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Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

Windowsのコマンドプロンプトは、管理者がシステムを迅速かつ安定して稼働させ続けるための強力なツールです。一方で、一般ユーザーがコマンドプロンプトを使う機会はほとんどありません。

誤操作やトラブルを未然に防ぐため、多くの管理者はコマンドプロンプトへのアクセス自体を禁止しています。これにより、ユーザーが勝手にトラブルシューティングを行ったり、システムの整合性を損なう恐れのある領域を操作したりすることを防げます。

Windowsコマンドプロンプトとは

Windowsのコマンドプロンプト(DOSプロンプトとも呼ばれます)は、バッチ処理の作成、コンピューターエラーのトラブルシューティング、システム全体に及ぶコマンドの実行などを可能にし、管理業務をより簡単かつ効率的にするツールです。一般ユーザーにとって、このツールが必要になる場面はごくわずかです。

インターネット上にはWindows PCのエラー修正に関するアドバイスが数多く公開されています。そのため、専門家を待たずに自分でトラブルシューティングや修復を試みるユーザーも少なくありません。

そこで一部の管理者は、機能ごとに個別に制限をかける代わりに、コマンドプロンプトへのアクセス自体を禁止することで手間を省いています。アクセスを遮断すれば、ユーザーが触れるべきでない領域を勝手に操作することを確実に防げる、手軽な対策です。

グループポリシーでコマンドプロンプトを無効化する方法

注意: 以下で紹介する方法は、Windows Vista、Windows 7、Windows 8/10で利用できます。ただし、HomeエディションやStarterエディションにはグループポリシーエディターが搭載されていないため、この方法は使えません。その場合は、後述のレジストリ編集による方法をご利用ください。

まず、管理者権限を持つアカウントでWindowsにログインします。スタート>ファイル名を指定して実行を選択して実行ダイアログボックスを開きます。スタートメニューに実行コマンドが表示されていない場合は、キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押してください。実行ボックスにgpedit.mscと入力し、OKボタンをクリックします。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

ローカルグループポリシーエディターウィンドウの左側ペインで、ユーザーの構成>管理用テンプレート>システムのフォルダーを開きます。このとき、フォルダーを展開せずに、システムフォルダーをクリックして選択してください。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

右側のペインにある「コマンドプロンプトへのアクセスを禁止する(Prevent Access to the Command Prompt)」という項目を見つけて、ダブルクリックします。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

コマンドプロンプトへのアクセスを禁止するの設定画面が表示されます。多くの環境では、この設定は初期状態で未構成(Not Configured)になっています。有効(Enabled)を選択し、OKボタンをクリックしてください。

開いている他のウィンドウをすべて閉じれば設定完了です。設定を反映させるためにPCを再起動する必要はありません。これで、このPCの全ユーザーがコマンドプロンプトにアクセスできなくなります。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

レジストリでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する方法

グループポリシーの設定にアクセスできない環境では、レジストリを直接編集してコマンドプロンプトを無効化できます。作業の前に、万が一のトラブルに備えてレジストリのバックアップを必ず取っておきましょう。

スタートメニューをクリックし、「regedit」と入力してレジストリエディターを開きます。次のパスへ移動してください。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\

Windowsキーの下にいくつかのキーが表示されますが、おそらくSystemキーは存在しないはずです。Systemキーがない場合は新しく作成する必要があります。Windowsキーを右クリックし、新規-キーを選択してください。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

キー名を「System」に変更して選択したら、右側のペインで右クリックし、新規-DWORD (32ビット) 値を選択します。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

値の名前を「DisableCMD」としてEnterキーを押します。次に、その値をダブルクリックして編集画面を開き、10進数を選択して値を「2」に設定します。「2」はコマンドプロンプトのみを無効化する設定です。「0」はコマンドプロンプトを有効化する設定、「1」はコマンドプロンプトとバッチスクリプトの実行を両方無効化する設定になります。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

変更は即座に反映されます。コマンドプロンプトを起動しようとすると、ウィンドウは開くものの、次のようなメッセージが表示され、使用できなくなります。

Windowsでコマンドプロンプトへのアクセスを無効化する2つの方法

コマンドプロンプトは便利な管理ツールですが、一般ユーザーが日常的に使うことはほとんどありません。OSの機能をひとつひとつ制限するよりも、今回紹介したいずれかの方法でコマンドプロンプトへのアクセスをまとめて禁止する方が、管理者にとって手軽で効果的です。ぜひ試してみてください。

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