Windows 10のロック画面からアプリを直接起動する方法【レジストリ活用術】
Windows 10のロック画面・ログイン画面にある「簡単操作」ボタン(電源ボタンの横にある時計のようなアイコン)は、聴覚や視覚に障害のある方にとって非常に重要な機能です。
しかし、そうした支援を必要としない方にとっては、存在すら気づかないボタンかもしれません。だったら、このボタンを自分にとって便利なものに作り替えてみてはどうでしょうか?この記事では、ログイン画面からさまざまなアプリを起動できるようにする方法をご紹介します。メモ帳を使ってログイン前に素早くメモを取ったり、ライティングソフトやコマンドプロンプト(Windows Defenderのセキュリティ回避に抵抗がない場合)を呼び出したりすることも可能です。
作業前の注意点
注意:この方法ではレジストリの編集を行います。それほど難しい操作ではありませんが、変更を加える前には必ずレジストリのバックアップを作成しておきましょう。
準備ができたら、さっそく始めましょう。
手順1:レジストリエディターを開いて目的の場所へ移動
まず、Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力してレジストリエディターを起動します。
次に、レジストリエディター上部のアドレスバーに以下のパスを入力します。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options

手順2:「utilman.exe」キーを作成する
左側のペインで「Image File Execution Options」フォルダ(キー)を右クリックし、「新規 → キー」を選択します。作成された「新しいキー #1」を右クリックして名前を変更し、「utilman.exe」とします。

手順3:「Debugger」文字列値を追加する
新しく作成した「utilman.exe」フォルダ内で、右側のペインの空いている部分を右クリックし、「新規 → 文字列値」を選択します。値の名前は「Debugger」としてください。

手順4:起動したいアプリのパスを設定する
続けて「Debugger」を右クリックし、「修正」を選択します。そして、ログイン画面から直接起動したいアプリやプログラムのフルパスを入力します。
アプリの場所がわからない場合は、エクスプローラーを開いて目的のアプリを検索しましょう(エクスプローラー右上の検索バーから探せます)。見つかったら、エクスプローラー上部のアドレスバーの空き部分をクリックすると、正式なディレクトリパスが表示されます。
そのパスを右クリックしてコピーし、レジストリエディターのDebugger値の編集ボックスに貼り付けます。例えば、ロック画面からメモ帳へのショートカットを作りたい場合は、値のデータに「C:\Windows\System32\notepad.exe」と入力します。

値のデータを入力したら「OK」をクリックして完了です。メモ帳の場合、「デスクトップ」フォルダにアクセスできないというエラーメッセージが表示されることがありますが、メモを取ってハードドライブに保存することは問題なくできます。
この裏技の制限事項
残念ながら、すべてのアプリがこの方法で動作するわけではありません。Microsoft Storeアプリは通常の実行ファイル(.exe)経由では起動しないため、付箋(Sticky Notes)やOneNoteなどは対象外となります。
また、かつては管理者権限のコマンドプロンプト(c:\Windows\System32\cmd.exe)をログイン画面から開くことで、PC上のほとんどのアプリを起動できました。しかし現在はWindows Defenderがこの手法をセキュリティ上の脅威として検知するようになり、コマンドプロンプトをロック画面から開こうとするとブロックされます。これを回避するにはWindows Defenderを無効化する必要がありますが、別のウイルス対策ソフトが導入されている場合に限ることをおすすめします。
まとめ
これで、Windowsのロック画面からメモを取ったり、Windows Defenderのセキュリティ警告を回避する覚悟があるならさまざまな操作を行ったりできるようになりました。ロック画面の新たな柔軟性をぜひ楽しんでください。ただし、レジストリの操作は慎重に行い、不用意な変更は避けましょう。
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