Windows 10のメール・カレンダーアプリでエラー0x8007054eが出たときの対処法
Windows 10は、オペレーティングシステムの歴史における大きな転換点となり、登場以来常に注目を集めてきました。洗練されたGUIと高いパフォーマンスは、世界中のコンピューターユーザーから支持される大きな理由です。
しかしその一方で、「メール」や「カレンダー」アプリでアカウントを設定しようとした際に、エラー0x8007054eが発生するという報告が多数寄せられています。このエラーが表示されると、画面には「問題が発生しました。申し訳ありませんが、操作を完了できませんでした」というメッセージが現れ、アカウントの追加自体ができなくなってしまいます。
WindowsストアにはWindows 8の時代から多くのバグや機能不足がありましたが、Microsoftは改良を重ね、ユーザーエクスペリエンスを大きく向上させてきました。Windows 10には便利な標準アプリが数多く搭載されており、「メール」と「カレンダー」もその代表格として、多くのユーザーに日常的に利用されています。
ところが残念ながら、この2つのアプリは利便性の高さとは裏腹に、バグが多く、特定の状況下では正常に動作しないことがあります。本記事では、エラー0x8007054eの発生原因と、実際に効果のある対処法を順を追って詳しく解説します。

エラー0x8007054eが発生する原因
Windowsの「メール」および「カレンダー」アプリのアカウント情報は、ローカルディスク(Cドライブ)内のフォルダに保存されています。何らかの理由でこのフォルダが破損すると、アカウント情報の保存や読み込みができなくなり、結果としてエラー0x8007054eが発生します。
破損したシステムファイルの修復
まず最初に、システムファイルの破損や欠落が原因になっていないかを確認しましょう。「Restoro」などのシステム修復ツールをダウンロードして実行し、破損・欠落しているファイルをスキャンします。破損したファイルが見つかった場合は修復を行い、その後エラーが解消されたかどうかを確認してください。改善しない場合は、以下の解決策を試してみてください。
エラー0x8007054eを解決する方法
対処法はいくつかありますが、ここでは特にこの問題との関連性が高い方法のみを厳選して紹介します。
方法1:アカウント情報フォルダ(Commsフォルダ)を修正する
この方法はすべての対策の中で最も有効とされており、正しく実行すれば「メール」「カレンダー」アプリを正常な状態に戻すことができます。以下の手順に従ってください。
手順1:まず、パソコン上で「メール」と「カレンダー」アプリを完全に終了します。
手順2:次に、Cドライブ内のフォルダ(Windows 10をCドライブにインストールしている場合)へ移動します。そのためには、パソコンで隠しファイルを表示する設定が必要です。
手順3:隠しファイルを表示するには、エクスプローラーの上部にある「表示」タブを開き、「隠しファイル」にチェックを入れます。これで、ローカルドライブ上の隠しファイルや隠しフォルダが表示されるようになります。

手順4:続いて、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Localへ移動し、その中にある「Comms」フォルダを見つけます。このフォルダを名前変更または削除することで、問題のアプリに保存されていたアカウント情報を消去できます。
注意:フォルダの名前変更や削除を行う際に「操作を完了できません」というエラーが表示された場合は、パソコンで動作中のすべてのアプリを閉じるか、一度再起動してからもう一度試してください。

手順5:Commsフォルダを削除したら、「メール」または「カレンダー」アプリを再度開きます。すると、初めてセットアップするときと同じようにアカウントの設定を求められるので、アカウントを追加して通常どおり使用を開始してください。

方法2:「メール」と「カレンダー」アプリを再インストールする
上記の方法で解決しない場合は、最終手段としてWindows 10の「メール」「カレンダー」アプリを再インストールします。ただし、Windowsの標準アプリは他の一般的なアプリと異なり、通常の手順ではアンインストールできない点に注意が必要です。そこで、以下のようにPowerShellを使ってアプリを削除し、その後Windowsストアから再インストールします。
検索ボックス(Cortana)で「PowerShell」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択して起動します。

次のコマンド行をコピーして、PowerShellに入力(貼り付け)し、Enterキーを押します。
注意:管理者として実行していない状態でコマンドを実行すると、エラーになりますのでご注意ください。
Get-appxprovisionedpackage –online | where-object {$_.packagename –like “*windowscommunicationsapps*”} | remove-appxprovisionedpackage –online
コマンドの実行後、パソコンを再起動し、Windowsストアから「メール」と「カレンダー」アプリをダウンロードします。アプリを起動して、問題が解消されたかどうかを確認してください。
まとめ
エラー0x8007054eの主な原因は、アカウント情報を保存している「Comms」フォルダの破損です。まずは方法1のフォルダ削除を試し、それでも改善しない場合に方法2のアプリ再インストールを実行しましょう。なお、大規模なWindows Updateの適用後に同様のエラーが再発することがあるため、その場合は同じ手順を再度実行すれば解決できます。
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