MacからWindows 10(Boot Campパーティション)を安全に削除する完全ガイド
目次:
- 1. 削除するとWindowsパーティション内のデータは失われる?
- 2. MacからBoot Campパーティション/Windowsを削除する方法
- 3. Windowsパーティションが正常に削除されたか確認する方法
- 4. まとめ
Appleは無料ユーティリティ「Boot Campアシスタント」を提供しており、MacにWindowsをインストールすることが可能です。Windows PCからMacへ乗り換えたユーザーや、1台のMacで2つの異なるOSを使いたいユーザーにとって、非常に便利な機能です。
しかし、何らかの理由でMacからWindowsを削除したくなることもあります。主な理由としては以下が挙げられます。
- macOSパーティションのストレージ容量が不足し、Macの動作が遅くなっている
- Mac上のWindowsパーティションがもう不要になった
- 起動ディスクをフォーマットしたいが、その前にWindowsパーティションを削除する必要がある
理由が何であれ、この記事で紹介する実証済みの方法を使えば、MacからWindowsパーティションを削除する方法がわかります。なお、この記事はIntel搭載Mac向けの内容です。Appleシリコン(M1以降)ではBoot Campが利用できないためです。
削除するとWindowsパーティション内のデータは失われる?
結論から言うと、はい、失われます。Boot Campアシスタントで作成したWindows 10をMacからアンインストールすると、パーティション全体が消去されます。保存していたドキュメント、写真、動画などのファイルはすべて完全に削除され、使用されていたディスク領域は解放され、起動ディスクは単一のmacOSボリュームとして復元されます。
そのため、Boot Campパーティションを削除する作業に進む前に、Windowsパーティション上の重要なファイルを必ずバックアップしておくことが非常に重要です。Windowsを起動してファイルを外付けハードドライブにコピーするか、クラウドストレージにアップロードしましょう。さらに、万が一に備えてmacOS側のパーティションもバックアップしておくことをおすすめします。
MacからBoot Campパーティション/Windowsを削除する方法
Windowsパーティション上の重要なファイルのバックアップが完了していれば、次は実際にMacからBoot Campパーティションを削除する手順を見ていきましょう。
Appleが推奨する解決策は、Boot Campアシスタントを使用して、Boot Campで作成されたWindowsやパーティションを削除することです。まずはこの方法を試してください。もしBoot Campアシスタントがうまく動作しない場合は、macOSに標準搭載されている他のツール——ディスクユーティリティやターミナル——を試すことができます。それぞれの方法について、ステップバイステップで解説します。
方法1:Boot CampアシスタントでBoot Campパーティションを削除する
- MacをmacOSで起動します。Macを再起動し、Optionキーを押したままにして、キーを離した後、起動メニューからmacOSを選択してください。
- 開いているすべてのアプリケーションを終了し、他のユーザーからもログアウトします。
- Spotlightで「Boot Campアシスタント」を検索して起動します。
- Boot Campアシスタントのイントロダクション画面が表示されたら、「続ける」をクリックします。
- 「タスクを選択」の画面が表示された場合は、「Windows 10またはそれ以降のバージョンを削除」を選択し、「続ける」をクリックします。
- Macに内蔵ディスクが1台しかない場合は、「復元」をクリックします。複数の内蔵ディスクがある場合は、Windowsディスクを選択し、「ディスクを単一のmacOSパーティションに復元」を選択して「続ける」をクリックします。
- 求められたら管理者のパスワードを入力して処理を開始します。
- 処理が完了すると、「パーティションが削除されました」というメッセージが表示されます。
方法2:ディスクユーティリティでWindowsを削除する
ディスクユーティリティはMacのディスク管理ツールで、First Aidによるディスクの修復、ボリュームの追加・削除、ディスクのパーティション分割、復元、内蔵ディスクや外部ストレージデバイスの消去などを行えます。ここでは、ディスクユーティリティを使ってBoot Campパーティションを削除する手順を紹介します。
- MacでmacOSを起動します。
- 不要なアプリはすべて終了しておきます。
- Macでディスクユーティリティを開きます。Command+スペースキーでSpotlight検索を起動し、「ディスクユーティリティ」と入力してアプリを開きましょう。
- 左側のサイドバーでWindowsパーティションを選択します。
- ツールバーの「消去」ボタンをクリックします。
- macOSパーティションと同じフォーマット(APFSまたはMac OS拡張)を選択します。
「消去」ボタンがグレーアウトして選択できない場合は、MacをmacOS復元モードで起動し、そこでディスクユーティリティを使って再度試してみてください。
方法3:ターミナルでWindowsをアンインストールする
Macのアプリが不具合を起こしたり応答しなくなったりした場合、ターミナルを使えばOSを直接操作して変更を加えることができます。コマンドラインを入力するだけで、アプリの強制終了、ディレクトリの変更、Macのパスワードのリセットはもちろん、MacからのWindows削除も簡単に行えます。
- Spotlightからターミナルアプリを開きます。
- 次のコマンドを入力します:
diskutil list - コマンドが正しく実行されると、ディスクとパーティションの一覧が表示されます。次のコマンドを使用します:
sudo diskutil eraseVolume JHFS+ deleteme /dev/disk0s3 - 削除したいディスクとWindowsパーティションの名前を探します。「IDENTIFIER」列の下にあります。
- disk0s3の部分を、削除したいBoot Campパーティションの識別子に置き換えます。
- パスワードを入力してコマンドを実行します。
Windowsパーティションが正常に削除されたか確認する方法
通常、Windowsの削除に成功すると、Boot Campアシスタントの「パーティションが削除されました」のようなメッセージが表示されます。
Windowsパーティションが完全に削除されたかどうかを確実に確認するには、Macで以下の2つの方法があります。
- Appleメニュー > 「このMacについて」をクリックし、「ストレージ」タブを開きます。削除が完了していれば、以前表示されていたBOOTCAMPパーティションは見えなくなります。
- ディスクユーティリティを開き、「表示」>「すべてのデバイスを表示」をクリックします。左側のリストから、Windowsパーティションが消えていることを確認できます。
まとめ
一般的には、最初の方法であるBoot Campアシスタントを使えば、MacからWindowsを削除できます。Appleも警告しているように、Windowsのアンインストールには常にBoot Campアシスタントを使用することが推奨されています。
万が一、これらのどの方法でもMac上のWindows 10をアンインストールできなかった場合や、解放された領域がmacOSパーティションに統合されず単一の大きなボリュームにならない場合は、ドライブ全体をフォーマットすることで問題を解決できます。また、Appleサポートに連絡するか、お近くの修理店に相談するのも良いでしょう。
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