Windowsエラー
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Windowsエラー

Discordの「RTC接続中/ルートなし」エラーを解決する7つの対処法

Discordは、ゲーマーやコンテンツ制作者に広く利用されている人気のVoIPプラットフォームです。自分専用のサーバーを作成すれば、友人やフォロワーとつながって交流できます。チャットや通話、メディアやドキュメントの共有、一緒にゲームを楽しむことも可能です。さらに、動作が軽量で完全無料である点も大きな魅力といえます。

しかし、繰り返し発生しがちな問題がひとつあります。それが「RTC接続中(No Route)」エラーです。音声通話のためにボイスチャンネルへ接続しようとした際に「ルートがありません」というメッセージが表示され、通話に参加できなくなるため、大きな不便となります。本記事では、このエラーの原因と解決方法を詳しく解説します。

Discordの「RTC接続中/ルートなし」エラーの原因とは?

このエラーが発生する理由は複数あります。最も多いのはIPアドレスの変化や、サードパーティ製ファイアウォール・ウイルス対策ソフトによるDiscordへの干渉です。以下に主な原因を挙げます。

a) デバイスのIPアドレスが変化した

IPアドレスは、Webサイトがユーザーの所在地を判定するために使われる情報です。動的IP接続を利用している場合など、IPアドレスが頻繁に変わると、Discordはボイスサーバーに接続できなくなります。IPアドレスの変化は不審な挙動とみなされ、接続の確立が妨げられるのです。

b) ウイルス対策ソフトやファイアウォールがDiscordをブロックしている

使用中のウイルス対策ソフトが、Discordの通話を妨げているケースがあります。サードパーティ製ソフトやファイアウォールによる制限が続く限り、「ルートなし」エラーが表示され続けます。

c) VPNの問題

VPNを利用している場合は、UDP(User Datagram Protocol)に対応しているかを確認してください。UDP非対応の環境ではDiscordは正常に動作せず、「ルートなし」エラーが表示されます。

d) リージョン(地域)の問題

接続先のボイスチャットサーバーが別の大陸でホストされている場合にも、このエラーが発生することがあります。簡単な解決策は、サーバーのホストにリージョン変更を依頼することです。

e) ネットワーク管理者によるブロック

学校や図書館などの公共Wi-Fiに接続している場合、ネットワーク上でDiscordがブロックされている可能性があります。その結果、ボイスチャットに接続しようとするたびに「RTC接続中」または「ルートなし」のまま止まってしまいます。

7つの解決方法

原因がおおよそ把握できたところで、具体的な対処法に移りましょう。ここでは、手軽な順に解決策を紹介します。単純な再起動だけで直ることも多いため、上から順番に試すのがおすすめです。これらの方法の多くは、実際に世界中のユーザーによって効果が確認されたものばかりです。

1. まずはシンプルに再起動してみる

あらゆる技術的な問題に対する基本の解決策が、再起動です。古典的な「一度オフにして、またオンにする」だけでも、意外なほど多くの問題が解消されます。前述のとおり、「ルートなし」エラーはIPアドレスの変化が原因となることがあります。PCとモデム/ルーターを再起動すればIPアドレスがリセットされ、ボイスサーバーへスムーズに接続できるようになります。動的IPによる不安定さも解消され、通信が安定します。それでもエラーが解消しない場合は、次の方法へ進みましょう。

2. ファイアウォールやウイルス対策ソフトの設定を確認する

一部のサードパーティ製ウイルス対策ソフトやファイアウォールは、Discordをブラックリストに登録することがあります。その結果、ボイスチャットサーバーへ接続できず、「RTC接続中/ルートなし」エラーが発生します。最も手軽な対処は該当ソフトのアンインストールですが、削除したくない場合は、ブラックリストからDiscordを除外しましょう。設定手順はソフトによって異なるため、各ソフトの公式ガイドを参照するのが確実です。また念のため、Windows Defenderにブロックされていないかも併せて確認しておきましょう。以下はWindows 10のファイアウォールでDiscordを許可する手順です。

  1. Windowsキー + I を押して「設定」を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」を選択します。
  3. 左側のメニューから「Windowsセキュリティ」をクリックします。
  4. 「ファイアウォールとネットワーク保護」を選びます。
  5. 画面下部にある「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックします。
  6. アプリの一覧と、それぞれの許可状況が表示されます。
  7. Discordが許可されていない場合は、一覧上部の「設定の変更」をクリックします。
  8. アプリごとの許可設定が行えるようになるので、Discordの「プライベート」列のチェックボックスにチェックを入れます。
  9. 設定を保存したら、ボイスチャットに接続して問題が解消したか確認しましょう。

3. VPNをオフにするか、UDP対応のVPNへ切り替える

VPNはプライバシー保護や通信のセキュリティ確保に便利なツールですが、Discordとの相性は必ずしも良好ではありません。多くのVPNはUDP非対応のため、Discordが正しく動作しない原因になります。

「RTC接続中/ルートなし」エラーを解消したいなら、Discord使用中はVPNを無効化するのがおすすめです。ただし、公共ネットワークの利用時などどうしてもVPNが必要な場合は、UDP対応のVPNサービスへ切り替えましょう。VPNを切っても症状が変わらない場合は、別の原因が考えられるため、次の対処法に進んでください。

4. ネットワーク管理者にブロックされていないか確認する

学校、図書館、職場などの公共ネットワークでは、管理者によってDiscordへのアクセスが制限されていることがあります。この場合、ボイスチャットサーバーへ接続できず「RTC接続中」のまま固まるか、「ルートなし」エラーが表示されます。まずは管理者にブロック解除を相談してみましょう。難しい場合の回避策もあります(※自己責任でお試しください)。以下の手順でGoogleのDNSサーバーを指定し、制限を回避できることがあります。

  1. コントロールパネルを開きます。
  2. 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」をクリックします。
  3. 現在接続中のネットワーク名のリンクをクリックします。
  4. 「プロパティ」ボタンを押します。
  5. プロパティウィンドウの「ネットワーク」タブから、「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択します。
  6. 再度「プロパティ」をクリックし、「全般」タブを開きます。
  7. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し、DNSサーバーアドレスを手動で入力します。
  8. 優先DNSサーバーに「8.8.8.8」、代替DNSサーバーに「8.8.4.4」を入力します。
  9. 「OK」をクリックして変更を保存します。
  10. PCを再起動してネットワークに再接続し、Discordが利用できるか確認します。

5. サーバー管理者にボイスリージョンの変更を依頼する

サーバーの音声リージョンが遠隔地の大陸に設定されていると、Discordは接続を確立できません。地理的な制約により、地球の反対側にいる友人と接続しようとすると「ルートなし」エラーが続くことがあります。

最も簡単な解決策は、ボイスチャットサーバーの管理者にリージョン変更を依頼することです。サーバー設定 → サーバーリージョンから変更できます。自分と同じ大陸のリージョンを選ぶのが理想ですが、近隣地域でも十分な効果が期待できます。

6. DiscordのQoS設定を無効にする

Discordには「QoS高パケット優先度」という機能があり、初期状態で有効になっています。これはルーターやモデムに対して、Discordのデータパケットの送受信を優先するよう指示する仕組みで、通話音質の向上に役立ちます。

しかし、一部のデバイスやインターネット回線ではこの処理に対応できず、逆に「RTC接続中/ルートなし」エラーの原因となることがあります。その場合は、この設定を無効化しましょう。

  1. Discordを起動し、画面左下の「ユーザー設定」(歯車アイコン)をクリックします。
  2. 「アプリの設定」欄までスクロールし、「音声&ビデオ」を選択します。
  3. 「QoS(Quality of Service)」の項目を探します。
  4. 「QoS高パケット優先度を有効化」のトグルをオフにします。
  5. Discordを再起動し、ボイスチャットを再度試します。改善しない場合は、次の方法へ進みましょう。

7. IP設定をリセットする

ここまで試しても問題が解決しない場合は、DNS設定をフラッシュしてIP設定をリセットしましょう。これにより、エラーの原因となる競合する設定が取り除かれます。多くのユーザーがこの方法で解決したと報告しています。コマンドプロンプトで以下のコマンドを順番に実行してください。

  1. Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. 「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enter を押します。管理者権限のコマンドプロンプトが起動します。
  3. 「ipconfig/release」と入力してEnterキーを押します。
  4. 設定の解放が完了したら、「ipconfig/flushdns」と入力してDNSキャッシュをクリアします。
  5. 「ipconfig/renew」と入力してEnterキーを押します。
  6. 最後にPCを再起動し、Discordをもう一度試します。これで問題が解決するはずです。

まとめ

本記事がお役に立ち、Discordの「RTC接続中/ルートなし」エラーを解決できたことを願っています。特にゲーマーにとってDiscordは欠かせないツールであり、このエラーのせいで仲間とつながらないのは非常にストレスですよね。しかし、これはよくある問題であり、誰にでも起こり得るものです。

この記事では、考えられるすべての原因に対する詳細な解決策をご紹介しました。早く問題が解決し、普段どおりボイスチャットを楽しめることを祈っています。それでも問題が残る場合は、関連するトラブルシューティング記事もぜひ参考にしてみてください。

  1. Twitchエラー#4000を解決する9つの対処法【Windows 10対応】

    Twitchは、ゲーマーの間で最も利用されているライブ配信プラットフォームのひとつです。人気ゲームのライブ配信を視聴できますが、配信の視聴中やサービスの利用中に、いくつかのエラーが発生することもあります。そのひとつが「Twitchエラー#4000」です。この記事では、Windows 10でTwitchエラー#4000が発生した場合の効果的な解決策を、初心者にもわかりやすく順を追ってご紹介します。ぜひ最後までお読みください。 Windows 10でTwitchエラー#4000を修正する方法 Windows PCでTwitchの配信を再生していると、エラー4000が表示されることがあります。以下

  2. Snapchatの接続エラーを解決する9つの方法

    Snapchatは、素敵な写真を撮って家族や友人と共有するために多くの人に愛用されている人気アプリです。豊富なフィルターで有名であり、瞬間を最速でシェアできる手段としても知られています。連絡先にすぐ写真を送れるだけでなく、短い動画を撮影して共有したり、ストーリーズを投稿したり、他のユーザーのストーリーズを閲覧したりすることも可能です。 しかし、ユーザーを悩ませるのが「Snapchat接続エラー」です。この問題にはさまざまな原因が考えられます。モバイル回線が正常に動作していない場合もあれば、Snapchat側のサーバーがダウンしていることもあります。同じトラブルに直面している方のために、本記事で