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Macの「メール」アプリで新しいフォルダ(メールボックス)を作成できないときの対処法

複数のメールアカウントを使っている方にとって、Macの「メール」アプリは受信メールを効率的に整理し、新着メールを見逃さないための便利なツールです。Gmail(Google)、Yahoo!メール、Outlook、AOLなど、主要なメールサービスのほとんどに対応しています。

すべてのメールを一か所に集められるだけでなく、「メール」アプリではメールボックスをフォルダごとに整理できます。アプリに登録した各メールアカウントには、受信箱・送信済み・下書き・ゴミ箱といった標準のメールボックスが自動的に用意されます。

しかし、さまざまな種類のメールを受け取っている場合、さらに細かく分類したいこともあるでしょう。そんなときは独自のメールボックス(フォルダ)を作成するのがおすすめです。たとえば「プライベート用」のフォルダを作って個人的なメールをまとめたり、ニュースレター専用のフォルダを作って購読メールを一括管理したりできます。

Macの「メール」アプリで新しいフォルダを作成する方法

新しいメールボックスの作成手順自体はとてもシンプルです。以下の手順に従って、オリジナルのフォルダを作成してみましょう。

  1. 「メール」アプリを起動し、メニューバーから「メールボックス > 新規メールボックス」を選択します。
  2. ポップアップ画面で「場所」の横にあるプルダウンメニューをクリックし、新規メールボックスの作成先を選択します。選択肢は次の2つです。
    • 「On My Mac」:この場所に作成したメールボックスはローカル保存となります。作成したMac上でしかアクセスできません。
    • 「アカウント」:メールサーバー上にメールボックスが作成されるため、同じアカウントでログインしていれば、どのパソコンやデバイスからでもアクセス可能です。
  3. 既存のメールボックスを作成先として選ぶと、サブフォルダのように階層化することもできます。
  4. メールボックス名を入力し、「OK」をクリックします。

これで完了です。サイドバーのメールボックス一覧に新しいフォルダが表示され、そこへメールを移動できるようになります。

フォルダが作成できない・消えてしまうなどのトラブル

ところが一部のユーザーからは、「新しいフォルダを作成しようとしても何らかの理由で失敗する」という報告が寄せられています。具体的には、新規メールボックスを作ろうとするとアプリがフリーズしたり強制終了したりするケースや、作成に成功しても数秒後にフォルダ一覧から消えてしまうケースがあります。

また、フォルダ一覧(メールボックスリスト)全体が消失してしまい、アプリを再起動しないと元に戻らないというトラブルもあります。メールボックスを整理したいのに操作できないため、多くのユーザーがストレスを感じています。

こうした問題の原因は何なのでしょうか。最も多いのは、キャッシュファイルまたは.plistファイル(環境設定ファイル)の破損です。これらのファイルを削除すれば、問題は簡単に解決することがあります。単純なシステムの一時的な不具合が原因の場合もあります。そのほかに考えられる要因は以下の通りです。

  • マルウェア感染
  • 設定の不備
  • システムファイルの破損
  • ストレージ容量の不足

ここからは、この問題を解決するための対処法を順番に紹介します。上から順に試して、自分の環境で効果のある方法を見つけてください。

Macの「メール」アプリのメールボックス問題を解決する方法

フォルダが作成できないこと自体は深刻な障害ではありませんが、メールが散乱して必要なメールを探せなくなったり、整理作業が滞ったりする不便さは無視できません。以下の解決策をひとつずつ試してみてください。

対処法1:アプリを再起動する

一時的な不具合が原因の場合、アプリの再起動でエラーが解消されることがあります。Command + Qキーで「メール」アプリを完全に終了してください。次に「ユーティリティ」フォルダ内のアクティビティモニタを開き、Mailのプロセスがまだ残っていないか確認します。残っている場合はプロセスを選択して左上の「×」ボタンで終了させましょう。その後Macを再起動してシステムをリフレッシュし、Dockのアイコンから「メール」アプリを再度起動します。新しいフォルダを追加できるかどうか確認してみてください。

対処法2:「メール」アプリの環境設定をリセットする

フォルダが作成できない原因として、.plistファイルの破損も考えられます。.plistファイルにはアプリの設定や環境設定がすべて保存されており、ここに問題が起きるとアプリが正常に動作しなくなります。この場合は、Mailに関連する.plistファイルを削除して環境設定をリセットしましょう。

注意点として、.plistファイルを削除すると、それまで設定していたメールアカウント情報も消去されます。次回アプリを起動した際に、メールアカウントを再設定する必要があります。

環境設定をリセットする手順は以下の通りです。

  1. 「メール」アプリを終了し、Finderのウィンドウを開きます。
  2. Option(Options)キーを押しながらメニューバーの「移動」をクリックすると、「ライブラリ」フォルダが表示されます。
  3. 「ライブラリ > Preferences」フォルダを開きます。
  4. 「メール」アプリに関連する.plistファイルをすべて探します。
  5. 該当する.plistファイルを右クリックし、「ゴミ箱」に移動します。

これらのファイルを削除しても心配いりません。「メール」アプリを再起動すると、新しい.plistファイルが自動的に生成されます。環境設定のリセット後、新しいフォルダを追加できるか確認してください。改善しない場合は次の対処法に進みましょう。

対処法3:キャッシュファイルをすべて削除する

.plistファイルの削除で改善しない場合は、キャッシュデータの削除も試してみてください。キャッシュとは、アプリの起動や操作を高速化するためにMacに保存される一時的なデータのことです。ストレージ容量を圧迫するだけでなく、キャッシュが破損するとアプリにさまざまな不具合を引き起こすことがあります。

MacのMail関連キャッシュを削除する手順は以下の通りです。

  1. Finderを開き、メニューバーから「移動 > フォルダへ移動」を選択します。
  2. 検索ボックスに~/Library/Cachesと入力し、Enterキーを押してフォルダを開きます。
  3. 「メール」アプリのフォルダ(com.apple.mailなど)を探し、中身をすべて削除します。キャッシュの削除に不安がある場合は、ファイルを一時的にデスクトップへ退避させておき、問題が解決したことを確認してからゴミ箱に移すのもよいでしょう。

より手軽な方法としては、Macクリーニングツールを使って、問題の原因となるキャッシュやジャンクファイルをワンクリックで一括削除するのがおすすめです。クリーンアップによってストレージ空き容量が増え、トラブルを未然に防ぐ効果も期待できます。

対処法4:iCloud上でフォルダを作成する

「メール」アプリをiCloudアカウントと同期している場合は、iCloud側でフォルダを作成するという方法もあります。事前に、サイドバーが表示されていること、およびiCloudアカウントに十分な空き容量があることを確認しておきましょう。

iCloudでフォルダやサブフォルダを作成する手順は以下の通りです。

  1. WebブラウザでiCloud.comにログインします。
  2. フォルダが何も選択されていない状態で、サイドバーの「フォルダ」の横にある(+)ボタンをクリックします。
  3. フォルダ名を入力し、Enterキーを押します。

サイドバーに新しいフォルダが表示されれば成功です。Macの「メール」アプリに戻り、同期が完了するのを待てば、作成したフォルダを利用できるようになります。

まとめ

「メール」アプリで独自のメールボックスを作成できれば、メールの仕分けが格段に楽になり、業務効率も向上します。もしMacのメールアプリで新しいフォルダが作成できない、あるいはフォルダ一覧が突然消えてしまうといったトラブルに見舞われた場合は、本記事で紹介した対処法を順番に試してみてください。原因の多くはキャッシュや設定ファイルの破損であり、適切に対処すればすぐに正常な状態へ戻せます。

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