「指定されたディスクは変換できません」エラーの原因と解決方法
MBRパーティションには容量や分割数などの制限があるため、MBRからGPTへの変換が必要になるケースは少なくありません。しかし、この変換作業が必ずしもスムーズに進むとは限りません。ディスクをMBRからGPTに変換しようとした際に、「指定されたディスクは変換できません(The specified disk is not convertible)」というエラーが表示されることがあります。

このエラーが発生する理由は、GPTへ変換するにはディスクを一度クリーン(初期化)してから変換する必要があるためです。しかし、Windowsがそのディスク上で動作している場合、システムは稼働中のディスクに対してこの操作を許可しません。
MBRとGPTの違いとは?
MBR(マスターブートレコード)は1983年に登場した古いパーティション構造です。ハードディスクの大容量化が進むにつれ、MBRは徐々にGPTへと置き換えられつつあります。MBRには以下のような制限があります。
- 2TB未満のハードディスクでしか利用できない
- 最大4つのプライマリパーティションしか作成できない
これらの制約が問題になるユーザーにとって、MBRからGPTへの変換は有効な解決策となります。
通常、Windowsに標準搭載されているコマンドラインユーティリティ「DiskPart」を使えば、難しくなくMBRをGPTに変換できます。しかし、環境によっては変換中にエラーが発生することがあり、今回紹介するエラーもその一例です。こうした場合、サードパーティ製ツールを活用すれば簡単に問題を回避できます。
「指定されたディスクは変換できません」エラーの原因
MBRからGPTへの変換時にこのエラーが表示される主な原因は以下の通りです。
- Windowsがそのディスク上で動作している:最も一般的な原因です。システムディスクとして使用中のドライブは、DiskPartではGPTに変換できません。
Microsoft純正のDiskPartユーティリティが使えない場合、どうすればよいのでしょうか。答えはシンプルです。数クリックで変換作業を行ってくれるサードパーティ製ソフトウェアを利用すれば、問題なくディスクをGPTに変換できます。
解決策:EaseUS Partition Masterで変換する
ここでは、サードパーティ製ツール「EaseUS Partition Master」を使用して問題を解決します。このツールを使えば、MBRからGPTへの変換(およびその逆)はもちろん、未割り当て領域を使ったパーティションの拡張・削除・新規作成なども簡単に行えます。以下の手順に従って、ディスクをGPTに変換しましょう。
- まず、公式サイトからソフトウェアの無料体験版をダウンロードします。
- ダウンロードが完了したらインストールし、EaseUS Partition Masterを起動します。
- アプリケーションが起動したら、GPTに変換したいディスクを見つけます。対象のディスクを右クリックし、「GPTに変換」を選択します。

- 画面左上にある「操作を実行」ボタンをクリックします。
- 「適用」をクリックすると変換が開始されます。

- 変換処理が始まる前に、システムの再起動が求められますので、指示に従って再起動してください。
以上の手順で、データを失うことなくディスクをMBRからGPTへ変換できます。変換後は2TB以上のディスク容量をフルに活用できるほか、パーティション数の制限も緩和されます。
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