Windowsの「オーディオサービスが実行されていません」エラーを解決する6つの方法
「オーディオサービスが実行されていません(The Audio Service is not running)」は、Windowsが表示する警告メッセージの一つで、サウンドの再生を担当するサービスが停止しており、自動的に起動できないことを示しています。
多くのWindowsユーザーが経験したことがあるこの問題では、タスクバーにある音量(スピーカー)アイコンの右下に赤い×マークが表示されます。このアイコンにマウスカーソルを合わせると、次のようなメッセージが表示されます。
オーディオサービスが実行されていません
この問題は、Windows史上最も成功したバージョンの一つであるWindows 7で特に多く報告されていますが、他のバージョンのWindowsでも発生する可能性があります。興味深いことに、この問題が発生していても、タスクバーの音量アイコンに赤い×が表示され、Windows Audioサービスが停止していても、接続されたスピーカーやヘッドホンで問題なく音声を再生できるケースがほとんどです。
この問題の根本的な原因は、ほとんどの場合、Windows Audioサービス本体、またはその依存サービス(このサービスの起動に必要なサービス)が何らかの理由で突然停止するか、PCの起動時に自動的に開始しないことにあります。これが「オーディオサービスが応答していません」というエラーの原因になることもあります。多くの場合、PCを再起動すれば一時的に解消しますが、問題が起こるたびに再起動するのは非効率です。そこで本記事では、より恒久的な解決策を6つ紹介します。
解決策1:音量を上げ下げしてみる
驚くほどシンプルな方法ですが、実は多くのユーザーがこの方法で問題を解決しています。音量をわずかでも調整するだけで、サービスが正常な状態に戻ることがあります。
- タスクバーの音量アイコン(赤い×が付いているもの)をクリックします。音量スライダーが表示されます。
- 表示されたスライダーを使って、少量でも構わないので音量を上げるか下げます。
- これだけで赤い×マークが消え、アイコンにカーソルを合わせても「オーディオサービスが実行されていません」というメッセージが表示されなくなるはずです。

解決策2:Windows Audioサービスと依存サービスを再起動する
もう一つの非常に効果的な解決策は、Windows Audioサービスとその依存サービスを再起動し、3つのサービスすべてが自動起動に設定されていることを確認することです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、services.mscと入力してEnterキーを押します。

- 以下のサービスを順番に探してダブルクリックし、スタートアップの種類を自動に設定します。
Windows Audio
Windows Audio Endpoint Builder
Multimedia Class Scheduler(存在する場合)
- 続いて、以下のサービスを右クリックし、コンテキストメニューから再起動を選択します。
Windows Audio Endpoint Builder
Multimedia Class Scheduler(存在する場合)
Windows Audio
3つのサービスすべてを再起動すると、赤い×マークが消え、Windows Audioサービスが正常に稼働し、警告メッセージも表示されなくなります。
解決策3:ログオン設定を変更する
場合によっては、サービスが特定のアカウントでのログオンのみ許可されており、現在使用中のユーザーアカウント向けに設定されていないことがあります。以下の手順でログオン設定を変更しましょう。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- services.mscと入力してEnterキーを押します。

- 一覧から「Windows Audio」サービスを右クリックし、プロパティを開きます。
- 「ログオン」タブを開き、「このアカウント」ではなく「ローカルシステムアカウント」を選択します。

- 問題が解決したか確認します。
- 解決しない場合は、「このアカウント」にチェックを入れ、テキストボックスに「Local Service」と入力します。
- パスワード欄とパスワード確認欄には任意の文字列を入力します(内容は特に問われません)。
- 「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックします。
- 問題が解決したか再度確認します。
解決策4:サウンドドライバーを再インストールする
サウンドドライバーの設定やファイルが破損していると、ドライバーとハードウェア間の通信が妨げられ、この不具合が発生することがあります。ここでは、デバイスマネージャーからドライバーを一度アンインストールし、再インストールします。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- devmgmt.mscと入力してEnterキーを押します。

- デバイスマネージャーで「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開します。

- 使用中のオーディオドライバーを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- アンインストールが完了したら、「ハードウェア変更のスキャン」をクリックします。デバイスマネージャーが自動的にドライバーを再インストールします。
- 問題が解決したか確認します。
- 解決しない場合は、ドライバーを右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「ドライバー」タブを開き、「ドライバーのロールバック」を選択します。
- それでも改善しない場合は、同じ手順を繰り返して今度は「ドライバーの更新」を選択してください。
解決策5:オーディオのトラブルシューティングツールを実行する
手動または自動の変更によって、PCのオーディオ設定が崩れている可能性があります。アプリケーションのインストール後に発生することもあります。ここでは、Windows標準のトラブルシューティングツールを活用します。
- Windowsキー + Iを押して「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」をクリックし、左側のペインから「トラブルシューティング」を選択します。(Windows 11の場合は「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」からアクセスできます。)

- トラブルシューティング画面で「オーディオの再生」をクリックし、「トラブルシューティングツールの実行」を選択します。
- ツールの実行後、問題が解決したか確認します。
解決策6:コマンドを実行する
ローカルアカウントの設定に問題がある場合にも、この症状が発生することがあります。管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して解決を試みましょう。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- cmdと入力し、Shift + Ctrl + Enterを押して管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。

- コマンドプロンプトで以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。
net localgroup Administrators /add networkservice
net localgroup Administrators /add localservice
SC config Audiosrv start= auto
REG ADD "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Audiosrv" /V start /T REG_DWORD /D 2 /F
secedit /configure /cfg %windir%\inf\defltbase.inf /db defltbase.sdb /verbose - 完了後、問題が解決したか確認します。
注意:サードパーティ製ソフトウェアによる干渉を排除するため、セーフモードでサウンドが正常に機能するかどうかも併せて確認してください。また、サウンドドライバーの再インストールも有効な場合があります。
-
Windows 10で「ワイヤレス自動構成サービス(wlansvc)が実行されていません」と表示される問題を解決する13の方法
WLANSVC(WLAN AutoConfig)サービスは、パソコンに無線アダプターが搭載されている場合に、利用可能なワイヤレスネットワークを検出し、接続を支援する重要なサービスです。このサービスは、どのネットワークに接続すべきかを判別し、必要な設定を自動的に構成してくれるため、最適なワイヤレスネットワークへスムーズにインターネット接続できるようになります。しかし、Windows 10のパソコンで「ワイヤレス自動構成サービス(wlansvc)が実行されていない」という問題が発生し、ワイヤレスネットワークに正常に接続できなくなることがあります。同じ症状でお困りの方は、この記事が参考になるはずです
-
Windows 10で「Intel RSTサービスが実行されていません」エラーを解決する方法
RSTとは「Rapid Storage Technology(ラピッド・ストレージ・テクノロジー)」の略称です。Intel Rapid Storage Technologyは、SATAディスクを搭載したPCのパフォーマンスと信頼性を向上させるWindows向けアプリケーションです。SATAドライブを1台以上使用している場合、パフォーマンスの向上と消費電力の削減というメリットが得られます。さらに、複数のSATAドライブを使用していれば、停電などの障害が発生した際のデータ損失に対する保護を強化することも可能です。 しかし一部のユーザーからは、タスクバーの右側に「Intel RSTサービスが実行され