【解決済み】macOS Montereyで「Command + R」が効かないときの原因と対処法まとめ
Macが正常に起動できなくなったときに頼りになるのが、リカバリーモードへ入るためのショートカットキー「Command + R」です。しかし、macOS Monterey環境下では、このショートカットが突然反応しなくなるケースがあります。
本記事では、リカバリーモードに入れない原因を整理したうえで、実践的に役立つ対処法を順番に解説します。焦って諦める前に、以下の手順をひとつずつ試してみてください。
Macをリカバリーモードで起動する基本の手順
まずは、正規の起動手順をおさらいしておきましょう。
- Macの電源ボタンを押した直後に、「Command + R」キーを同時に長押しします。
- Appleロゴが画面に表示されたら、キーから指を離します。
- Macのパスワードを入力します。
- 「macOSユーティリティ」のウィンドウが表示されれば、リカバリーモードへのアクセス成功です。
もしユーティリティ画面が表示されない場合、「Command + R」が正しく機能していない可能性があります。その主な原因は以下のとおりです。
考えられる主な原因
- MacのOSがmacOS Sierraよりも古いバージョンで、Monterey非対応
- キーボード本体の故障・不具合
- Bluetoothが無効で、ワイヤレスキーボードがMacに接続されていない
- リカバリーパーティションの破損
- リカバリーパーティション自体が存在しない
- その他、システム固有の不具合
原因がわかったところで、それぞれの解決策を具体的に見ていきましょう。
対処法1:起動可能なインストーラ(ブータブルUSB)を作成する
MacがSnow Leopard以前のOSで動作している場合、そもそもリカバリーパーティションが存在しないため、「Command + R」では復元モードに入れません。
この場合、まずは別のMacを使って起動可能なUSBインストーラを作成するのがおすすめです。作成したUSBメモリからMacを起動し、OSを再インストールしましょう。再インストール後は、Mac App Storeから最新のmacOSへアップグレードできます。なお、旧OSのインストールディスクが手元にあるなら、それを使う方法もあります。
対処法2:別のキーボードを試す
キーボードの一部のキーが故障していると、実際には入力できているつもりでも「Command + R」が反応しないことがあります。まずは原因を切り分けるため、現在使っているキーボードを外し、別のキーボードを接続してみてください。
別のキーボードでショートカットが正常に動作すれば、元のキーボードの故障が原因だったということになります。問題が解消しない場合は、次の対処法に進みましょう。
対処法3:ワイヤレスキーボードの接続状態を確認する
意外と多いのが、BluetoothがオフになっているためにワイヤレスキーボードがMacとペアリングされていないパターンです。当然ながら、キーボードが接続されていなければ「Command + R」も機能しません。起動前にBluetoothのオン・オフやキーボードの電源を確認しておきましょう。
対処法4:SMC(システム管理コントローラ)をリセットする
SMC(System Management Controller)は、電源やバッテリー、ファンの動作などを管理しているチップです。ここをリセットすることで、不具合が解消されることがあります。
ノートブック型Macの場合
- Macをシャットダウンし、電源ケーブルを抜いてから再度差し込みます。
- 「Control + Shift + Option」キーを押しながら、電源ボタンも同時に10秒以上長押しします。
- すべてのキーを離し、Macを再起動します。
デスクトップ型Macの場合
- 電源コードをコンセントから抜き、30秒以上待ってから差し直します。
- 5秒待ってから電源ボタンを押してMacを起動します。
- 起動後にもう一度「Command + R」を試します。それでも動作しない場合は、セーフモードでの起動を検討してください。
対処法5:セーフモードで起動する
リカバリーモードに入れない場合は、セーフモードでの起動を試してみましょう。セーフモードで起動すると、起動ディスクの問題が自動的に検出・修復されるため、結果的にリカバリー関連の不具合も改善することがあります。
Intel搭載Macなら起動時に「Shift」キー長押し、Appleシリコン(M1/M2/M3)搭載Macなら電源ボタン長押しから「セーフモード」を選択することで入れます。詳細な手順は、セーフモード専用の解説記事を参照すると確実です。
対処法6:Time Machineのバックアップから復元する
セーフモードでも改善しない場合は、Time Machineのバックアップからの復元という手段があります。リカバリーモードにアクセスできなくても、バックアップドライブから直接起動できる可能性があります。
- Macの電源を完全に切ります。
- Time Machineのバックアップドライブを接続します。
- 電源ボタンを押した直後に「Option」キーを長押しします。
- スタートアップマネージャが表示されたらキーを離します。
- バックアップドライブを選択して「Return(Enter)」キーを押します。
これでMacがバックアップドライブから起動し、OS X風のインストーラ画面が表示されます。
対処法7:macOSインターネットリカバリーを利用する
リカバリーパーティションの破損や消失が原因の場合は、Appleのサーバーから直接復元環境を読み込む「インターネットリカバリー」が有効です。リカバリーモードを経由せずにmacOSを再インストールできます。
- 電源ボタンを長押ししてMacを完全にシャットダウンします。
- 電源ボタンを押し、すぐに「Command + Option + R」(または「Command + Alt + R」)を長押しします。
- 画面に回転する地球のマークと「インターネットリカバリーを開始しています」というメッセージが表示されたら、キーを離します。
- プログレスバーが完了すると「macOSユーティリティ」画面が表示されます。
- 「macOSを再インストール」を選択し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
なお、最新のmacOSをインストールしたい場合は「Command + Option + Shift + R」ではなく「Command + Option + R」を使うと、互換性のある最新バージョンが導入されます。
対処法8:M1 Macではフォールバックリカバリーを活用する
M1チップ以降のAppleシリコン搭載Macでリカバリーモードに入れない場合は、「フォールバックリカバリーモード」を試してみましょう。これはSSD内に予備として組み込まれたリカバリー領域を呼び出す機能で、万が一に備えた冗長性を持たせる仕組みです。
注意:フォールバックリカバリーでは電源ボタンを2回操作します。1度押して離し、その後すぐに長押しするのが正しい手順です。
- まずMacを完全にシャットダウンします。
- 電源ボタンを1回押して離し、続けて長押しします。
- 「起動オプションを読み込み中」という表示が出たら、電源ボタンを離します。
- 画面のメニューから「オプション」を選択します。
- 言語を選んで「次へ」をクリックします。
- インターネットリカバリーの選択肢が読み込まれるまで待ちます。
- 以降は、上記の「インターネットリカバリー」の手順に従ってmacOSを再インストールします。
ちなみに、Appleシリコン搭載Macでは通常のリカバリーモードも「Command + R」ではなく、電源ボタンを長押しして起動オプションから「オプション」を選ぶ方法が標準となっています。お使いの機種に合わせた操作かどうか、今一度確認してみてください。
まとめ
今回は、macOS Montereyで「Command + R」が機能しない問題に対する、全部で8つの対処法をご紹介しました。キーボードやBluetoothの確認といった基本的なチェックから、SMCリセット、セーフモード、Time Machine復元、インターネットリカバリー、そしてM1 Mac向けのフォールバックリカバリーまで、状況に応じて使い分けることで、リカバリーモードへのアクセスやmacOSの再インストールが可能になるはずです。
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