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Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選

Windowsは非常に多機能なオペレーティングシステムですが、未だに解決されていない問題も多く、初心者ユーザーを悩ませることがあります。カスタマイズ性や互換性の面ではMac OS Xに及ばない部分があるものの、より使いやすいと感じてWindowsからMacへ乗り換えるユーザーが増えているのも、こうした背景があるためです。

Windowsには複数のトラブルシューティングツールが標準搭載されており、問題を自動的に解決してくれるはずですが、必ずしも期待どおりに機能するとは限りません。この記事では、PCの自動修復が失敗したときの対処法を詳しく解説します。

Windows 10の「自動修復でPCを修復できませんでした」エラーとは

自動修復(Automatic Repair)は、PCに関するよくある問題を修正するために組み込まれたトラブルシューティングツールです。しかし、多くのユーザーから、問題を解決するために自動修復を実行したにもかかわらず、「自動修復でPCを修復できませんでした」というメッセージが表示されるとの報告が寄せられています。

Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選

Windowsユーザーの大多数は、同様の問題に対処する他の方法を知らず、自動修復のような自動ツールに頼らざるを得ないため、これは深刻な問題です。幸い、この問題には解決策があります。以下で順番に確認していきましょう。

対処法1:コマンドプロンプトでトラブルシューティング

自動修復は主に起動時の問題を扱うツールであるため、ブート関連のコマンドを使ってこの問題を解決できる可能性があります。エラーメッセージを消去し、根本的な原因を取り除くのに役立つ便利なコマンドがいくつかあります。

  1. Windowsのログイン画面を開き、電源ボタンをクリックします。Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックすると、起動オプションに入れます。
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」を選択し、「コマンドプロンプト」をクリックします。
  3. コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドをコピー&ペーストし、それぞれ実行するたびにEnterキーを押してください。
bootrec.exe /rebuildbcd
bootrec.exe /fixmbr
bootrec.exe /fixboot
  1. これらのコマンドでシステムのブートが修復され、「自動修復でPCを修復できませんでした」というメッセージが完全に解消されたという報告が多数あります。コマンドプロンプトを開いたまま、次にディスクのエラーチェックを行うため、以下のコマンドを実行しましょう。
chkdsk /r c:
chkdsk /r d:
  1. ハードディスクの各パーティションに対応するドライブ文字を把握しておく必要があります。通常はc:やd:が使われます。ドライブ文字がわからない場合は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すれば確認できます。
diskpart
DISKPART> list volume
  1. 上記のコマンドを実行すると、PC上のすべてのハードディスクパーティションの一覧が表示されるので、その文字をchkdskコマンドに当てはめて使用してください。

対処法2:セーフモードでトラブルシューティング

コマンドプロンプトには他にも有用なコマンドがありますが、これらはセーフモードで実行するのが最適です。今回のエラーは、故障したドライバーやシステムファイルが原因で発生することがあり、通常起動ではスキャンしても検出されない場合があるためです。

  1. PCを再起動し、起動画面が表示されるのを待ちます。通常はPCメーカーのロゴとともに「Press _ to Run Setup」などの表示が出る画面です。
  2. その画面が表示されたらすぐにキーボードのF8キーを連打します。F8キーが効かない場合は、再度再起動して今度はF5キーを押してみてください。
  3. 「Windows詳細オプションメニュー」が開き、複数の起動オプションから選択できるようになります。
  4. 「コマンドプロンプトのあるセーフモード」で起動します。
  5. コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドをコピー&ペーストして実行します。1つ目はWindowsイメージのエラーチェックと修復(DISM)、2つ目は欠損・破損したシステムファイルのチェック(SFC)です。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannow
  1. これらのコマンドは完了まで時間がかかることがあります。処理が終わる前にPCの再起動やシャットダウンをしないように注意してください。

Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選

対処法3:起動時マルウェア対策保護を無効化する

この方法は比較的簡単ですが、無効化する前には多くのユーザーがこの設定に悩まされてきました。以下の手順に従って問題を解決しましょう。

  1. Windowsのログイン画面を開き、電源ボタンをクリックします。Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックして起動オプションに入ります。
  2. ブートメニューが開いたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」へ進みます。
  3. PCが再起動し、選択肢の一覧が表示されます。
  4. 「起動時マルウェア対策保護を無効にする(Disable early launch anti-malware protection)」の横にある数字を選択し、PCを再起動します。

Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選

対処法4:問題を引き起こしているファイルを削除する

PC上のいずれかのファイルが誤作動を起こし、自動修復でも対応できない問題を引き起こしている可能性があります。該当ファイルがシステムファイルでなければ、場所を特定して簡単に削除できます。

  1. Windowsのログイン画面で電源ボタンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックして起動オプションに入ります。
  2. ブートメニューが開いたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」へ進みます。Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選
  3. 以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力します。
C:
cd WindowsSystem32LogFilesSrt
SrtTrail.txt
  1. ファイルがすぐに開くので、以下のようなメッセージがないか探します。

「Boot critical file ___________ is corrupt.」(ブート重要ファイル○○○が破損しています)

  1. メッセージには任意のファイル名が表示されます。それこそが問題の原因となっているファイルです。システムファイルでなければ削除する必要があります。ファイル名で検索すれば、それがシステムファイルかどうか簡単に確認できます。
  2. ファイルを削除するには、コマンドプロンプトでその場所へ移動する必要があります。たとえば、ファイルがSystem32フォルダ内の「drivers」フォルダにある場合(この種のファイルが原因であることが多いです)、以下のコマンドで移動できます。
cd c:\windows\system32\drivers
  1. 「del」コマンドの後に半角スペースを空けてファイル名を入力し、ファイルを削除します。
del errorfile.sys
  1. PCを再起動し、該当ファイルが属していたプログラムをアンインストールして、問題が解決したかどうか確認しましょう。

対処法5:自動スタートアップ修復を無効化する

自動修復機能が何らかの理由で有効になっており、PCを正常に使えなくなっているケースがあります。自動スタートアップ修復ツール自体に不具合がある可能性もあるため、自動起動を無効化するのが得策です。

  1. Windowsのログイン画面で電源ボタンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックして起動オプションに入ります。
  2. ブートメニューが開いたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」へ進みます。
  3. コマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押し、実行します。
bcdedit /set {default} recoveryenabled No
  1. PCを再起動し、変化があるかどうか確認してください。

対処法6:レジストリの問題を修復する

レジストリの問題は常に扱いが難しく、特にこのようなエラーメッセージの原因になっている場合は厄介です。Windowsレジストリは繊細な領域であり、慎重さなしに変更を加えると取り返しのつかない事態になりかねません。幸い、Windowsが自動生成しているレジストリのバックアップコピーを使えば、以前の状態に復元できます。

  1. Windowsのログイン画面で電源ボタンをクリックし、Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックして起動オプションに入ります。
  2. ブートメニューが開いたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」へ進みます。Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選
  3. 以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力し、Enterキーを押して実行します。
copy c:\windows\system32\config\RegBack* c:\windows\system32\config
  1. 既存のファイルを上書きするかどうか尋ねるメッセージが表示されたら、すべて上書きすることを選択してEnterキーを押します。
  2. PCを再起動し、問題が解決したかどうか確認しましょう。

対処法7:自動修復ツール自体を修復する

自動修復ツール自体に不具合がある場合は、Windows 10のISOファイルを使用して回復モードで起動し、そこから自動修復を実行することで問題を解決できる可能性があります。

  1. Windows 10のISOをダウンロードし、Media Creation Toolを作成して自動修復を開けるようにします。Microsoftの公式ページの手順に従って、Windows ISOをダウンロードしてDVDまたはUSBメディアに書き込んでください。
  2. 起動可能なメディア(DVDまたはUSBドライブ)をPCに挿入し、PCを再起動します。
  3. 「Press any key to boot from DVD/USB(DVD/USBから起動するには何かキーを押してください)」というメッセージが表示されたら、指示どおりキーを押します。
  4. 「Windows のセットアップ」画面が開いたら、「コンピューターを修復する」オプションをクリックします。Windows回復環境が開きます。
  5. Windows回復環境の準備ができたら、「トラブルシューティング」をクリックします。
  6. 「詳細オプション」へ進み、「自動修復」をクリックします。
  7. これで起動可能なドライブから自動修復が実行され、繰り返し表示されていたエラーメッセージの問題が解決するはずです。

対処法8:ハードウェアの問題を確認する

最近新しいハードウェアを取り付けたり追加したりした場合、システムの不安定さや自動修復関連のエラーメッセージの原因になっている可能性があります。また、古いデバイス(ハードディスク、RAMなど)が原因となることもあります。まずは何が問題を引き起こしているのか診断していきましょう。

  1. まず、マウスとキーボード以外のすべての外部デバイスをPCから取り外します。これで問題が解決する場合は、デバイスを一つずつ再接続し、どれが原因か特定しましょう。
  2. RAMを複数枚搭載している場合は、1枚を取り外して起動してみてください。これで問題が解決したなら、故障したメモリスティックの交換を検討しましょう。
  3. SSDや外付けHDDなどの外部ストレージデバイスを取り外し、問題が解決するかどうか確認します。
  4. 最初から故障していたデバイスは、交換または修理を検討してください。接続し続けると状況が悪化するだけかもしれません。

対処法9:システムの更新(リフレッシュ)または初期化(リセット)

残念ながら、ここまで来てしまった場合は最終手段です。上記のすべての方法で問題が解決しなかった場合、Windows 10のインストールをリフレッシュするか、システム全体をリセットすることを検討しましょう。Windows 10では、個人用ファイルを失うことなくシステムをリフレッシュできるようになり、作業が格段に簡単になりました。

  1. スタートメニューを開いて歯車アイコンを選択するか、検索で「設定」アプリを開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」セクションを開き、「回復」サブメニューへ移動します。Windows 10で「自動修復でPCを修復できませんでした」と表示されたときの対処法9選
  3. 「このPCをリセットする」の下にある「開始する」ボタンをクリックします。
  4. 表示される案内に従い、「個人用ファイルを保持する」を選択して画面の指示に従います。
  5. アプリやプログラムはアンインストールされるため、続行する前に重要なデータは必ずバックアップしておきましょう。
  6. 起動可能なWindows 10 ISOメディアを使ってクリーンな状態のWindows 10をインストールすることもできますが、この場合すべての個人ファイルとプログラムが削除される点に注意してください。
  1. Windows 10が「自動修復を準備しています」から進まないときの原因と直し方

    2021年5月のアップデート以降、Windows 10が正常に起動できなくなったという報告が多数寄せられています。パソコンの電源を入れるとローディングが始まるものの、「自動修復を準備しています」や「診断中」の画面で何時間も止まってしまい、最終的に「スタートアップを修復できませんでした」と表示されるケースがあります。また、停電や強制終了などの不適切なシャットダウン後に、同じ症状が発生することもあります。 この問題の主な原因は、システムファイルの破損・欠落、Windowsブートマネージャー(bootmgr)自体の破損、あるいは現在のWindows 10バージョンと互換性のないデバイスドライバーのイ

  2. Windowsが「自動修復」ループから抜け出せないときの対処法を徹底解説

    Windowsの自動修復(Automatic Repair)は、起動時に発生するさまざまなエラーを診断し、トラブルシューティングしてくれる便利な機能です。システムが2〜3回連続で正常に起動できなかった場合、このツールが自動的に複数の診断テストを実行し、デバイスの起動を妨げている問題を検出・修復しようとします。 しかし、場合によっては自動修復ツールが問題を解決するどころか、無限に再起動を繰り返す「自動修復ループ」に陥ることがあります。Windows 10が自動修復ループで固まってしまうという報告は多く、原因と解決策を知りたい方も少なくありません。本記事では、その原因と具体的な対処法を詳しく解説し