載されており、サードパーティ製アプリを1つも入れずに、何年分ものゴミを比較的簡単に削除できる。

旅行写真、ダウンロード済みファイル、ブラウザキャッシュ、一時ファイル、溜まり続けたダウンロードなどが雪だるま式に膨らみ、深刻なストレージ問題へと発展していた。Windowsパーティションの空き容量が極端に少なくなると、OSは動作に必要な一時作業領域を失う。RAMが一杯になった際に使われる仮想メモリ「ページファイル」が正しく確保できなくなり、すべての操作が満杯のドライブとの綱引きになってしまうのだ。

放置は思ったより早くPCを殺す

小さな問題がシステム全体の障害へと雪だるま式に

ノートPCが致命的に壊れることはなかった。技術的には何も壊れていない。ただ、機能が徐々に悪化していっただけだ。パフォーマンスは静かに低下し、気づける程度には目立つが、決定的な支障には至らない。まさに「蛙の温水」のように、劣化に慣れてしまっていた。

PCパーツが故障寸前であることを示す5つの兆候

PCは突然壊れるのではない。不具合を起こし、異音を立て、まずあなたのファイルを食べてから死ぬのだ。

良いニュースは、すべてが元に戻せたことだ。エアダスターでファンのホコリを吹き飛ばし、数時間かけてドライバーを更新して互換性の問題を解消し、徹底的なディスククリーンアップで空き容量を取り戻した。最後に15分のWindowsアップデートで仕上げた。筆者のマシンは老朽化したような重さから脱し、通常の快適さを取り戻した。Windows PCのディープクリーニングは、思ったよりもずっと簡単なのだ。

マルウェア感染については幸運だった。比較的簡単に除去できた。もし駆除できなければ、どれだけ掃除しても意味がなかっただろう。それこそが本当のリスクだ――未パッチのソフトウェアのまま旅をすることで生じる、セキュリティ上の露出である。

移動中もノートPCを大切に扱おう。メンテナンスは数分で済む。一方、放置の代償は、はるかに長く尾を引くのだ。

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