エラー0x80070091「ディレクトリが空ではありません」を解決する7つの方法
Windowsを使用していると、予期しないエラーに遭遇することがあります。その一つが「エラー0x80070091」で、「予期しないエラーのため、フォルダーを削除できません。エラー0x80070091:ディレクトリが空ではありません」という警告とともに表示されることがよくあります。
エラーの内容自体は「フォルダーを削除できない」ということが分かりますが、「ディレクトリが空ではありません」という部分は、実際に何を意味しているのか分かりにくく、戸惑う方も多いでしょう。
このエラーによってパソコンが正常に動作しなくなったり、作業効率に影響が出たりしている場合は、本ガイドが役立ちます。この記事では、このエラーの概要と具体的な解決方法について詳しく解説します。
Windowsエラー0x80070091とは?
このエラーは、さまざまなシナリオで発生するため、原因の特定が難しいのが特徴です。最も多いのは、フォルダーの削除や移動を行う際に発生するケースです。また、外部デバイスからファイルを転送する際や、データのバックアップ中に同じ問題が発生したという報告もあります。
この場合、次のようなメッセージがポップアップ表示されます。
- 操作は中断されました。
- 予期しないエラーのため、フォルダーを削除できません。このエラーが引き続き表示される場合は、エラーコードを使用してこの問題のヘルプを検索できます。
- エラー0x80070091:ディレクトリが空ではありません。
この問題は、Windows 7からWindows 10/11まで、幅広いバージョンのPCで確認されています。明確な原因は特定されていませんが、外部ドライブの不良セクターや、削除できない破損データが関係している可能性が高いと考えられています。
また、「エラー0x80070091:ディレクトリが空ではありません」は、システムの復元を使用する際にも発生することがあります。Windowsのシステムの復元機能は、あらかじめ作成しておいた復元ポイントの時点までシステムを巻き戻せる機能で、PCに障害が発生した場合の備えとして有効な手段です。
しかし、0x80070091のシステム復元エラーが発生すると、次のようなメッセージが表示されます。
- 復元ポイントからディレクトリを復元中に、システムの復元に失敗しました。
- ソース:AppxStaging
- 宛先:%ProgramFiles%\WindowsApps
- システムの復元中に不明なエラーが発生しました。(0x80070091)
この問題は、PCを以前の状態に戻そうとするシステム復元の実行中に発生し、復元を完了できなくなる原因となります。
エラー0x80070091「ディレクトリが空ではありません」の原因
PC上のファイルやフォルダーを削除する際にこのエラーが発生する場合、以下のような原因が考えられます。
- 管理者権限の問題により、ファイルやフォルダーを削除できない
- ハードドライブの不良セクター
- 破損または損傷したドライバー
- 一時フォルダー内にジャンクファイル(不要ファイル)が溜まりすぎている
回避策として、コマンドプロンプトからフォルダーを削除する方法があります。
手順は以下の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として起動します。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押します。
takeown /F #
icacls # /grant *:F
del #
※「#」は削除できなかったフォルダーの完全なパスと名前、「*」は管理者アカウントのユーザー名を表します。
一方、システムの復元中にエラー0x80070091が発生する場合は、WindowsAppsフォルダーに問題があることが原因です。このエラーは、復元先のディレクトリが空ではないことを示しています。つまり、システム復元の処理中に、WindowsApps配下の空であるべきフォルダーが空になっていない状態です。アンチウイルスソフトが処理を妨げているか、同期設定が影響している可能性がありますが、最新のWindows 10/11で発生しているため、断定的な原因は不明です。
従来の解決策は、WindowsAppsフォルダーを削除または名前変更することですが、このフォルダーにはTrustedInstallerしかアクセスできず、通常の方法では操作できません。そこで本記事では、まずすべてのアンチウイルスソフトをアンインストールしてから、他のアプリの干渉なしにシステムの復元を実行する方法を紹介します。それでも解決しない場合は、WindowsAppsフォルダー内部の名前を変更し、システム復元の処理を続行できるようにする手順へ進みます。
エラー0x80070091の原因を把握しておくことで、より的確な対策を立て、問題を効率的に解決できるようになります。
エラー0x80070091「ディレクトリが空ではありません」の解決方法
この問題は一見些細なものに見えますが、PC上の一部の操作を妨げる可能性があります。そのため、できるだけ早く解決することが重要です。原因に応じて、複数の対処法がありますので、順番に試していきましょう。
方法1:SFCツールを実行する
Windowsに標準搭載されているシステム ファイル チェッカー(SFC)ツールは、このエラーの解決に役立ちます。このユーティリティは、エラーの原因となっている可能性のある破損ファイルを検出し、自動的に修復を試みます。
- スタートボタンを押します。
- 検索ボックスに「cmd」と入力します。
- Ctrl + Shift + Enterキーを同時に押して、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- コマンドプロンプトに「SFC /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- 検証が完了したら、PCを再起動します。
スキャンが完了するのを待ってから、ファイルやフォルダーの削除を再度試み、エラーが解消されたかどうかを確認してください。
方法2:チェックディスクスキャンを実行する
標準搭載のディスクチェック(chkdsk)ツールは、システム ファイル チェッカーと似た仕組みですが、ハードドライブの不良セクターの修復に特化しています。エラー0x80070091を含むさまざまな問題の解決に非常に有効です。スキャンを実行するには、以下の手順に従ってください。
- Win + Xキーを押してメニューを開きます。
- 「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- 「はい」をクリックして、管理者としてコマンドプロンプトを実行します。
- コマンド「chkdsk C: /f /r /x」を入力します。
- Enterキーを押してスキャンを開始し、完了するまで待ちます。その後、PCを再起動してファイルやフォルダーを削除し、エラー0x80070091が解消されたかどうかを確認します。
方法3:Windowsエクスプローラーを再起動する
Windowsエクスプローラーは、Windows 95以降に標準搭載されているファイル管理ツールです。ファイルやフォルダー、ネットワーク接続の管理だけでなく、ファイルの検索なども行えます。
Windowsエクスプローラーを再起動することで、Windows 10/11でフォルダーを削除できない問題が解決する場合があります。手順は以下の通りです。
- デスクトップ上でタスクバーを右クリックし、コンテキストメニューから「タスクマネージャー」を選択します。
- タスクマネージャーの「プロセス」タブを開き、「Windowsエクスプローラー」を探します。
- 右クリックして「再起動」を選択するか、「Windowsエクスプローラー」を選択した状態で、ウィンドウ右下の「再起動」ボタンをクリックします。
その後、フォルダーの削除を試みて問題が解決したかどうかを確認してください。まだ「ディレクトリが空ではありません」という通知が表示される場合は、以下の方法を試してください。
方法4:アンチウイルスソフトをアンインストールする
次のステップは、PCにインストールされているアンチウイルスソフトを削除することです。アンチウイルスソフトはシステム復元などのプロセスに干渉し、正常な復元を妨げることで知られています。
方法5:Windows回復環境を使用する
Windows回復環境(WinRE)からシステムの復元を実行すると、成功する場合があります。特に、他のプロセスによって復元が中断されていたケースで有効です。
- Windowsキーを一度押します。
- Shiftキーを押しながら「再起動」を選択します。
- PCが再起動すると、Windows回復環境の画面が表示され、「続行」「トラブルシューティング」「PCの電源を切る」のいずれかを選択できます。
この環境からシステムの復元にアクセスするには、「トラブルシューティング > 詳細オプション > システムの復元」の順にクリックします。
次に、復元ポイントの選択を求められるので、戻りたい復元ポイントを選択し、画面の指示に従って操作を進めます。
方法6:セーフモードからシステムの復元を実行する
セーフモードは、最小限のインターフェースで必要なアプリのみを実行するWindowsの機能です。このモードを使用すれば、アンチウイルスなど他のプログラムがシステムの復元に干渉しないことを保証できます。
- Windowsキーを押し、「電源」オプションを選択します。
- Shiftキーを押し続けながら「再起動」をクリックします。
- 「トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動」の順にクリックします。
- システムが再起動し、複数の起動オプションが表示されます。
- セーフモードに入るには、キーボードのF4キーを押します。
PCがセーフモードで再起動すると、必要最低限のプログラムのみが動作するため、外部からの干渉を受けずに済みます。続いて、以下の手順でシステムの復元を実行します。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。
- 「rstrui.exe」と入力し、Enterキーを押します。
- 「次へ」をクリックし、復元したい復元ポイントを選択します。
- 「次へ > 完了」の順にクリックします。
あとは、システムの復元が完了するのを待ちましょう。
方法7:WINDOWS.OLDフォルダーを削除する
この問題を解決するもう一つの効果的な方法は、PC上の不要ファイルを削除することです。以下の手順で実行できます。
- Windowsキーを押しながらRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「C:\windows\SYSTEM32\cleanmgr.exe」と入力して「OK」をクリックします。
- クリーンアップ対象のドライブを選択して「OK」をクリックすると、ディスククリーンアップが自動的に実行されます。
- 次に、「システムファイルのクリーンアップ」を選択し、一覧から「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- 「ファイルの削除」を選択すると、C:\Windows.oldフォルダーが削除されます。
なお、不要ファイルの削除には、専用のPC最適化ツールを活用するのも一つの手段です。こうしたツールを使えば、不要なファイルを見逃さずに削除でき、プロセスやアプリの最適化も同時に行えるため、システム全体のパフォーマンス向上にもつながります。
まとめ
「エラー0x80070091:ディレクトリが空ではありません」は、PC上でファイルやフォルダーを削除する際や、システムの復元などの操作を行う際に発生することがあります。この記事では、この問題を解決するための7つの方法を紹介しました。原因に応じて適切な対処法を選び、パソコンを快適な状態に戻しましょう。
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