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標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法

コマンドプロンプト(CMD)は、Windowsオペレーティングシステムに搭載されているコマンドラインインタープリターです。管理者がコマンドを実行したり、高度な管理タスクを処理したりするために使用され、あらかじめ定義されたコマンド群によってさまざまな操作を効率的に行えます。また、エクスプローラーをベースとしたGUIに課されている制限の多くを回避できるため、扱い方を誤るとシステムに意図しない影響を与える可能性もあります。そこで、標準ユーザーアカウントに対してはコマンドプロンプトを無効化しておくのがおすすめです。これにより、経験の浅いユーザーやお子様による不用意な操作を防ぐことができます。本記事では、標準アカウントでコマンドプロンプトを簡単に無効化する2つの方法をご紹介します。

標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法

ローカルグループポリシーエディターでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする

グループポリシーとは、管理者が他のユーザーのWindows上での操作範囲を細かく制御できるようにする機能です。名称に含まれる「ローカル」は、現在操作しているコンピューター自体を指します。使い方は非常にシンプルで、有効化したい設定のパスさえ分かれば誰でも設定できます。さらに、各設定項目には詳細な説明が添えられているため、初めての方でも迷わず操作できるでしょう。なお、この設定は「ユーザーの構成」カテゴリー内にのみ存在します。

ただし、グループポリシーエディターはWindows Homeエディションには含まれていません。Home版をお使いの方は、この方法を飛ばして次のレジストリエディターを使った方法をご確認ください。

  1. キーボードのWindowsキーRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押してローカルグループポリシーエディターを起動します。標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法
  2. ローカルグループポリシーエディターの画面で、以下のパスへ移動します。
    ユーザーの構成\ 管理用テンプレート\ システム\
    標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法
  3. コマンド プロンプトへのアクセスを禁止する」という設定をダブルクリックします。設定画面が開いたら、オプションを「未構成」から「有効」に変更してください。コマンドプロンプトのスクリプト処理(バッチファイル)も一緒に無効化したい場合は、「はい」を選択します。標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法

    ポイント: 「はい」を選ぶとバッチファイル(.bat / .cmd)の実行が禁止されます。「いいえ」を選んだ場合は、コマンドプロンプト自体は無効になるものの、バッチファイルの実行は引き続き許可されます。

  4. 設定を有効にしたら、「適用」→「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。これで対象の標準ユーザーアカウントではコマンドプロンプトが使用できなくなります。
  5. 後日再有効化したい場合は、同じ設定画面でオプションを「未構成」または「無効」に戻すだけです。

レジストリエディターでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする

もうひとつの方法として、レジストリエディターを利用してコマンドプロンプトを無効化できます。仕組みとしては、先ほどのグループポリシーで設定を有効化した際に内部でレジストリが書き換えられるため、Windows Homeエディションのユーザーでもレジストリエディターから直接同じ設定を行えば同等の効果が得られます。ただし、必要なキーや値が存在しない場合は自分で作成する必要があり、その分いくつか手順が増えます。

注意: レジストリに新しい変更を加える前に、必ずバックアップを作成しておくことを強くおすすめします。誤った編集はシステム不具合の原因になることがあります。

  1. キーボードのWindowsキーRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法

    ポイント: UAC(ユーザーアカウント制御)の確認ダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして続行してください。

  2. レジストリエディターの画面で、以下のパスへ移動します。
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\System
  3. 右側の空いている部分を右クリックし、「新規 > DWORD (32ビット) 値」を選択します。作成された新しい値に「DisableCMD」という名前を付けてください。標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法
  4. 作成した値をダブルクリックして開き、値のデータを「1」に変更します。標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトへのアクセスを無効にする方法

    ポイント: 値のデータを「1」にすると、コマンドプロンプトのスクリプト処理を無効化する「はい」相当の動作になります。バッチファイルの実行を許可したい(「いいえ」相当にしたい)場合は、値のデータを「2」に設定してください。

  5. 値の変更後は、設定を確実に反映させるためにシステムを再起動してください。これで対象の標準ユーザーアカウントでコマンドプロンプトが無効になります。
  6. 将来的に再度有効化したい場合は、値のデータを「0」に変更するか、レジストリエディターから「DisableCMD」の値そのものを削除すれば元に戻せます。
  1. Windows 10でコマンドプロンプトとPowerShellのレガシーコンソールを有効/無効にする方法

    Windows 10では、コマンドプロンプトに多くの新機能が搭載されました。しかし、その存在を知らないユーザーも少なくありません。例えば、行の折り返し表示、コマンドプロンプトウィンドウのサイズ変更、ウィンドウの透明度調整、Ctrlキーを使ったショートカット(Ctrl+A、Ctrl+C、Ctrl+Vなど)といった便利な機能が利用できます。 ただし、これらの機能を使用するには、コマンドプロンプトの「従来のコンソールを使用する」設定を無効にする必要があります。PowerShellも同様に、コマンドプロンプトと同じ機能を備えており、これらの機能を活用するには「従来のコンソールを使用する」を無効化する

  2. Windows 10でレジストリエディターへのアクセスを無効にする方法

    本記事では、Windows 10のレジストリエディターへのアクセスを無効にする手順をご紹介します。Windowsレジストリは、パソコンのあらゆる設定が格納された階層型データベースであり、非常に重要な仕組みです。ただし、ここでいう「無効化」とは、レジストリ自体の機能を止めることではありません。レジストリはこれまでどおり正常に動作し続けますが、あなた(または高度な知識を持つ技術者)以外の誰もPC上のレジストリエディターにアクセスできなくなり、許可されていない変更を加えられなくなります。レジストリへのアクセス制限は簡単な操作ではないため、必ず記事を最後まで読み、手順を完全に理解したうえで実行してくだ