Windows 10がアップデート後に重い・遅い!原因と直し方を徹底解説
Windows Updateは、セキュリティ強化や不具合の修正など、PCを安全かつ快適に保つうえで欠かせない機能です。しかし便利な一方で、アップデートを適用した直後からパソコンの動作が遅くなってしまうケースも少なくありません。
「Windows 10のアップデート後に動作が重くなった」とお悩みの方も多いはず。本記事では、その原因と、元の快適な状態に戻すための具体的な対処法をわかりやすく解説します。
解決策に入る前に、まずはアップデート後にPCが遅くなる主な原因から見ていきましょう。
Windows 10がアップデート後に遅くなる原因
Windows 10のアップデートは基本的に有益なものです。実際、優れたウイルス対策ソフトを導入する前段階として、マルウェアやウイルスからPCを守る最初の防壁となります。
日々新たに作り出されるマルウェアやウイルスへの対策はもちろん、セキュリティホールを塞ぐだけでなく、アプリがクラッシュするバグの修正も行われます。要するに、毎回のアップデートはPCをより良く動作させることを目的としているのです。
では、なぜWindowsアップデート後にパソコンの動作が遅くなってしまうのでしょうか?
調査の結果、アップデート後にPCが遅くなる主な原因は以下の3つであることがわかりました。
- 不具合(バグ)を含むアップデート
- 破損したシステムファイル
- バックグラウンドで動作するアプリ
同様のトラブルを避けるためには、これらの点に注意が必要です。ただし、ご安心ください。この記事を読み終える頃には、「アップデート後のWindows 10が遅い」という問題を根本的に解決できるようになっています。
Windows 10のアップデート後の動作低下を改善する5つの方法
動作が遅くなった原因が何であれ、このガイドで紹介する方法を順番に試せば、Windows 10の低速問題は必ず改善できます。
1. Windowsアップデートをロールバック(アンインストール)する
新しいアップデートが原因でWindows 10が遅くなっている場合は、該当のアップデートをアンインストールすることで改善できる可能性があります。Microsoftはこのための標準機能を用意しています。
アップデートをアンインストールするには、「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」>「更新履歴を表示」の順に進みます。
次に「更新プログラムのアンインストール」をクリックすると、インストール済みのアップデート一覧が表示されます。問題の原因と思われるアップデートを選んでアンインストールしましょう。
この手順で、Windows 10を遅くしてしまったアップデートを削除できます。
2. 破損または損傷したシステムファイルを修復する
ネットワークの不調などによりアップデートが途中で中断されると、重要なWindowsファイルが破損することがあります。これによりシステムが不安定になり、予期しない動作を引き起こす場合があります。
こうした破損は「システム ファイル チェッカー(SFC)」で修復できます。これはMicrosoftが無料で提供するツールで、PC全体をスキャンし、検出された問題を自動的に修復してくれます。
SFCを実行するにはコマンドプロンプトを使用します。以下の手順に従ってください。
- スタートメニューの検索バーに「cmd」と入力します。

- コマンドプロンプトを「管理者として実行」します。
- コマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。

スキャンが完了したらPCを再起動してください。アップデートによるファイル破損が原因だった場合、この方法で解決するはずです。
DISMコマンドを実行する
SFCでファイルを修復できなかった場合は、「DISM(展開イメージのサービスと管理)」コマンドを試してみましょう。これもMicrosoft製のWindows診断ツールですが、SFCよりも強力です。
DISMはWindowsのシステムイメージファイルを修復するコマンドです。先ほどと同じように管理者権限でコマンドプロンプトを開き、まず「DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth」を実行して、イメージが破損しているかどうかを確認します。
破損が検出されなかった場合は、より詳細なスキャンを「Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth」で実行できます。
※この処理には時間がかかることがあります。上記の手順で破損が見つかった場合は、「Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行して、損傷したファイルをダウンロードして置き換えます。
コマンドの実行が完了したらPCを再起動し、改めてSFCコマンドを実行して残りのエラーを修復しましょう。
3. バックグラウンドアプリを無効化する
アップデート後のWindows 10が遅い問題への対処法として人気があるのが、不要なバックグラウンドアプリを無効にする方法です。
ご存じのとおり、Windows 10には自分でダウンロードしたアプリ以外にも、プリインストールされたアプリが多数含まれています。これらのアプリは使用していなくてもバックグラウンドで動き続けます。しかし、その多くはWindows 10の動作に必須ではなく、常時起動しておく必要はありません。
問題は、こうしたアプリがCPUリソース(メモリやサイクルなど)を消費してしまう点です。本来なら空いているはずのリソースが奪われ、PCの動作が通常より遅くなってしまいます。
そこで、不要なアプリを停止させて性能が向上するか確認してみましょう。手順は以下のとおりです。
- Windowsの「設定」を開きます。
- 「プライバシー」>「バックグラウンド アプリ」をクリックします。
- 「バックグラウンドで実行できるアプリを選択する」の項目で、重要度の低いアプリをすべてオフにします。
PCを再起動すれば、動作速度は通常どおりに戻るはずです。
4. クリーンブートを実行する
クリーンブートとは、最小限のドライバーとスタートアップアプリのみでPCを起動する手法です。これにより、システムに問題を引き起こしているアプリケーションを特定できます。
クリーンブートの手順は以下のとおりです。
- スタートメニューの検索バーに「msconfig」と入力し、「システム構成」アプリを選択します。

- 「サービス」タブで「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」をクリックします。

- 「スタートアップ」タブで「タスク マネージャーを開く」をクリックします。

- 「スタートアップ」の一覧にあるアプリを1つずつ選択して無効化します。バックグラウンドプロセスを右クリックして「無効化」を選んでも構いません。

- 「タスク マネージャー」を閉じます。
- 「システム構成」の「スタートアップ」タブで「OK」をクリックします。
以上の手順が完了したら、PCを再起動するだけでクリーンブートが開始されます。
5. システムの復元を実行する
システムの復元は、Windowsを以前の正常に動作していた時点の状態へ戻すための無料ツールです。不具合や誤動作が発生した際によく利用されます。ここでは、アップデート適用前の状態へ設定を戻すために使用します。
以下の手順に従ってください。
- スタートメニューの検索バーに「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」を選択します。

- 「システム プロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
- 「システム保護」タブを選び、「システムの復元」をクリックします。

注意:このボタンがクリックできない場合は、復元ポイントがまだ作成されていないため、復元を実行できません。 - 「次へ」ボタンをクリックします。
- 復元ポイントを選択し、「影響を受けるプログラムのスキャン」をクリックして、削除されるアプリを確認します。
- 「次へ」をクリックして復元を開始します。
- 最後に「完了」をクリックします。
復元が完了すると、システムは最後のバックアップ時点の状態に戻ります。
注意:それでも問題が解決しない場合の最終手段は、Windowsを出荷時の状態にリセット(初期化)して一からやり直すことです。ただしこの操作はPCを購入時の真っさらな状態に戻す「最終手段」であるため、実行前にデータのバックアップを忘れずに行ってください。
まとめ:アップデート後のWindows 10の低速問題は解決できる
Windows 10のアップデート後にPCの動作が遅くなるのは大きなストレスですが、誰にでも起こり得るトラブルです。本記事で紹介したいずれかの方法で、PCを元のパフォーマンスへ戻せたのであれば幸いです。解決策はこれだけにとどまらず、PCをさらに高速化してパフォーマンスを向上させる方法は他にもたくさんあります。
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