macOS Sequoiaをクリーンインストールする完全ガイド|Intel Mac・Apple Silicon Mac両方の手順を解説
MacRumorsのコミュニティで「macOS Sequoiaをフレッシュインストールしたい」という相談が話題になっていました。システム設定の「ソフトウェアアップデート」やApp Storeからアップグレードすることはできますが、これらの方法は既存のOSの上に上書きインストールするため、設定の競合やインストール失敗、パフォーマンス低下などのトラブルにつながる可能性があります。では、MacにmacOS Sequoiaをクリーンインストールするにはどうすればよいのでしょうか。
クリーンインストールとは、既存のmacOSを上書きするのではなく、macOS Sequoiaをゼロから新規にインストールすることです。クリーンインストール後は、古い設定ファイルやシステムキャッシュ、アプリのキャッシュなど不要なデータがMacに残りません。
その結果、macOS Sequoiaへのアップデート時の不具合に遭遇するリスクを減らせます。スムーズなインストール、macOS 15の快適な動作と安定性、そしてディスク容量の確保といったメリットも得られます。
クリーンインストールは確かに手間がかかりますが、それだけの価値があります。以下で具体的な手順を見ていきましょう。
なお、最新のmacOS Tahoeをクリーンインストールしたい場合は、「macOS Tahoeのクリーンインストール方法」の記事をご参照ください。
注意: リカバリーモードからのクリーンインストールでは、Mac内のすべてのデータが消去されます。「ディスク容量不足でSequoiaのインストールが失敗しないか心配」というだけであれば、クリーンインストールを行う必要はありません。
その場合は、iBoysoft DiskGeekerを使ってシステムキャッシュやユーザーキャッシュ、不要なダウンロードファイルなどを一括削除し、空き容量を確保してから通常どおりアップグレードするのがおすすめです。このディスク管理ツールにはジャンクファイルクリーニング機能が搭載されており、Mac上の不要ファイルを検索してワンクリックで削除できます。
macOS Sequoiaをクリーンインストールする前の準備
MacにmacOS Sequoiaをクリーンインストールする前に、次の2つの準備を済ませておきましょう。
1. Macのバックアップを作成する
重要なファイルが数点だけなら、外付けハードドライブへ手動でコピーすれば十分です。アプリや書類、ダウンロードフォルダの中身など、Macのデータを広範囲にバックアップしたい場合は、Time Machineでのバックアップを推奨します。
2. Macの機種が対応しているか確認する
Macを消去してmacOS Sequoiaをインストールする前に、お使いのMacがハードウェア要件を満たしているか必ず確認してください。
macOS 15 Sequoiaに対応しているMacは以下のとおりです。
- MacBook Air(2020年以降)
- MacBook Pro(2018年以降)
- iMac(2019年以降)
- iMac Pro(2017年)
- Mac mini(2018年以降)
- Mac Pro(2019年以降)
- Mac Studio(2022年以降)
クリーンインストール前に必ずやっておくべき準備として、この情報を周りの人にもシェアしましょう。
方法1:リカバリーモードからmacOS Sequoiaをクリーンインストールする
リカバリーモードからのクリーンインストールは、最も簡単で一般的な方法です。手順は大きく3ステップです。
ステップ1:Macをリカバリーモードで起動する
Apple Silicon Macの場合:
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタン(Touch ID)を、スタートアップオプション画面が表示されるまで長押しします。
- 「オプション」を選択し、「続ける」をクリックします。

- 求められたら管理者パスワードを入力します。
Intel搭載Macの場合:
- Macを再起動し、キーボードの「Option + Command + R」キーを押し続けます。
このキーの組み合わせは、インターネット経由でリカバリーモードを起動するためのもので、macOS Sequoiaの再インストールやアップグレードが可能になります。 - 起動画面が表示されたらキーを放します。
- ボリュームを選択し、求められたら管理者パスワードを入力します。
- Wi-Fiなどネットワーク接続が安定していることを確認してください。
ステップ2:ディスクユーティリティで起動ディスクを消去する
- リカバリーモードのユーティリティ画面から「ディスクユーティリティ」を開きます。
- サイドバーで「Macintosh HD」を選択します。
- 上部の「消去」ボタンをクリックし、名前とフォーマット(APFS)を確認したら「消去」を実行します。
- 消去が完了したらディスクユーティリティを終了します。
ステップ3:「macOS Sequoiaを再インストール」を実行する
- Macintosh HDを消去したら、リカバリーモードのユーティリティ画面に戻ります。
- 「macOS Sequoiaを再インストール」を選択します。

- 画面の指示に従って、macOS 15のクリーンインストールを完了させます。
リカバリーモードからMacを消去して再インストールする方法を、困っている友人にも教えてあげましょう。
方法2:ブータブルUSBドライブでmacOS Sequoiaをクリーンインストールする
リカバリーモードとは異なり、起動可能なUSBインストーラーを使ったクリーンインストールでは、システムをUSBメモリ側から起動してインストールします。
リカバリーモードの方が手軽ですが、以下のような状況では、起動可能なmacOS Sequoia USBインストーラーを作成してMacを起動する方法が頼みの綱になります。
- Mac内のデータを消去せずに済ませたい
- 複数台のMacにmacOS Sequoiaをクリーンインストールしたい
- macOS Sequoiaを一時的にテスト実行したい
- macOSリカバリーモードに入れない
- リカバリーモードからの再インストール中にフリーズしてしまった
- 古いMacBook向けに最新OSを探している
実際、Redditでは「リカバリーモードでクリーンインストールを試みたところ、『インストールには重要なコンテンツのダウンロードが必要です』というエラーが出て先に進めない。どうすればいい?」という相談も見られます。
USBドライブでクリーンインストールする手順は以下のとおりです。
ヒント: 従来のターミナル操作による起動用USB作成は手順が複雑で失敗しやすいものです。iBoysoft DiskGeekerなら数回のクリックだけで、macOS Sequoiaの起動用USBインストーラーを作成できます。
- iBoysoft DiskGeekerを無料ダウンロードしてインストール・起動し、空の外付けドライブを接続します。
- ディスク上のボリュームを選択し、「起動ディスクを作成」>「続ける」をクリックします。

- 「macOS Sequoia」を選択して「起動ディスクを作成」>「OK」をクリックすると、macOS Sequoia DMGインストーラーのダウンロードが始まります。

- ポップアップで「OK」をクリックすると、macOS Sequoiaの起動用インストーラー作成が開始されます。処理は短時間で完了します。
ステップ1:macOS Sequoiaのフルインストーラーをダウンロードする
AppleのmacOSダウンロードページにアクセスし、MacにmacOS Sequoiaのフルインストーラーをダウンロードします。
通常、ダウンロードが完了すると「macOS Sequoiaのインストールを続けますか?」というポップアップが表示されます。ここでインストールを中止し、メニューバーの「Install macOS Sequoia」>「Install macOSを終了」をクリックしてください。
macOS Sequoiaのインストーラーは、Finderの「アプリケーション」フォルダ内に残ります。
ステップ2:起動可能なmacOS Sequoia USBインストーラーを作成する
- 32GB以上のUSBメモリを用意し、Macのディスクユーティリティで「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式にフォーマットします。
- Launchpad >「その他」からターミナルを開きます。
- 以下のコマンドをターミナルに入力します。コマンド内の「MyVolume」は、ご自身のUSBドライブ名に置き換えてください。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
- Returnキーを押します。
- 管理者パスワードを入力してReturnキーを押します。
- 「この操作によりUSBドライブが消去されます」という警告が表示されたら「Y」を入力し、Returnキーを押します。
- 「Copy complete and Done.(コピー完了)」と表示されたらターミナルを終了します。
ステップ3:起動用USBからMacを起動してmacOS 15をクリーンインストールする
これで、起動用USBドライブを使ってmacOS Sequoiaを新規インストールできます。まずはUSBからMacを起動しましょう。
注意: Apple T2チップ搭載のMacをお使いの場合は、事前にセキュリティ設定の変更が必要です。設定しないと外部メディアから起動できません。Macをリカバリーモードで起動し、メニューバーの「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を開いて、「外部メディアからの起動を許可」にチェックを入れてください。
USBから起動するには、「システム設定」>「一般」>「起動ディスク」を開き、起動用USBドライブを選択して「再起動」ボタンをクリックする方法があります。
または、以下の手順でも起動できます。
- USBドライブをMacに接続し、Macがインターネットに接続されていることを確認します。
- Macの電源を切ります。
- Apple Silicon Macの場合は、起動ボリュームが表示されるまで電源ボタンを長押しします。Intel搭載Macの場合は、電源ボタンを押してすぐにOptionキーを押し続け、起動ボリュームが表示されるまで待ちます。
- 起動用のmacOS Sequoia USBドライブを選択し、「続ける」をクリックします。
- 画面の指示に従って、macOS Sequoiaをゼロからインストールします。
動画で手順を確認しながらクリーンインストールしたい方は、以下の動画をご活用ください。
macOS Sequoiaのクリーンインストール方法を探している方に、この記事をぜひシェアしてください。
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