Windowsエラー
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Windowsエラー

Windows 10/11のアップデートエラー0x80070015の原因と解決策を徹底解説

オペレーティングシステムやアプリケーションを常に最新の状態に保つことは、パソコンを快適かつ効率的に動作させるために非常に重要です。アップデートには、新機能の追加、パフォーマンスの改善、バグ修正など、Windowsパソコンにとって有益な変更が含まれています。

Windows 10/11に標準搭載されている更新サービス「Windows Update」のおかげで、アップデートのインストールは格段に簡単になりました。利用可能なアップデートはバックグラウンドで自動的にダウンロードされ、インストールのタイミングは自分で選択できます。また、設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update を開き、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックすれば、手動でアップデートを確認することも可能です。

通常、Windows Updateを使ったシステムやアプリの更新はスムーズに行えるはずです。しかし最近、一部のユーザーから「Windows 10/11のアップデートエラー0x80070015」により更新に失敗するという報告が寄せられています。このエラーが発生すると、アップデートがパソコンにインストールできなくなり、多くのユーザーを悩ませています。

Windows 10/11のエラー0x80070015とは?主な原因を解説

エラーコード0x80070015は、Windows Update以外の場面でも発生することがあります。Windows 10/11のクリーンインストール時やMicrosoft Storeの利用時にこのエラーに遭遇したケースも報告されています。ただし、本記事ではWindows Update使用時に発生するエラー0x80070015に焦点を当てて解説します。

Windows 10/11のアップデートがエラーコード0x80070015で失敗すると、次のような通知が表示されるのが一般的です。

更新の失敗
一部の更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後でもう一度実行されます。この問題が繰り返し表示され、Webで情報を検索したりサポートに問い合わせたりする場合は、以下が役立つ可能性があります:
エラー 0x80070015

エラーコード0x80070015が表示される最も多い原因は、「Diagnostic Policy Service(診断ポリシーサービス)」が実行されていないことです。このサービスは、Windowsコンポーネントのエラー検出、トラブルシューティング、問題解決を担っています。診断ポリシーサービスが無効になっていると、パソコンが診断を実行できず、0x80070015などのエラーが発生します。

ただし、その他の要因が原因となる場合もあります。Windows Updateコンポーネントの破損、マルウェアやジャンクファイルの存在、CBS.Logファイルの破損なども、このエラーを引き起こす可能性があります。

Windows 10/11でエラーコード0x80070015を修正する方法

エラーコード0x80070015は、以下の手順に従えば比較的簡単に解決できます。その前に、まずシステムを整えるための基本的なトラブルシューティングを行いましょう。

  • ウイルス対策ソフトとファイアウォールを一時的に無効化する。セキュリティソフトがアップデートのインストールを妨げることがあります。特に、アップデートにセキュリティパッチが含まれている場合は注意が必要です。作業完了後は必ず有効に戻し、さらなるトラブルを防ぎましょう。
  • パソコンをクリーンアップする。ハードディスクの奥深くに蓄積されたジャンクファイルは、システムプロセスに干渉し、放置するとトラブルの原因になります。「Outbyte PC Repair」などのツールを使えば、不要ファイルを削除してパソコン全体のパフォーマンスを向上させられます。
  • システムファイルチェッカーを実行して破損したシステムファイルを修復する。「コマンドプロンプト(管理者)」を起動し、sfc /scannow コマンドを実行すると、破損・欠落しているシステムファイルをチェックできます。SFCツールは問題のあるファイルを正常なコピーと自動的に置き換えてくれます。
  • パソコンを再起動する。再起動によってOSがリフレッシュされ、トラブルシューティングの準備が整います。

対処法1:Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行する

Windows Updateでエラーが発生したとき、最初に試すべきなのがトラブルシューティングツールです。この組み込みユーティリティは、アップデートのインストールを妨げる一般的なエラーを自動的に修復するよう設計されており、エラーコード0x80070015への対処として最も手軽な方法です。

トラブルシューティングツールは、Windows Updateサービスを停止し、ダウンロードキャッシュを消去した後、サービスを再起動することで機能します。

トラブルシューティングツールを実行するには、以下の手順に従ってください。

  1. スタートメニューの検索バーで「トラブルシューティング」を検索します。
  2. 最適一致」の結果をクリックします。コントロールパネルの「トラブルシューティング」が表示されるはずです。
  3. コントロールパネルの画面が開いたら、「システムとセキュリティ」配下の「Windows Update の問題解決」をクリックします。
  4. Windows Updateのトラブルシューティング画面で「詳細」リンクをクリックします。
  5. 自動的に修復を適用する」にチェックを入れ、「管理者として実行する」をクリックします。

あとはトラブルシューティングツールが自動的に問題を検出し、修復可能かどうかを教えてくれます。

対処法2:Windows Updateサービスをリセットする

Windows Updateのエラーに対するもう一つの効果的な解決策は、Windows Updateコンポーネントのリセットです。以下の手順でWindows Updateサービスをリセットしてください。

  1. Windows + X キーを押して「パワー」メニュー(クイックリンクメニュー)を開きます。
  2. 結果の一覧から「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  3. PowerShellウィンドウが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力し、各行の後にEnterキーを押します。
    • net stop wuauserv
    • net stop cryptSvc
    • net stop bits
    • net stop msiserver
  4. これらのコマンドで、Windows Update関連のサービスが停止します。
  5. 次に、Software Distributionフォルダーの名前を変更するため、以下のコマンドを実行します。
    • Ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
    • Ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
  6. 最後に、Windows Updateサービスを再起動するため、以下のコマンドを実行します。
    • net start wuauserv
    • net start cryptSvc
    • net start bits
    • net start msiserver

すべてのコマンドの実行が完了したらPowerShellウィンドウを閉じ、Windows Updateを再度実行してエラーが解消されたか確認しましょう。

対処法3:CBS.Logファイルの名前を変更する

CBS.Logファイルには、アップデート中にインストールまたはアンインストールされたコンポーネントに関するログが記録されています。このファイルが破損していると、Windows Updateエラーの原因となることがあります。問題を解決するには、以下の手順でCBS.Logファイルを見つけて名前を変更してください。

  1. エクスプローラー」を起動し、「C:\WINDOWS\Logs\CBS」フォルダーへ移動します。
  2. CBS.Log」ファイルを見つけ、別の名前に変更します。
  3. 名前を変更したら、Windows Updateを開いて問題が解決されたかどうかを確認します。

ファイルの名前を変更できない場合は、以下の手順を試してください。

  1. Windows + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
  3. サービス」ウィンドウで「Windows Modules Installer」サービスを見つけ、ダブルクリックします。
  4. スタートアップの種類を「手動」に設定し、「適用 > OK」をクリックして変更を保存します。
  5. パソコンを再起動し、再度CBS.Logファイルの名前変更を試みます。

ファイルの名前変更後、サービス画面に戻り、Windows Modules Installerサービスのスタートアップの種類を元の値に戻しておきましょう。

対処法4:診断ポリシーサービス(Diagnostic Policy Service)を再起動する

診断ポリシーサービスが実行されていないことが原因でエラー0x80070015が発生している場合は、サービスを再起動するだけで問題を解決できます。

手順は以下の通りです。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
  2. コマンドプロンプトの画面で、以下のコマンドを1行ずつ実行し、各行の後にEnterキーを押します。
    • net localgroup Administrators /add networkservice
    • net localgroup Administrators /add localservice
    • exit
  3. コマンドの実行後、パソコンを再起動します。
  4. 上記の手順に従って「サービス」画面を開きます。
  5. Diagnostic Policy Service(診断ポリシー サービス)」を探し、状態が「実行中」になっているか確認します。「停止」と表示されている場合は、Diagnostic Policy Serviceを右クリックし、「プロパティ > 開始」をクリックします。

診断ポリシーサービスが実行状態になったら、Windows Updateを再度実行し、エラーコード0x80070015なしでアップデートをインストールできるか確認してください。

まとめ

Windows Updateを活用すれば、パソコンのアップデートは大幅に簡単になります。しかし、Windows 10/11がエラーコード0x80070015でアップデートに失敗する場合は、まずエラーの原因を特定し、本記事で紹介した適切な解決策を適用してください。原因が特定できない場合は、上記の対処法を順番に試していけば、必ず効果のある方法が見つかるはずです。

  1. Windows 10 Update Assistantとは?ダウンロードから無効化・アンインストールまで徹底解説

    Windows 10は、Microsoftが開発した代表的なオペレーティングシステムの一つで、開発コード名は「Redstone」と呼ばれています。市場での競争力を高めるため、MicrosoftはWindows 10に数多くの新機能を搭載しました。その一つが「Windows 10 Update Assistant(アップデートアシスタント)」です。この機能自体はWindows 8の時代から存在していましたが、Windows 10ではさらに強化されています。比較的新しい機能であるため、その詳細や使い方をよく知らない方も多いのではないでしょうか。本記事では、Windows 10 Update Ass

  2. Windows 10 May 2019 アップデート完全解説:知っておくべき新機能と変更点まとめ

    Microsoftが手掛けるWindows 10は、絶え間ない進化を続ける優れたオペレーティングシステムです。最新の「May 2019 アップデート」には、数多くの新機能や改善点、細かな調整が盛り込まれています。このアップデートは2019年5月21日に提供開始となり、「Windows 10 バージョン1903」または「19H1」と呼ばれるバージョンです。従来とは異なり、Windows 10では約6ヶ月ごとに機能更新プログラムが配信されます。今回のアップデートで何が変わったのか、詳しく見ていきましょう。アップデート前に押さえておきたいポイント新しいWindowsアップデートをインストールしようと