Windows 10のインストールが失敗するエラーの原因と解決策を徹底解説
このエラーは、パソコンにWindows 10の上書きアップグレードやクリーンインストールを実行しようとした際に表示されます。エラーは通常、インストールの途中で発生し、原因を示す手がかりがほとんどないのが特徴です。

一般的にエラーコードが表示されないため原因の特定は難しいものの、ユーザーの間ではさまざまな解決方法が確立されています。以下でご紹介する方法を順番に試して、問題の解決にお役立てください。
Windows 10のインストールが失敗する原因とは?
ここでは、この問題で最もよく見られる原因をいくつかご紹介します。トラブルシューティングにおいて、正しい原因を見極めることは非常に重要なステップです。以下の対処法を試す前に、まず確認しておきましょう。
- ファイルが二重にコピーされる:Windows Media Creation Tool(メディア作成ツール)のバグにより、インストール中に一部のファイルが重複してコピーされることがあります。フォルダーの「読み取り専用」「システム」属性を解除することで解決できます。
- 拡張子が不適切:ファイルの拡張子に問題がある場合があります。拡張子を変更することで問題が解決する可能性があります。
- ブートマネージャーの不具合:ブートマネージャーに問題があると、このエラーが発生することがあります。ブート構成のリセットを試してみてください。
- サービスやプログラムの干渉:特定のサービスや常駐プログラムが原因でエラーが発生することもあります。クリーンブート状態でインストールを実行してみましょう。
解決策1:インストールフォルダーの属性を変更する
特定の状況下では、Windows 10のインストーラーがローカルディスク内の「$WINDOWS.~BT」という名前のフォルダーにインストールファイルを上書き(コピー)しようとします。インストーラーがファイルを連続して2回コピーしようとして失敗し、エラーを報告するために起こるとされています。以下の手順に従って、問題の解決を試みてください。
- 通常どおりWindows 10のインストールを開始し、インストール開始直前の最終画面まで進みます。この画面には、インストールされる内容と選択した設定が表示されているはずです。

- インストーラーを最小化し、フォルダーを開いてエクスプローラーを起動し、ローカルディスク(C:)へ移動します。ローカルディスクのルートにある$WINDOWS.~BTという名前のフォルダーを探します。
- $WINDOWS.~BTフォルダーが見つからない場合は、隠しファイルとフォルダーを表示する設定を有効にする必要があります。エクスプローラーのメニューから「表示」タブをクリックし、「表示/隠す」セクションにある「隠しファイル」チェックボックスにチェックを入れます。

- 該当フォルダーを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。「全般」タブの下部にある「属性」セクションを探し、「読み取り専用」と「システム」のチェックを外して「適用」をクリックしてから閉じます。その後、インストールを再実行し、問題が解消されたかどうかを確認してください。
解決策2:インストールファイルの名前を変更する
Windows Media Creation Toolには、ファイル名が本来あるべき名前と異なる名前に変更されてしまうというバグがあるようです。DVDからのインストール時にこのエラーが発生するのは、ファイル名が「install.wim」ではなく「install.esd」となっているためです。ファイル名を「install.wim」に変更すれば、問題を簡単に解決できるだけでなく、ファイルの二重コピーも防止できます。
- 通常どおりWindows 10のインストールを開始し、インストール開始直前の最終画面まで進めます。

- インストーラーを最小化し、フォルダーを開いてエクスプローラーを起動し、インストールメディア(USBまたはDVD)を挿入したドライブへ移動します。ダブルクリックして開き、その中にある「sources」フォルダーを開きます。
- install.esdという名前のファイルを探し、右クリックして「名前の変更」を選択します。拡張子を「esd」から「wim」に変更します。※拡張子が表示されない場合は、エクスプローラーの「表示」タブで「ファイル名拡張子」にチェックを入れてください。

- インストールを再実行し、問題がまだ発生するかどうかを確認してください。
解決策3:ブート構成データ(BCD)を修復する
ブートマネージャーに関連する基本コマンドを実行することは、Windowsインストール関連のトラブルシューティングにおいて簡単かつ効果的な方法です。Windows UpdateやWindowsのインストールに直接関わるブートマネージャーサービスをリセットするため、以下のコマンドを指定の順序で実行しましょう。
- システムが起動しない場合は、Windowsのインストールに使用したメディアが必要です。インストールドライブを挿入し、そこからパソコンを起動します。
- 「キーボードレイアウトの選択」画面が表示されるので、使用したいレイアウトを選択します。「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」の順に進みます。

- システムが正常に起動する場合は、WindowsのUIからこの画面にアクセスできます。Windowsキー + Iの同時押しで設定を開くか、スタートメニューをクリックして左下の歯車アイコン(設定)をクリックします。
- 「更新とセキュリティ」→「回復」の順にクリックし、「高度なスタートアップ」セクションの「今すぐ再起動する」をクリックします。PCが再起動し、詳細オプション画面が表示されます。

- 詳細オプション画面から「コマンドプロンプト」をクリックして開きます。

- コマンドプロンプトが管理者権限で開きます。以下のコマンドを入力し、それぞれEnterキーを押して実行してください。
bootrec /RebuildBcd bootrec /fixMbr bootrec /fixboot
- 完了したらコマンドプロンプトを閉じ、「再起動」を選択します。問題が解消されたかどうかを確認してください。
解決策4:クリーンブート状態でインストールを実行する
Windows 10のインストールに影響を与える可能性のあるプログラムやサービスはほかにも多数存在します。多くの場合、原因となっているのはインストール済みのウイルス対策ソフトであるため、インストール中は一時的に無効化してみるとよいでしょう。ただし、あらゆる干渉を防ぐには、Microsoft製以外のすべてのプログラムとサービスの起動を無効にするクリーンブートをおすすめします。インストールが成功した後は、通常モードに戻せます。
- キーボードでWindows + Rキーを押します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスに「MSCONFIG」と入力してOKをクリックします。
- 「ブート」タブをクリックし、「セーフブート」にチェックが入っている場合は外します。

- 同じウィンドウの「全般」タブで「スタートアップのオプションを選択する」を選択し、「スタートアップの項目を読み込む」のチェックが外れていることを確認します。
- 「サービス」タブで「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れ、次に「すべて無効」をクリックします。

- 「スタートアップ」タブで「タスクマネージャーを開く」をクリックします。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、有効になっている各スタートアップ項目を右クリックし、「無効化」を選択します。

- 続いてやや地道な作業になりますが、スタートアップ項目を1つずつ有効化してはパソコンを再起動し、問題が再発するかどうかを確認していきます。手順4で無効化したサービスについても同じ手順を繰り返してください。
- 問題の原因となるスタートアップ項目やサービスを特定できたら、適切な対策を行いましょう。プログラムであれば再インストールや修復を行い、サービスであれば無効化するなどの対応が有効です。
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