Windows 10でバックグラウンドアプリを無効化してPCを快適にする4つの方法
パソコンの動作がだんだん重くなる原因はさまざまですが、その一つがバックグラウンドで動作し続けるアプリです。使っていないアプリがCPUやメモリ、バッテリーを消費することで、PC全体のパフォーマンスが低下します。こうしたバックグラウンドアプリの動作を止めれば、失われた速度を取り戻せるかもしれません。
バックグラウンドアプリを制御する方法はいくつかあります。中にはレジストリを編集する方法もあり、誤操作を防ぐため通常より慎重な作業が求められます。目的やスキルレベルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
無効化する前に知っておきたい注意点
すべてのバックグラウンドアプリを一括でオフにする前に、次の点を押さえておきましょう。
- アプリ自体は引き続き使える: バックグラウンド動作を無効にしても、アプリの起動や利用は可能です。制限されるのは、未使用時にデータをダウンロードしたり、CPU・メモリ・バッテリーを消費したりする動作のみです。
- 通知や最新情報が届かなくなる: アプリを無効にすると、通知やライブタイル(スタートメニューのニュース表示など)が更新されなくなります。
- 常駐が前提のアプリもある: 一部のアプリはバックグラウンド動作が主要機能となっています。たとえば「アラーム」アプリを無効にすると、設定した時刻にアラームが鳴りません。別の目覚まし時計を使っているなら問題ありませんが、自分の使い方に合わせて判断してください。
方法1:設定アプリから個別にオフにする(最も簡単)
最も手軽なのは、Windowsの設定から切り替える方法です。スタートメニューから「設定」を開き、「プライバシー」をクリックします。


左側のメニューを一番下までスクロールし、「バックグラウンドアプリ」を選択します。右側にWindowsアプリの一覧が表示され、それぞれオン・オフのスイッチが付いています。使わないアプリのスイッチをオフにするだけで完了です。後でまた使いたくなった場合は、同じ手順でいつでも再度オンにできます。

ワンポイント: 各アプリがどれほどリソースを消費しているかを確認したい場合は、タスクマネージャーが便利です。Ctrl + Shift + Escキーでタスクマネージャーを開き、「アプリの履歴」タブを確認しましょう。一定期間のリソース使用量が一覧で表示されます。
方法2:レジストリエディターで一括禁止する
注意: レジストリを編集する前には、必ずバックアップを取ってください。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押すと、レジストリエディターが起動します。次の場所へ移動してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\AppPrivacy

「AppPrivacy」キーが存在しない場合は新しく作成します。「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択して、名前を「LetAppsRunInBackground」に変更してください。

作成した値をダブルクリックし、「値のデータ」を「2」に変更してOKをクリックします。これですべてのアプリのバックグラウンド動作が禁止されます。元に戻したいときは、この値を削除するか、「0」に変更すれば再び許可されます。
方法3:ローカルグループポリシーで停止する(Pro / Enterprise / Education向け)
Windows 10 Pro、Enterprise、Educationエディションをお使いの場合は、ローカルグループポリシーエディターを利用することもできます。
Win + Rキーを押し、今度は「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。
左側のツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「アプリのプライバシー」へ移動します。右側の項目一覧から「Windows アプリをバックグラウンドで実行する」をダブルクリックしてください。

設定画面が開いたら、既定の「未構成」ではなく「有効」を選択します。すると追加のオプションが表示されるので、「すべてのアプリの既定値」のドロップダウンメニューから「強制的に拒否する」を選び、「適用」→「OK」をクリックします。変更を反映するにはPCの再起動が必要なので、作業中のデータはあらかじめ保存しておきましょう。
方法4:バッテリーセーバー機能を活用する
ノートPCでは、バッテリー残量が20%を下回るとバッテリーセーバーが自動的に作動し、バックグラウンドアプリの動作が抑制されます。この機能は、バッテリー残量に関係なく手動で有効にすることも可能です。
「設定」→「システム」→「バッテリー」を開き、バッテリーセーバーのセクションを探します。

「次回充電までバッテリーセーバーをオンにする」というスイッチをオンにすれば、充電するまでの間、アプリのバックグラウンド動作が禁止されます。ただし、この方法が有効なのはMicrosoft Storeから入手したアプリのみである点には注意してください。
まとめ
バックグラウンドで動くアプリは、バッテリーを少しでも長持ちさせたいノートPCユーザーにとって大きな悩みの種です。今回紹介した4つの方法を活用すれば、不要な常駐アプリをコントロールし、PCの動作を軽くできます。まずは手軽な設定アプリからの無効化を試し、必要に応じてレジストリやグループポリシーを活用するのがおすすめです。
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