「システムの復元でファイルを抽出できませんでした」エラー0x80071160の解決方法
システムの復元は、Windowsの中でも特に歴史のある機能の一つですが、今でも非常に重要な役割を担っています。誤って削除したファイルの復旧や、OSが正常に動作していた時点への復帰を可能にしてくれる頼もしい機能です。
エラー0x80071160は、Windows 10/11の更新プログラムKB4480966のダウンロードやインストールに失敗した際によく発生します。また、システムの復元バックアップからファイルを抽出する際のアクセス許可の問題が原因で発生することもあります。
エラー0x80071160の解決策
Windows 10/11の更新プログラムのインストール中に「システムの復元でファイルを抽出できませんでした(0x80071160)」というメッセージが表示された場合、まずは設定アプリから「更新とセキュリティ」→「更新プログラムの確認」を試みるのが基本です。自動更新に失敗した場合は、以下の5つの対処法を順番に試してみてください。
方法1:ネットワーク接続を変更する
Windows 10/11の更新に失敗する原因として、意外にも多いのがインターネット接続の問題です。接続環境によってはダウンロードが完全に完了しないことがあります。この場合の解決策はとてもシンプルです。
LANケーブル接続を使用している場合はWi-Fiへ、Wi-Fiを使用している場合はLAN接続へ切り替えてみましょう。その後、ファイルを再度ダウンロードし、再インストールを試みてください。
方法2:更新プログラムKB4480966を手動でダウンロード・インストールする
- 現在のWindowsが64ビット版か32ビット版かを確認します。
- Microsoftの公式サイトなどで該当する更新プログラムを検索し、ダウンロードします。
- ダウンロードした更新ファイルを実行します。
- Windows Update スタンドアロン インストーラーの画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- 更新プログラムを適用するため、PCを再起動します。
方法3:Windows Updateコンポーネントをリセットする
問題がWindows Updateのコンポーネントにある場合、この方法でエラー0x80071160を解消できる可能性があります。以下の手順に従ってください。
- Windowsのスタートメニューの検索ボックスに「CMD」または「コマンドプロンプト」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。これにより、管理者権限のコマンドプロンプトが開きます。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押してWindows Update関連サービスを停止します。
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptSvc
net stop msiserver - 続いて、以下のコマンドでcatroot2フォルダとSoftwareDistributionフォルダの名前を変更します。各コマンド入力後、Enterキーを押してください。
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old - 手順2で停止したサービスを、以下のコマンドで再開します。こちらも各コマンドの後にEnterキーを押します。
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver - 最後にPCを再起動します。
方法4:高度な回復環境からシステムを復元する
エラーの原因がアクセス許可の問題である場合、「高度な回復環境(WinRE)」からの復元が有効です。この方法を使うには、事前にデバイスにバックアップを作成しておく必要があります。現在稼働中のWindowsから再起動する方法と、起動可能なUSBドライブやDVDから起動する方法の2通りがあります。ここでは、Windowsから起動する手順を紹介します。
- Windows 10/11の設定を開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選択します。
- 「回復」を選択します。
- 詳細スタートアップの項目にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
- 再起動後の画面で「オプションの選択」から「トラブルシューティング」を選択します。
- 「詳細オプション」を選択します。
- 「システムの復元」をクリックし、コンピュータを以前の時点に復元できるか確認します。
これで復元に成功すれば完了です。うまくいかない場合は、回復環境で「スタートアップ修復」を実行してから、改めてシステムの復元を試みてください。
方法5:DISMコマンドラインを使用する
上記のすべての方法で解決しない場合は、システムファイルの破損を修復できる「DISM(Deployment Image Servicing and Management)」コマンドの実行をおすすめします。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行してください。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Scanhealth
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
DISM.exe /online /cleanup-image /startcomponentcleanup
まとめ:バックアップは複数用意しよう
安全のため、システムの復元が機能しないケースに備えて、少なくとも2種類のバックアップを常に用意しておくことをおすすめします。片方のバックアップに問題があっても、もう一方から復旧できます。とはいえ、こうしたトラブルが頻繁に起こるわけではありません。システムの復元が完了したら、必要に応じてデータ復旧ソフトなどを活用し、バックアップしていなかったファイルを取り戻しましょう。
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