Windows 10でバックグラウンドアプリを無効化してバッテリーと動作速度を改善する方法
Windowsでは、ユーザーが操作していなくても、一部のアプリやプロセスがバックグラウンドで自動的に実行される仕組みになっています。これはシステムパフォーマンスの向上やアプリの最新状態の維持を目的とした便利な機能ですが、中には常駐させる必要のないアプリも含まれています。こうしたアプリは知らないうちにバッテリーを消耗させ、CPUやメモリなどのシステムリソースを占有します。不要なバックグラウンドアプリを無効化すれば、バッテリー持ちが改善され、システム全体の動作も速くなります。
ここで注意すべき点として、バックグラウンドでの実行を無効化すると、アプリを閉じた後に関連するすべてのプロセスが終了し、再度起動するまで機能しなくなるということが挙げられます。この記事では、特定のアプリだけ、またはすべてのアプリのバックグラウンド実行を停止する方法を詳しく解説します。
Windows 10でバックグラウンドアプリを停止する方法
作業を始める前に、万が一問題が発生した場合に備えて復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:特定のアプリだけバックグラウンド実行を停止したい場合
バックグラウンドアプリを無効化すると、バッテリー消費を大幅に抑えられ、システム速度の向上も期待できます。ただし、すべてのアプリを闇雲に無効化するのは避けましょう。通知や同期など、バックグラウンドでの動作が前提となっているアプリもあります。例えば、新着メッセージやメールの通知を行うアプリは、バックグラウンド実行を無効にすると通知が届かなくなります。無効化する前に、そのアプリの機能やシステムへの影響をよく確認してください。
特定のアプリのみを制限し、他のアプリはそのままにしたい場合は、プライバシー設定から個別に設定できます。以下の手順に従ってください。
1. タスクバーのスタートアイコンをクリックします。
2. スタートボタンの上にある歯車アイコンをクリックして「設定」を開きます。
3. 設定ウィンドウから「プライバシー」をクリックします。
4. 左側のメニューから「バックグラウンド アプリ」を選択します。
5. 「アプリのバックグラウンド実行を許可する」というトグルスイッチが表示されます。個別設定を行う場合は、これがオンになっていることを確認してください。
6. 「バックグラウンドで実行できるアプリを選ぶ」の一覧の中から、制限したいアプリのトグルスイッチをオフにします。
7. 逆に、何らかの理由ですべてのアプリのバックグラウンド実行を禁止したい場合は、「アプリのバックグラウンド実行を許可する」をオフに切り替えるだけでOKです。
以上がWindows 10でバックグラウンドアプリを停止する基本の方法ですが、別のアプローチをお探しの場合は、次の方法も参考にしてください。
方法2:バッテリーセーバーを使ってすべてのバックグラウンドアプリを停止する
バッテリー残量が少なくなったとき、真っ先に思いつくのがバッテリーセーバーの起動ではないでしょうか。バッテリーセーバーは、特別に許可されたアプリ以外のバックグラウンド実行を停止することで、電池切れを防ぐ機能です。この特性を利用すれば、すべてのバックグラウンドアプリを簡単に停止でき、再度有効化するのも難しくありません。
通常、バッテリーセーバーはバッテリー残量が指定した割合(初期値は20%)を下回ると自動的にオンになりますが、手動でいつでも切り替えることも可能です。バッテリーセーバーを有効にするには、以下のいずれかの方法を使用します。
1. タスクバーのバッテリーアイコンをクリックし、「バッテリー節約機能」を選択します。
2. 比較的新しいバージョンのWindows 10では、バッテリー持ちとパフォーマンスのバランスを調整できるスライダーが用意されています。タスクバーのバッテリーアイコンをクリックし、「電源モード」のスライダーを一番左までドラッグすると、バッテリーセーバーモードが有効になります。
3. もうひとつの方法として、タスクバーの通知アイコンから操作することもできます。「アクションセンター(Windowsキー + A)」を開き、「バッテリー節約機能」ボタンを直接クリックしてください。
さらに、設定アプリからもバッテリーセーバーを有効化できます。
- 「設定」を開き、「システム」に移動します。
- 左側のメニューから「バッテリー」を選択します。
- 「次回充電までバッテリー節約機能を有効にする」のトグルスイッチをオンにします。
この方法により、すべてのバックグラウンドアプリが制限されます。
方法3:デスクトップアプリのバックグラウンド実行を無効にする
上記の方法は、Microsoft Storeから入手したUWPアプリが対象であり、インターネットやメディア経由でダウンロードしたデスクトップアプリ(.EXEや.DLLファイルで起動する従来型アプリ)には適用されません。デスクトップアプリは「バックグラウンドで実行できるアプリを選ぶ」の一覧に表示されず、「アプリのバックグラウンド実行を許可する」設定の影響も受けません。デスクトップアプリを許可またはブロックするには、各アプリ自身の設定を使用する必要があります。
使用しないときはアプリを終了し、システムトレイ(通知領域)にも常駐していないか確認しましょう。具体的には以下のように操作します。
1. 通知領域の上向き矢印をクリックします。
2. 常駐しているシステムトレイのアイコンを右クリックし、「終了」を選択します。
また、サインイン時に自動的に起動するアプリもあります。これを防ぐには、スタートアップ設定を変更します。
1. タスクバーを右クリックし、メニューから「タスクマネージャー」を選択します。
2. 「スタートアップ」タブに切り替えます。
3. 自動起動を止めたいアプリを選択し、「無効化」をクリックします。
以上の方法を活用すれば、バックグラウンドで動作する一部またはすべてのアプリを無効化し、バッテリー寿命の延長とシステム速度の向上を実現できます。
関連記事
- Windows 10で保存済みWiFiパスワードを確認する4つの方法
- Windows 10におすすめの写真編集アプリ ベスト6
- Windows 10で回転ロックがグレーアウトする問題の解決法
- 「インターネットなし、保護されています」WiFiエラーの対処法
この記事がお役に立てば幸いです。これでWindows 10でバックグラウンドアプリを簡単に停止できるようになったはずです。本チュートリアルについてご不明な点がある場合は、お気軽にコメント欄でお尋ねください。
-
Androidスマホでバックグラウンドアプリを停止する5つの方法【動作改善・バッテリー節約】
Androidスマートフォンは非常に高性能なデバイスであり、デジタルカメラ、電子書籍リーダー、MP3プレーヤー、電卓、懐中電灯、ラジオなど、多くの機器の役割を1台に集約した革命的な存在です。しかし、それぞれの機能を実現するために多数のアプリが必要となり、スマホには次々とアプリがインストールされていきます。 インストール済みアプリが多いこと自体は、ストレージ容量を増やせばある程度解決できます。本当の問題は、多くのアプリがバックグラウンドで動作し続け、限られたリソースを消費してしまう点にあります。その結果、スマホの動作が遅くなったりフリーズしたり、バッテリーの減りが通常より速くなったりします。これ
-
Windowsがバックグラウンドで勝手にダウンロードするのを停止する方法【Windows 11/10対応】
ノートパソコンやデスクトップPCの動作が急に重くなったり、動きが鈍くなったりしたとき、その原因のひとつとして「バックグラウンドでのダウンロード」が挙げられます。ただし、PCが遅くなる理由はこれだけではありません。不要なファイルやアプリの蓄積、CPU使用率の高さ、ディスク容量の不足など、さまざまな要因が全体のパフォーマンスに影響を与えています。この記事では、「Windowsがバックグラウンドで何かをダウンロードしている場合の対処法」について詳しく解説します。 補足情報:帯域制限ソフトの活用 バックグラウンドでダウンロードが行われている間、PCはインターネット接続を常時使用し続けます。その結果、