M1/M2・T2・Intel MacにmacOS Sonomaをクリーンインストールする方法|USBとリカバリーモード両対応の完全ガイド
macOS Sonomaへアップグレードしたい場合でも、不具合の解消のために再インストールしたい場合でも、クリーンインストールは最もトラブルの少ない確実な方法です。システムをゼロから構築し直せるため、「macOS Sonomaをインストールするための空き容量が足りない」といったインストールエラーをはじめ、さまざまな問題を一挙に解決できます。
macOS Sonomaを新規インストールする方法は主に2つあります。起動可能なUSBメモリからインストールする方法と、リカバリーモードからインストールする方法です。どちらを選ぶべきかは、お使いのMacのモデルや、macOS SonomaがそのMacに最後にインストールされたOSかどうかによって異なります。
なお、最新のmacOS Tahoeをインストールしたい場合は、「macOS Tahoeをクリーンインストールする方法」の記事をご参照ください。
2つのインストール方法の比較早見表
| 方法 | 適用できるケース | 手順の概要 |
|---|---|---|
| USBインストーラーなしでクリーンインストール(リカバリーモード) | a. Intel Mac / T2 Macで、macOS Sonomaがお使いのMacに対応する最新のmacOSである場合、またはmacOS Sonomaが最後にインストールされたmacOSである場合 b. M1 / M2 Macで、macOS Sonomaが最後にインストールされたmacOSである場合 | 1. リカバリーモードで起動 2. 起動ディスクを選択して「消去」をクリック 3. 「macOS Sonomaを再インストール」→「続ける」 |
| 起動可能なUSBインストーラーでクリーンインストール | macOS Sonoma(macOS 14)に対応するすべてのMac | 1. macOS Sonomaのフルインストーラーをダウンロード 2. 外付けUSBドライブを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマット 3. ターミナルで起動用USBインストーラーを作成 4. USBから起動して新規インストールを実行 |
macOS Sonomaをクリーンインストールするメリット
クリーンインストールとは、Macの起動ディスクを完全に消去したうえで、macOS Sonomaを新たにインストールすることです。以下のような多くのメリットがあります。
- ディスク容量を大幅に確保できる: クリーンインストールでは個人のデータがすべて消去されるため、ディスクがほぼ満杯になっているMacの空き容量を増やすのに最適です。
- パフォーマンスと安定性が向上する: 動作が遅い、他の方法では直らない不具合があるといった場合、ジャンクファイル・マルウェア・破損したデータを一掃できる新規インストールが最も効果的な解決策です。
- ソフトウェアの競合を解消できる: 特定のアプリや拡張機能が原因で不具合が起きている場合も、クリーンインストールで改善が期待できます。
- 売却・譲渡前の準備になる: Macを次の使用者に引き渡す前に、必ず行っておきたい手順です。
クリーンインストール前に必ずバックアップを取る
クリーンインストールではドライブのフォーマット(初期化)が伴うため、事前に重要なデータをバックアップしておかないと、個人ファイルがすべて失われてしまいます。
- 残したいファイルやフォルダが少数だけなら、外付けドライブにコピーするだけで十分です。
- 書類だけでなく、アプリ・システムファイル・設定ごと丸ごと保存したい場合は、Time Machineバックアップを利用しましょう。
データの保全が確認できたら、以下のいずれかの方法でmacOS Sonomaをクリーンインストールしてください。
【方法1】リカバリーモードでUSBなしでクリーンインストールする
最も手軽なのはリカバリーモードからのインストールですが、この方法はすべての環境で使えるわけではありません。以下の場合はリカバリーモードからmacOS Sonomaをインストールできません。
- Apple Silicon(M1 / M2)Macで、macOS Sonomaが最後にインストールされたmacOSバージョンではない場合
- Intel MacまたはT2チップ搭載Macで、macOS Sonomaが「お使いのMacに対応する最新のmacOS」にも「最後にインストールされたmacOS」にも該当しない場合
上記に当てはまらない場合は、以下の手順でUSBを使わずにクリーンインストールできます。
Step 1: リカバリーモードで起動する
Step 2: 起動ディスクを選択して「消去」をクリックする
Step 3: 「macOS Sonomaを再インストール」→「続ける」をクリックする
Step 1:リカバリーモードで起動し、macOSユーティリティ画面を表示する
Intel Mac / T2 Macの場合:
- (macOS Sonomaがお使いのMacがサポートする最新OSの場合・アップグレード目的)Macをシャットダウンし、電源ボタンを押したらすぐに「Option + Command + R」を押し続けます。回転する地球儀が表示されたらキーを離し、Wi-Fiネットワークを選択してパスワードを入力します。
- (macOS Sonomaが最後にインストールされたOSの場合・再インストール目的)Macの電源を切り、電源ボタンを押したらすぐに「Command + R」を押し続けます。Appleロゴが表示されたらキーを離します。

Apple Silicon(M1 & M2)Macの場合:
- (macOS Sonomaが最後にインストールされたOSの場合)Macをシャットダウンし、「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで電源ボタンを押し続けます。その後「オプション」→「続ける」をクリックします。

FileVaultを有効にしている場合は、管理者アカウントの選択とパスワード入力を求められます。認証が完了すると、「macOS Sonomaを再インストール」や「ディスクユーティリティ」など4つの項目が並んだmacOSユーティリティ画面が表示されます。
Step 2:ディスクユーティリティで起動ディスクをフォーマットする
- 「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」をクリックします。
- メニューの「表示」→「すべてのデバイスを表示」を選択します。
- 階層の最上位にある物理ディスクを選択し、「消去」ボタンをクリックします。

- 内蔵ドライブに名前を付けます(例:Macintosh HD)。
- フォーマットは「APFS」を選択します。
- 方式は「GUIDパーティションマップ」のままにします。
- 「消去」をクリックします。
Step 3:macOS Sonomaをインストールする
起動ディスクの消去が完了したら、ディスクユーティリティを閉じてmacOSユーティリティ画面に戻ります。「macOS Sonomaを再インストール」を選択して「続ける」をクリックし、あとは画面の指示に従ってインストールを完了させてください。
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【方法2】起動可能なUSBインストーラーでクリーンインストールする
もうひとつの方法が、macOS Sonomaの起動可能なUSBインストーラーを使うやり方です。この方法なら、macOS 14 Sonomaに対応するすべてのMacモデルで利用できます。
Step 1: macOS Sonomaのフルインストーラーをダウンロードする
Step 2: 外付けUSBドライブを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットする
Step 3: ターミナルで起動用USBインストーラーを作成する
Step 4: USBから起動してmacOS Sonomaを新規インストールする
Step 1:macOS Sonomaのフルインストーラーをダウンロードする
まず、App StoreまたはAppleの公式ページのリンクから、macOS Sonomaのフルインストーラーをダウンロードします。なお、お使いのMacがmacOS Sonomaに対応している必要があります。非対応のMacではインストーラーをダウンロードできません。
Step 2:外付けUSBドライブを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットする
16GB以上の空き容量があるUSBドライブを用意し、以下の手順でフォーマットします(フォーマットするとドライブ内のデータは消えるため、事前にバックアップを取ってください)。
- ディスクユーティリティを起動します。
- USBドライブを選択して「消去」をクリックします。

- ドライブに名前を付けます。
- フォーマットに「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択します。
- 「消去」をクリックします。
Step 3:ターミナルで起動用USBインストーラーを作成する
- USBドライブがMacに接続されていることを確認します。
- ターミナルを開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
(「MyVolume」は実際のUSBドライブ名に置き換えてください。例:ドライブ名が「Bootable USB」の場合は sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Bootable\ USB) - 管理者パスワードを入力してEnterキーを押します(入力中のパスワードは画面に表示されません)。
- ボリュームを消去してよいか確認されたら「Y」を入力してEnterキーを押します。
- ターミナルがリムーバブルボリューム上のファイルにアクセスしようとしているという警告が出たら「OK」をクリックします。
- 「Installation media now available at "/Volumes/Install macOS Sonoma"」というメッセージが表示されれば完成です。
- ターミナルを終了します。
Step 4:USBから起動してmacOS Sonomaを新規インストールする
いよいよ、起動用USBインストーラーからmacOS Sonomaを新規インストールします。
Intel Mac / T2 Macの場合(T2 Macでは、事前に「起動セキュリティユーティリティ」で外部メディアからの起動を許可しておく必要があります):
- Macがインターネットに接続され、USBインストーラーが挿入されていることを確認します。
- Macをシャットダウンします。
- Macの電源を入れ、すぐに「Option」キーを押し続けます。
- 起動可能なボリュームの一覧が暗い画面に表示されたらキーを離します。
- macOS Sonomaの起動用インストーラーが入ったボリュームを選択し、画面上の矢印をクリックします。
- ユーティリティ画面から「macOS Sonomaをインストール」を選択して「続ける」をクリックします。
- 画面の指示に従って、Sonomaをゼロからインストールします。
Apple Silicon(M1 & M2)Macの場合:
- Macがインターネットに接続され、USBインストーラーが挿入されていることを確認します。
- Macをシャットダウンします。
- 起動可能なボリュームが表示されるまで電源ボタンを押し続けます。
- macOS Sonomaの起動用インストーラーが入ったボリュームを選択して「続ける」をクリックします。
- macOS Sonomaのインストーラーが開いたら、画面の指示に従ってインストールを進めます。
これで、USBおよびリカバリーモードからmacOS Sonomaを新規インストールする方法は完了です。必要としている方のために、ぜひこの手順をシェアしてください。
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