ブルースクリーンエラー0x00000116の修正方法|原因と10の対処法を徹底解説
Windowsは、ハードウェアやソフトウェアに問題を検出すると、パソコンやノートPCで何が起きているかを特定できるよう、さまざまなエラーを生成します。その中でもユーザーが最も避けたいのが「ブルースクリーン・オブ・デス(BSOD)」でしょう。BSODには問題の特定に役立つエラーコードが含まれており、その一つが0x00000116です。
エラー0x00000116とは?
このバグチェックコードは、グラフィックカードドライバーがGPUのリセットを試みたものの、割り当てられた時間内に処理が完了せず、タイムアウトが発生したことを示しています。主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 故障しているグラフィックカード
- 破損したグラフィックドライバー
- 最新版に更新されていないドライバー
- その他のソフトウェア・ハードウェアの競合
本記事では、この問題を解決するための10の対処法を順番にご紹介します。
方法1:別のゲームを起動してみる
BSODの原因が、プレイ中のゲーム自体にある場合があります。例えば、Minecraftを起動中にエラー0x116でWindowsが停止した場合、別のゲーム(例:World of Warcraft)を起動して、正常に動作するかどうかを確認しましょう。
- 別のゲームでもBSODが発生する場合は、ゲーム側の問題ではないため、以降のハードウェア・ソフトウェアのトラブルシューティングに進んでください。
- 別のゲームが正常に動作する場合は、グラフィックカードやドライバーには問題がなく、最初のゲーム(Minecraft)自体に原因がある可能性が高いです。その場合は、ゲームを一度アンインストールし、Windowsを再起動してから最新版を再インストールしましょう。
以下はゲームをアンインストールする手順です(Windows XP〜Windows 10共通の手順です)。
- Windowsロゴキー + Rキーを同時に押す
- 「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押す
- 対象のゲーム(ここではMinecraft)を選択する
- Minecraftを右クリックして「アンインストール」を選択

- アンインストールが完了するまで待機する
- Windowsを再起動する
- ゲームの最新版をダウンロードする
- ゲームをインストールする
- Windowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
それでもMinecraftのプレイ中に問題が発生する場合は、ゲームのインストール環境とドライバー、OSの間に競合が生じている可能性があります。その際は、方法8のOSのクリーンインストールを検討してください。
方法2:以前のドライバーにロールバックする
グラフィックカードのドライバーを更新した直後から、エラー0x00000116が発生してゲームができなくなった場合は、ドライバーを以前のバージョンに戻す(ロールバック)ことで改善する可能性があります。デバイスマネージャーを使った手順を紹介します(Windows XP〜Windows 10共通)。
- Windowsロゴキー + Rキーを同時に押す
- 「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押す
- 「ディスプレイアダプター」を展開する
- グラフィックカードを右クリックし、「プロパティ」を選択する
- 「ドライバー」タブを開く
- 「ドライバーを元に戻す」をクリックする。※ドライバーを更新した履歴がない場合、このボタンは利用できません。

- ロールバックが完了するまで待機する
- Windowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
方法3:グラフィックカードのドライバーを更新する
上記の方法で問題が解決しない場合は、グラフィックドライバーの更新を試みましょう。ここでは、ノートPC「Dell Vostro 5568」のグラフィックカードをアンインストールし、「NVIDIA GeForce 940MX」の最新ドライバーをインストールする手順を紹介します。まずグラフィックデバイスを削除し、その後に最新ドライバーをインストールします(Windows XP〜Windows 10共通の手順です)。
- Windowsロゴキー + Rキーを同時に押す
- 「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押す
- 「ディスプレイアダプター」を展開する
- 「NVIDIA GeForce 940MX」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択

- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れ、「アンインストール」をクリックする
- アンインストールが完了するまで待機する
- Windowsを再起動する
- お使いのノートPC用の最新グラフィックドライバーをダウンロードする。今回はDell Vostro 5568を使用しているため、Dell公式サイトにアクセスします
- 「Video」カテゴリへ移動し、「nVIDIA GeForce /GTX /Quadro グラフィックドライバー」をクリックする

- nVIDIA GeForce /GTX /Quadro グラフィックドライバーをインストールする
- Windowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
方法4:ATI Catalystのゲーミングオーバークロック機能を無効にする
ATI Radeonのグラフィックカードを使用しており、ATI Catalystソフトウェアをインストールしている場合は、「Gaming Overclocking」または「Graphics OverDrive」機能を無効にする必要があります。ここではRadeon HD 7950での手順を紹介します。
- スタートメニューを開き、「ATI Catalyst Control Center」と入力して起動する
- 「パフォーマンス(Performance)」タブを選択し、「AMD OverDrive」をクリックする
- 「Graphics OverDrive を有効にする」のチェックを外す

- 「適用(Apply)」をクリックする
- Windowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
方法5:DISMを使ってWindowsイメージを修復する
この方法では、DISM(Deployment Image Servicing and Management)というツールを使用します。DISMはコマンドラインツールで、Windowsイメージファイル(install.wim)をマウントし、インストール・アンインストール・構成・Windows Updateなどを含むイメージのサービスを行えます。DISMはWindows ADK(Windows Assessment and Deployment Kit)の一部であり、Microsoftの公式サイトからダウンロードできます(Windows 7〜Windows 10で共通の手順です)。
- Webブラウザー(Google Chrome、Mozilla Firefox、Edgeなど)を起動する
- リンク先のページからWindows ADKをダウンロードする
- Windows ADKを実行する
- 「Deployment Image Servicing and Management(DISM)」を選択して「インストール」をクリックする
- スタートメニューを開き、「Deployment Image Servicing and Management」と入力する
- 「Deployment Image Servicing and Management」を右クリックし、「管理者として実行」を選択

- 管理者権限での実行を許可するため「はい」をクリックする
- 「Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力してEnterキーを押す

- Windowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
方法6:仮想化機能を無効にする
仮想化とは、1台の物理マシン上で複数のOSを実行できるようにする技術です。仮想化には、サーバー仮想化、ネットワーク仮想化、ストレージ仮想化、アプリケーション仮想化など、さまざまな種類があります。例えばHyper-VやVMwareを使用するには、BIOSまたはUEFIで仮想化サポートを有効にする必要があります。ここでは、ASUS P8B75-MマザーボードでIntel Virtualization Technologyを無効にする手順を紹介します。
※無効化の手順はマザーボードによって異なるため、必ずお使いのマザーボードの技術資料の「Virtualization」の項目を確認してください。
- パソコンを再起動または電源オンする
- 起動中にF2キーまたはDeleteキーを押してBIOS/UEFIに入る
- F7キーを押して「Advancedモード」に切り替える
- Advancedモードへの切り替えを「OK」で確認する
- 「Advanced」タブを選択する
- 「CPU Configuration」を開く
- 「Intel Virtualization Technology」の項目へ移動する
- 「Intel Virtualization Technology」を無効(Disabled)にする

- 「Exit」を選択する
- 設定を保存してWindowsを再起動する
- ゲームを起動して確認する
方法7:BIOSまたはUEFIを更新する
BSODのエラーコードに悩まされている場合、BIOSやUEFIファームウェアの更新が有効なことがあります。ここでは、ASUS P8B75-MマザーボードでのBIOS/UEFI更新手順を紹介します。まず現在のBIOS/UEFIのバージョンを確認しましょう。
※更新手順はマザーボードによって異なるため、必ずお使いのマザーボードの技術資料の「BIOS/UEFI」の項目を確認してください。
- Windowsロゴキー + Rキーを同時に押す
- 「msinfo32.exe」と入力してEnterキーを押す
- 「BIOSバージョン/日付」の項目を確認する。この例では現在のバージョンは1606、作成日は2014年3月3日です

- Webブラウザー(Google Chrome、Mozilla Firefox、Edgeなど)を起動する
- ASUS公式サイトにアクセスし、新しいBIOSバージョンをダウンロードする。この例では新しいバージョン1701をUSBフラッシュドライブにダウンロードします

- パソコンを再起動する
- 起動中にF2キーまたはDeleteキーを押してBIOS/UEFIに入る
- F7キーを押して「Advancedモード」に切り替える
- Advancedモードへの切り替えを「OK」で確認する
- 「ASUS EZ Flash Utility」を選択する

- USBフラッシュドライブ内のアップデートファイルを選択し、「Install」をクリックする
- Windowsを再起動する
- 再度「msinfo32.exe」を実行し、BIOSが新しいバージョンに正常に更新されたことを確認する

- ゲームを起動して確認する
方法8:OSをクリーンインストールする
すべての方法を試してもエラーコード0x00000116が解決しない場合は、Windowsのクリーンインストールを行い、最新のドライバーとプレイしたいゲームの最新版をインストールすることをおすすめします。その後、ゲームを起動して動作を確認してください。それでも問題が解決しない場合は、次の方法を試しましょう。
方法9:モニターを1台だけ使用する
デュアルモニター環境を使用している場合は、グラフィックカードから片方のモニターのケーブルを抜き、1台のみ接続した状態でゲームをプレイしてみてください。問題なくプレイできる場合は、今度は逆のモニターを1台だけで接続して確認します。どちらか片方のモニターでのみ正常に動作する場合、グラフィックカード自体に不具合がある可能性が高いため、カードの交換を検討してください。
方法10:グラフィックカードを交換する
最後の手段として、グラフィックカードの交換が挙げられます。デスクトップPCの場合は、互換性のあるグラフィックカード(NVIDIA製やAMD製など)の購入をおすすめします。事前にマザーボードの技術資料を読み、どのグラフィックカードが対応しているかを必ず確認してください。ノートPCの場合は、自己修理は難しいため、PC修理業者への依頼をおすすめします。
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