アップデート中にフリーズしたMacを直す方法【対処法まとめ】
macOSは、Appleが2001年からMac向けに開発・提供しているグラフィカルなオペレーティングシステムです。デスクトップOSとしては世界で2番目に利用されており、Appleの他のソフトウェアと同様、安定性と快適な操作性を兼ね備えています。OSのアップデートも比較的簡単に行えるのが特徴です。
アップデートが配信されると、設定によってはポップアップでお知らせが表示され、多くの場合すでにダウンロード済みです。あとはユーザーがインストールを許可するだけです。しかし、どれほど堅牢なシステムでも、時にはトラブルが発生します。その一例が「アップデート中にMacがフリーズする」という問題です。同様の症状に悩まされている方は、このガイドの手順をぜひ試してみてください。
事前に知っておきたい注意点
システムレベルのアップデートを行う前には、必ずデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。アップデート中に問題が発生しても、復元できるデータがあれば安心です。
とはいえ、誰でもミスをすることはありますし、エラーは突然起こるもの。すでにMacがフリーズしてしまっているかもしれません。それでも心配はいりません。多くの場合、データは無傷のまま残っています。また、ストレージの空き容量が少ない状態では、macOSのアップデートを行わないようにしましょう。
今後のためのヒント:次回からは、アップデート前に必ずデータをバックアップしておきましょう。
では、アップデート中にMacがすでにフリーズしてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?

FileVaultを無効にする
FileVaultは、不正なアクセスからMacを守るmacOS標準のセキュリティ機能です。ただし、この機能がアップデートと干渉し、更新後のOSを暗号化しようとしてループ状態に陥るケースがあります。
これを防ぐには、FileVaultを無効にします。手順はとても簡単です。メニューバーのAppleロゴをクリックし、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「FileVault」の順に開き、「FileVaultをオフにする」を選択してください。
アップデート完了後にフルディスク暗号化による保護が必要であれば、再度FileVaultを有効にすればOKです。
セーフモードで起動する
セーフモードでは、必要最低限のコンポーネントだけでMacを起動・動作させることができます。
アップデート中にmacOSがフリーズする原因として、サードパーティ製アプリや破損したコンポーネントが考えられます。セーフモードでMacを最小構成で動かすことで、アップデートの妨げとなっている要素を取り除ける可能性があります。
セーフモードで起動するには、通常どおりMacの電源を切り、次にSHIFTキーを押しながら電源を入れます。しばらくするとセーフモードで起動し、通常どおりアップデートを実行できるようになるはずです。

Appleのシステム状況ページを確認する
Appleが新しいシステムアップデートを公開すると、非常に多くのユーザーが一斉にダウンロードを試みます。そのためサーバーに大きな負荷がかかり、アップデートのインストールに支障が出ることがあります。Appleのシステム状況ページを開き、「macOSソフトウェア・アップデート」の項目までスクロールして確認しましょう。すべて正常ならインジケータは緑色で表示されます。黄色や赤の場合は、Apple側で問題が解決されるまで待つ必要があります。
Appleのシステム状況ページはこちらから確認できます。
今後のためのヒント:プログレスバーが動いていなくても、フリーズしているとは限りません。環境によってはアップデートに数時間かかることも珍しくありません。COMMAND + Lキーを押してみてください。フリーズしていなければ、画面におおよそのインストール完了時間が表示されます。
Macを強制再起動する
Macがフリーズしている状態でも、強制的に再起動することで改善する場合があります。電源ボタンを30秒間長押しして電源を切り、その後もう一度電源ボタンを押して起動します。これでアップデートが正常に再開されるはずです。インストールが継続しているかどうかは、前述のとおりCOMMAND + Lキーで確認できます。

リカバリーモードで起動する
リカバリーモードで起動し、macOSアップデートを新規にダウンロードしてやり直す方法もあります。まずMacの電源を切り、次に通常どおり電源を入れてすぐにCOMMAND + Rキーを押し続けます。これでMacがリカバリーモードで起動します。画面右上のWi-Fiアイコンをクリックし、接続しているネットワークが高速で安定していることを確認してください。表示された画面で「macOSを再インストール」を選択します。

NVRAMをリセットする
NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)は、macOSが素早く読み込む必要のある各種設定を保存しておく少量のメモリです。ここに保存されたカーネルパニック情報を消去することで、アップデートの問題が解消されることがあります。NVRAMをリセットするには、通常どおりMacをシャットダウンし、数秒待ってから再起動します。起動音が聞こえたらすぐにCOMMAND + OPTION + P + Rキーを押し続け、2回目の起動音が聞こえるまで保持します。キーを離すとNVRAMのリセットは完了です。これで問題なくmacOSのアップデートをインストールできるはずです。
このガイドが、皆さんの疑問やトラブルの解決に役立てば幸いです。
関連記事:MacにmacOS Montereyをインストールできないときの対処法
-
Windows 10アップデートの問題を解決する方法【エラー別・原因別の対処法まとめ】
本記事では、Windows 10のアップデート中にダウンロードやインストールでエラーが発生する問題、またはWindows 10を最新バージョン(ビルド)へアップグレードする際に起こるさまざまなトラブルを解決するための、複数の対処方法を紹介します。 多くのWindows 10ユーザーが重要な更新プログラムのインストール時に問題に直面していますが、その際表示される「問題が発生しました – Windows 10のインストールに失敗しました」や「Windows 10への機能更新プログラムのインストールに失敗しました」といったエラーメッセージは、残念ながら問題解決の手がかりにはなりません。(普段正常に動
-
Windows 10のアップデートが止まる・固まるときの対処法まとめ
Windows 10は、おそらくこれまでで最も頻繁にアップデートが配信されるOSです。通常、Windowsシステムは重要なアップデートを自動的に適用するように設定されており、これらの更新はPCを脅威から守り、厄介なバグを防ぎ、システムをスムーズかつ効率的に動作させるために欠かせないものです。 しかし、Microsoftが定期的にリリースするアップデートは、途中で停止したりフリーズしたりすると、ユーザーを大いに困らせることがあります。更新が途中で止まってしまい、再開する手段がないように見えることもあるでしょう。 同じ問題に直面している方は、この記事を読んで、Windows Updateが止まった