Windows 10アップデートエラー0x8007000dの原因と直し方を徹底解説
Windows Updateで表示されるエラーコード0x8007000dは、Windows Updateに必要なファイルが破損しているか、見つからないことを意味します。このエラーが発生すると、Windows本体やドライバーの更新プログラムをインストールできなくなり、新しいバージョンが公開されていてもWindows 10へのアップグレードも実行できません。また、ドライバー自体の破損が原因となっているケースもあります。
このエラーは、デバイスからWindows Updateを実行しようとしたタイミングで表示され、そこからダウンロードしようとしたものはすべて失敗します。MicrosoftがWindows 10で目指していたのは、継続的なアップデートにより常に最新の状態を保つ「Windows as a Service」という仕組みです。そのため、この機能が使えなくなると、多くの新機能だけでなく、定期的に配信されるセキュリティ更新プログラムも取り逃してしまうことになります。
幸い、この問題には複数の解決方法があり、以下の対処法を順番に試していけば、いずれかで改善できる可能性が高いです。最初の方法で解決しない場合は、次の方法へと進んでください。
1. プログラム互換性トラブルシューティングツールを使う
特定のドライバーのインストール時にこの問題が発生している場合は、「プログラム互換性トラブルシューティングツール」を使うことで解決できることがあります。手順は簡単なので、以下の手順に従って試してみてください。
- WindowsキーとEキーを同時に押してエクスプローラーを開き、インストールできないドライバーのセットアップファイルが保存されているフォルダーへ移動します。
- セットアップファイルを右クリックし、「互換性のトラブルシューティング」をクリックします。
- プログラム互換性トラブルシューティングツールが起動したら、「プログラムのトラブルシューティング」を選択します。
- 次の画面で、ドライバーで発生している問題に該当する項目を選び、「次へ」をクリックします。
- ドライバーが正常に動作する、以前のバージョンのWindowsを選択します(最も安定しているとされるWindows 7あたりがおすすめです)。
- 「次へ」をクリックし、「プログラムのテスト…」を選択します。
- 通常どおりセットアップを実行し、問題なく完了できたら、最後に「はい、このプログラムの設定を保存します」を選択します。うまくいかない場合は、次の方法に進みましょう。
2. Windows Updateコンポーネントを手動でリセットする
Windows Updateのコンポーネントをリセットすると、いくつかの不具合が解消されることがあり、このエラーもそのひとつです。ぜひ試す価値のある方法です。
- WindowsキーとXキーを同時に押し、左下に表示されるメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。入力ミスがあるとかえって問題が悪化する恐れがあるため、正確に入力してください。
net stop bits net stop wuauserv net stop appidsvc net stop cryptsvc Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.bak Ren %systemroot%\system32\catroot2 catroot2.bak
- 次に、qmgr*.datファイルを削除します。これもコマンドプロンプトから実行できます。以下のコマンドを入力し、Enterキーを押してください。
Del "%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat"
- コマンドプロンプトを開いたまま、System32フォルダーへ移動するコマンドを入力します。このフォルダー内でBITSファイルとWindows Update関連ファイルを再登録します。cd /d %windir%\system32と入力し、Enterキーを押して実行しましょう。
- フォルダーへ移動したら、BITSおよびWindows Update関連のDLLファイルを再登録するため、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。
regsvr32.exe atl.dll regsvr32.exe urlmon.dll regsvr32.exe mshtml.dll regsvr32.exe shdocvw.dll regsvr32.exe browseui.dll regsvr32.exe jscript.dll regsvr32.exe vbscript.dll regsvr32.exe scrrun.dll regsvr32.exe msxml.dll regsvr32.exe msxml3.dll regsvr32.exe msxml6.dll regsvr32.exe actxprxy.dll regsvr32.exe softpub.dll regsvr32.exe wintrust.dll regsvr32.exe dssenh.dll regsvr32.exe rsaenh.dll regsvr32.exe gpkcsp.dll regsvr32.exe sccbase.dll regsvr32.exe slbcsp.dll regsvr32.exe cryptdlg.dll regsvr32.exe oleaut32.dll regsvr32.exe ole32.dll regsvr32.exe shell32.dll regsvr32.exe initpki.dll regsvr32.exe wuapi.dll regsvr32.exe wuaueng.dll regsvr32.exe wuaueng1.dll regsvr32.exe wucltui.dll regsvr32.exe wups.dll regsvr32.exe wups2.dll regsvr32.exe wuweb.dll regsvr32.exe qmgr.dll regsvr32.exe qmgrprxy.dll regsvr32.exe wucltux.dll regsvr32.exe muweb.dll regsvr32.exe wuwebv.dll
- 続いて、Winsockをリセットするため、以下のコマンドを入力して実行します。
netsh winsock reset netsh winhttp reset proxy
- 最初に停止したサービスを、以下のコマンドで再開します(それぞれ忘れずにEnterキーを押してください)。
net start bits net start wuauserv net start appidsvc net start cryptsvc
- 最後に、パソコンを再起動します。これで問題は解決しているはずです。
3. DISMを実行する
上記の方法で問題が解決しなかった場合は、DISM(展開イメージのサービスと管理)ツールを実行してみましょう。Windowsに標準搭載されているツールで、破損したシステムファイルによる問題を自動的に検出・修復してくれます。
- WindowsキーとXキーを同時に押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択して、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。完了まで時間がかかる場合があるので、そのまま待ちましょう。
dism.exe /online /cleanup-image /scanhealth
- 前のコマンドが完了したら、今度は以下のコマンドを入力し、同じくEnterキーを押して、処理が終わるまで十分に待ちます。
dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
- コマンドの実行が完了したら、コマンドプロンプトを閉じて構いません。
この問題は、リリースから長い年月が経った今でも残るWindows 10の数ある不具合のひとつですが、上記の方法に従えば自分で解決し、OSを本来あるべき状態で更新・アップグレードできます。万が一、どの方法でも解決しなかった場合は、Windows Media Creation Tool(メディア作成ツール)を使ってWindowsをアップグレードするという最終手段もあります。
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