MacでiTunesが開かない・応答しないときの対処法まとめ
MacでiTunesが開かない、または応答しなくなるトラブルは、多くのユーザーが抱えるよくある悩みです。特にmacOS Big Surへアップグレードして以降、「OSを更新したらiTunesが応答しなくなった」という報告が相次いでいます。
同じ症状でお困りの方に向けて、この記事では原因と具体的な解決策をわかりやすく解説します。
iTunesはAppleのOSにおいて、音楽の再生やマルチメディアの管理・ダウンロードなど、長年中心的な役割を担ってきたアプリです。過去にはトラブルシューティングにも欠かせない存在でしたが、近年はその役割が少しずつ小さくなりつつあります。とはいえ、依然として多くのユーザーにとって重要なアプリであることに変わりはありません。
それでは、自宅でできる対処法を順番に見ていきましょう。
1. iTunesをアップデートする
最近macOS Big Surにアップグレードしたばかりなら、まず試したいのがiTunesのアップデートです。以下の手順に従えば、短時間で問題を解消できる可能性があります。
手順1: 画面左上のAppleロゴをクリックし、「App Store」を選択します。
手順2: 表示されたメニューから「アップデート」タブを選びます。
手順3: 長期間ソフトウェアを更新していない場合は、システム全体のアップデート項目も表示されます。ここではiTunes関連の項目を「さらに表示」から確認します。
手順4: 一覧の中にiTunesが表示されるので、「アップデート」をクリックします。
手順5: アップデートが完了するまでしばらく待ちます。
アップデート完了後はMacを再起動し、iTunesが正常に動作するか確認してください。自動更新を設定している場合でも、エラーが出たタイミングでiTunesの更新状況をチェックする習慣をつけましょう。
ここでのポイントは、バックグラウンドでアップデート中のアプリを無理に起動しないことです。更新中のアプリを強制的に開くと、動作不良の原因になります。該当する場合は、一度アプリを閉じ、アップデート完了後に改めて起動してみてください。
補足のヒント: システムファイルの破損が疑われる場合は、修復ツールでシステムをスキャンし、破損または欠落したファイルを置き換えるのも有効です。問題の原因がMac本体のシステムにあるかどうかを確認してみてください。
2. iTunesを再インストールする
アプリ本体が何らかの理由で破損しているケースもあります。アプリ内部のバグや、OSへのウイルス感染などが考えられますが、原因が何であれ「削除して再インストールする」のが最も確実な方法です。
iTunesを削除する
手順1: Finderを開き、メニューから「アプリケーション」を選択します。
手順2: iTunesアプリをドラッグ&ドロップで「ゴミ箱」に入れます。
手順3: ゴミ箱をCtrlキーを押しながらクリックし、「ゴミ箱を空にする」を選択します。
iTunesを再インストールする
手順1: Apple公式サイト(support.apple.com/downloads/itunes)にアクセスします。
手順2: 「macOS」をクリックすると選択肢が表示されるので、お使いのOSに合ったものを選びます。

手順3: 「ダウンロード」をクリックし、画面の指示に従ってインストールを進めます。

インストールが完了したらMacを再起動し、問題が解決したかどうかを確認しましょう。
3. Macを再起動してアプリを再スタートする
iTunesが起動しない原因は、単純にmacOSの再起動で解決することもあります。OSの起動や終了を急いだり、正しくシャットダウンしなかったりすると、プログラムが破損して起動しなくなることがあるためです。
まずMacを完全にシャットダウンし、再度起動してください。その上で、以下の手順でバックグラウンドに残ったiTunesのプロセスを終了してから、アプリを再起動します。
手順1: Mac再起動後、DockからFinderをクリックします。
手順2: メニューから「アプリケーション」を選択します。
手順3: 「ユーティリティ」フォルダを開き、「アクティビティモニタ」を起動します。
手順4: 一覧からiTunesを見つけてクリックします。
手順5: 左上の八角形のアイコン(×ボタン)をクリックし、バックグラウンドで動いているiTunesを強制終了します。
これで完了です。iTunesを再度起動して、正常に動作するか確認してください。
4. iTunesの環境設定ファイルを削除する
iTunesの一部のファイルが原因で、アプリの動作が遅くなったり起動しにくくなったりすることがあります。その場合は、不要なファイルを削除することで問題が改善する可能性があります。
手順1: 「ユーザー/ライブラリ/Preferences(環境設定)」フォルダを開きます。

手順2: 環境設定ライブラリ内から不要と思われるファイルを探します。
手順3: 対象ファイルを選択して「削除」をクリックします。
その後、MacでiTunesを起動し、正常に動作するかどうか確認してみてください。
5. サードパーティ製のiTunes修復ツールを使う
この用途に使えるサードパーティ製アプリは数多くありますが、おすすめはAnyFixです。信頼性が高く、Appleデバイス全般に対応しており、200種類以上のiTunesエラー(アプリが開かない問題を含む)を修復できます。使い方は以下の通りです。
手順1: 公式サイト(imobie.com/anyfix)からAnyFix for Macをダウンロードします。

手順2: アプリを起動し、「iTunes修復(iTunes Repair)」をクリックします。
手順3: 「iTunesエラー」を選択すると、修復可能な項目の一覧が表示されます。
手順4: 下にスクロールして「その他のiTunesエラー」を選択し、「今すぐ修復」をクリックします。
手順5: 解析が完了するまでしばらく待ちます。解析後、修復が必要なコンポーネントが表示されます。
手順6: 再度「今すぐ修復」をクリックします。管理者権限の許可を求める画面が表示されるので「OK」を押します。
修復プロセスが開始されます。完了したらパソコンを再起動し、iTunesが正常に動作しているか確認しましょう。
6. 管理者権限でiTunesを実行する
権限まわりの不具合で起動しない場合は、管理者権限での実行を試す価値があります。方法は主に2つあります。
方法1: iTunesを右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」を選択します。

方法2: iTunesのショートカットを右クリックして「プロパティ」を開きます。「ショートカット」タブ内の「詳細設定」ボタンをクリックし、「管理者として実行」にチェックを入れて「OK」→「適用」の順にクリックします。

これでiTunesが起動しない問題が解決するはずです。解決しない場合は、次の方法に進みましょう。
7. セーフモードでiTunesを起動する
手順1: iTunesを起動する際に、Command+Optionキーを同時に押し続けます。
手順2: ポップアップが表示されたら「続ける」をクリックします。
セーフモードで起動すると、iTunesが正常に動作する可能性が高まります。万が一問題が検出された場合も、この段階で原因を特定して修正できます。
まとめ
iTunesが動作しない原因はさまざまです。例えば、初回のダウンロードやインストールが正しく完了していなかった可能性があります。その場合は、アンインストールしてから再インストールを行いましょう。また、外付けの周辺機器がアプリの起動と競合を起こしているケースもあります。電源ケーブル以外の周辺機器をすべて取り外してから、起動を試してみてください。
-
Macがスリープしないときの対処法|考えられる原因と具体的な解決策
Macがスリープモードに入らない場合、何らかの要素がスリープ処理を妨げている可能性が高いです。本記事では、その原因となっている項目を特定するための方法をいくつかご紹介します。原因が判明すれば、該当する項目を削除したり、Mac上での動作を停止させたりすることで問題を解決できます。原因となるものはさまざまです。印刷キューに残った滞留ジョブ、Bluetoothデバイスによる頻繁な復帰要求、誤って設定されたファイルなどが挙げられます。いずれの場合でも、以下の方法を試せば問題を克服し、Macを正常にスリープモードへ移行できるはずです。Macの省エネルギー設定を確認する「省エネルギー」設定パネルでは、Ma
-
Macで削除できないアプリを完全にアンインストールする方法
Macへの新しいアプリのインストールはとても簡単で、不要になったらアンインストールすれば済む話のはずです。しかし実際には、頑固なアプリやその残存データが正しく削除されないケースがあります。こうしたデータはシステム内に残り続け、気づかないうちに貴重なストレージ容量を占有してしまうのです。 このような問題に直面している場合は、まずMacを再起動してから、もう一度アプリの削除を試みてください。それでも削除できない場合は、以下の方法を順番に試してみましょう。 手動でMacのアプリを削除する基本の方法 最も基本的な方法は、アプリをゴミ箱にドラッグして削除することです。ここでは、正しい手順を確認するために