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Opera VPNが繋がらない・動作しないときの原因と7つの対処法

Operaはブラウザ業界で長い歴史を持つ老舗であり、Symbian時代のモバイル向けブラウザまで手がけてきたパイオニア的存在です。他のブラウザとはひと味違うアプローチで、多くのユーザーを魅了してきました。

そんなOperaの革新的な機能のひとつが、内蔵VPNです。サードパーティ製ソフトを一切使わずに、ブラウジング中に自動的にVPNへ接続できるのが大きな特徴です。操作もシンプルで、VPNサーバーのロケーション(接続地点)を自由に選べる点も魅力といえます。しかし、活発な開発が続けられているにもかかわらず、「VPNが動作しない」という報告は後を絶ちません。接続を拒否されたり、「接続中」のままループしてしまうケースが発生しています。この記事では、この問題の原因と、それぞれに対応した解決策を詳しく解説します。

Opera VPNが動作しない主な原因

私たちはこの問題を調査し、実際の環境で状況を再現するテストを行いました。ユーザーレポートの分析と検証を重ねた結果、VPNと競合して動作不良を引き起こしうる原因を特定できました。主な原因は以下の通りです。

  • ISP(プロバイダ)側の問題: ISPがゲートウェイレベルでOperaのVPNへのアクセスをブロックしている場合、接続できません。ISPに制限がある場合、他のVPN製品も利用できない可能性が高いです。
  • Operaのインストール不具合: インストールファイルの破損やモジュールの欠損が原因となるケースがあります。ブラウザの再インストールで解決することがあります。
  • Operaの拡張機能: 有効化しているサードパーティ製拡張機能が、Opera VPNと競合する場合があります。無効化することで改善する可能性があります。
  • セキュリティソフト: Opera公式によると、一部のセキュリティソフトが内蔵VPNと競合することが確認されています。無効化するか、ホワイトリストに登録することで解決する場合があります。
  • VPNのロケーション: 選択した特定のロケーションのサーバーが利用できないことがあります。ロケーションを変更することで解決します。

解決策に進む前に、パソコンの管理者権限でログインしていることを確認してください。また、同期にOperaアカウントを使用している場合は、認証情報を手元に用意しておきましょう。

解決策1:VPNのロケーションを変更する

技術的な操作を試す前に、まずVPNのロケーションを変更してみましょう。OperaのVPNでは、特定の場所のサーバーを選択できますが、そのサーバーが利用できない状態だと接続に失敗します。特定のロケーションを設定している場合はデフォルト(最適)に、デフォルトを使用している場合は別のロケーションに切り替えてみてください。

  1. アドレスバーの横にあるVPNアイコンをクリックします。
  2. ウィンドウが表示されたら、仮想ロケーション(Virtual Location)をクリックし、ロケーションを変更します。
  3. 変更を保存してポップアップを閉じたら、再度Webサイトにアクセスし、問題が解決したか確認しましょう。

解決策2:ISP(プロバイダ)を切り替えてテストする

すべてのインターネット通信は一旦ISP(インターネットサービスプロバイダ)を経由して転送されます。ISPがファイアウォールなどの仕組みによってVPNの利用に制限を設けている場合、接続時に問題が発生することがあります。

自宅で利用している場合は契約プロバイダが、公共のWi-Fiではその施設にネットワークを提供している事業者がISPに相当します。そのため、別のISPでテストしてみてください。公共のWi-Fiを使っているなら自宅の回線へ、すでにプライベート回線を使っているなら別の場所の回線へ切り替えて挙動を比較しましょう。

ISPが原因ではないと確信できたら、次の解決策に進んでください。

解決策3:Operaの拡張機能を無効化する

拡張機能は、ブラウザに追加機能をもたらすアドオンです。種類も多彩で、それぞれ異なる役割を担っています。しかし、これらがOperaのVPNシステムと競合すると、VPNが正常に動作しなくなることがあります。まずはすべての拡張機能を無効化し、問題が解消するか確認しましょう。解消すれば、あとは原因となった拡張機能を1つずつ特定するだけです。

  1. 画面左上のメニューアイコンをクリックし、拡張機能 > 拡張機能を開きます(ショートカット:Ctrl + Shift + E)。
  2. 拡張機能を1つずつ選択し、無効化していきます。
  3. すべて無効化したら、VPNが問題なく利用できるか確認しましょう。

解決策4:ブラウザの設定データを削除する

ブラウザは動作のために、サイトごとの設定、キャッシュ、閲覧履歴などのデータを保存しています。特に設定ファイルは、Operaの内蔵VPNへのアクセス時に不具合を引き起こすことで知られています。ここでは閲覧データを一括削除し、その後VPNが期待どおりに動作するか確認します。

  1. Ctrl + Shift + Del を押して、閲覧データの削除ウィンドウを表示します。
  2. 詳細設定タブを開き、すべての項目にチェックを入れます。

注意: 閲覧履歴を残したい場合は、履歴のみチェックを外してもかまいません。

  1. データを削除をクリックします。その後ブラウザを再起動し、再度VPNに接続できるか確認してください。

解決策5:セキュリティソフトを無効化する

Opera公式はかつてTwitter上で、セキュリティソフトを一時的に無効化するようユーザーに呼びかけたことがあります。同社によると、一部のアプリケーションがOperaの動作をブロックし、内蔵VPNなどの機能が動作しなくなるそうです。

そこで、パソコンのアンチウイルスソフトを一時的に無効化して、改善するか試してみてください。うまくいけば、そのソフトの設定でOperaをホワイトリスト(除外対象)に登録し、アンチウイルスを再度有効化しましょう。通常、セキュリティソフトはOperaが必要以上のリソースやモジュールを使用していると誤判断し、フラグを立てます(いわゆる誤検知)。特に問題が多かったのはAvastですが、お使いのアンチウイルス製品も必ずテストしてください。

解決策6:他のサードパーティ製アプリを確認する

バックグラウンドで他社製のネットワークツールやファイアウォールが動作していると、OperaのVPNモジュールと競合し、正常に動作しなくなることがあります。該当するのは、他のVPNクライアント、ファイアウォール、ネットワーク監視ツールなどです。ここでは、動作中のアプリケーションを確認し、問題になりそうなものを終了させます。

  1. Ctrl + Shift + Esc キーを押してタスクマネージャーを起動し、プロセスタブを開きます。
  2. 実行中のアプリケーション一覧を確認し、VPNと競合していそうなものを探します。
  3. 見つかったら右クリックしてタスクの終了を選択し、終了させます。
  4. 画面右下の通知領域(タスクトレイ)にも常駐アイコンがないか確認します。あれば右クリックして終了しましょう。
  5. Operaを再起動し、VPNに接続できるか確認します。

解決策7:Operaを再インストール/更新する

上記の方法をすべて試してもVPNに接続できない場合、Operaのインストールが破損しているか、モジュールが欠落している可能性があります。これはよくあるケースで、インストール先フォルダを正しい手順を踏まずに変更した場合や、アップデートが途中で中断された場合に発生します。

注意: Operaアカウントの認証情報を手元に用意し、作業中のデータは保存しておいてください。この手順ではOperaをパソコンから完全に削除し、最新版を新規インストールします。

  1. Windows + R を押し、ダイアログボックスに「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。
  2. 「プログラムと機能」が開いたら、一覧からOperaを探して右クリックし、アンインストールを選択します。
  3. パソコンを再起動します。再起動後、Operaの公式サイトにアクセスして最新版をダウンロードし、インストーラーを右クリックして管理者として実行を選択します。
  4. インストール完了後にパソコンを再起動し、ブラウザを立ち上げます。VPNが問題なく利用できるようになったか確認しましょう。

補足: サーバー側の障害により、全ユーザーでVPNが一斉に動作しなくなった事例も確認されています。自分だけではなく他のユーザーも同様の症状を報告していないか、フォーラムやSNSをチェックしてみてください。多数のユーザーが同じ問題に直面している場合はサーバー側のトラブルの可能性が高く、復旧を待つしかありません。

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