USBインストーラーからMacを起動すると禁止マーク🚫が表示される原因と解決法
USBドライブからMacを起動しようとしたのに、黒い画面に禁止マーク🚫が表示されてしまう——これは、USBインストーラーが起動不能だということなのでしょうか?実は、そうとも限りません。原因はさまざま考えられます。
この記事では、筆者自身の経験とトラブルシューティングの過程をもとに、この問題の意味を解説し、原因を分析したうえで、実際に試せる解決策をご紹介します。
なお、macOS CatalinaのUSBインストーラーが起動しない場合は、「起動しないCatalina USBインストーラーの修正方法」の記事もあわせて参考にしてください。
Macの起動画面に表示される禁止マーク🚫の意味とは?
Macの起動画面に表示される禁止マーク(斜線の入った丸印)は、Macが起動できる有効なmacOSシステムを見つけられなかったことを示しています。
USBインストーラーから起動できなかったということは、その起動用USBインストーラーの中に有効なmacOSシステムが含まれていないことを意味します。具体的には、収録されているmacOSがお使いのMacと互換性がないか、あるいはシステムが破損している可能性があります。
USBドライブからMacが起動せず禁止マークが出るときの対処法
原因がmacOSの非互換性であれ、システムの破損であれ、以下の方法でトラブルシューティングできます。
1. 互換性を確認する
まず、お使いのMacがUSB内のmacOSインストーラーに対応しているかどうかを確認しましょう。Appleメニュー > 「このMacについて」でモデル情報を確認し、Appleのサポートサイト(support.apple.com)で互換性を調べてください。

もしMacがそのmacOSバージョンに対応していない場合は、仮想マシンを使えば非対応のmacOSをMac上で動かすことも可能です。それが難しい場合は、互換性のあるmacOSで起動用USBを作り直しましょう。
逆に、Macがそのバージョンに対応しているのに禁止マークが表示される場合は、macOSインストーラー自体が破損している可能性が高いです。新しいインストーラーを作り直してください。手順は次のセクションで解説します。
2. ターミナルを使わずに起動用USBを作り直す(簡単な方法)
macOSの起動可能なインストーラーを作成するには、通常ターミナルを使う必要があります。しかし、コマンド操作は複雑で失敗しやすく、「せっかく時間をかけて作ったのにUSBから起動できない」というケースが少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、ディスク管理ユーティリティ「iBoysoft DiskGeeker」を使う方法です。数回のクリックだけで起動可能なmacOSインストーラーを作成でき、ターミナルが不要なうえ、従来の方法よりもはるかに高速です。
手順は以下の通りです。
これで、禁止マークや黒い画面に悩まされることなく、USBからMacを正常に起動できるようになります。
この簡単な起動用インストーラーの作成方法は、Macで起動用USBが認識されないときの救済策としても役立つので、ぜひシェアしておきましょう。
3. ターミナルを使って起動用USBを作り直す
ターミナルでmacOSの起動用インストーラーを作成したい方は、以下の手順と自分の操作を照らし合わせて確認してみてください。一つひとつのステップを丁寧に行うことで、再び禁止マークが表示されるのを防げます。
ステップ1. クリーンなUSBドライブを準備する
USBドライブまたは外部ボリュームは「Mac OS拡張(Mac OS Extended)」形式でフォーマットしておきます。容量は、macOSインストーラーの保存と動作のために最低32GB必要です。より快適かつスピーディに使いたいなら、大容量のものを選ぶとよいでしょう。
なお、Appleシリコン搭載Mac向けの起動用インストーラーを作成する場合は、USBドライブをAPFS形式でフォーマットしてください。
ステップ2. 完全版のmacOSインストーラーをダウンロードする
対象のmacOSインストーラーは、AppleのApp Storeからダウンロードできます。ダウンロードするmacOSのバージョンが、起動用USBを使う予定のMacのモデルに対応していることを必ず確認してください。
また、ダウンロードは安定したネットワーク環境で行いましょう。通信が不安定だったり途切れたりすると、ダウンロードの失敗やインストーラーの破損につながることがあります。
最新のmacOSバージョンへのクイックリンク:
macOS Sequoiaをダウンロード
macOS Sonomaをダウンロード
macOS Venturaをダウンロード
古いmacOSバージョンがApp Storeで見つからない・ダウンロードできない場合は、iBoysoft DiskGeekerから入手することもできます。このツールを使えば、macOS High Sierra、Mojave、Catalina、Big Sur、Monterey、Ventura、Sonoma、SequoiaのDMGファイルを高速でダウンロードし、起動用インストーラーの作成に利用できます。
ステップ3. ターミナルで起動用インストーラーを作成する
外付けドライブとmacOSインストーラーの準備が整ったら、ターミナルを使って起動用USBインストーラーを作成していきます。
- 外付けUSBドライブをMacに接続します。
- Finder > アプリケーションフォルダ > ユーティリティフォルダ > ターミナル を開きます。
- お使いのmacOSバージョンに合ったコマンドラインをコピーして、ターミナルウィンドウに貼り付けます。
「MyVolume」は、起動用インストーラーを作成するボリュームの名前に置き換えてください。
インストーラーがアプリケーションフォルダ以外の場所にある場合は、「Applications」を実際の保存場所のパスに置き換えてください。
# macOS Sequoia の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Sonoma の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Ventura の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Monterey の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Big Sur の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Catalina の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS Mojave の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
# macOS High Sierra の場合
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume- Returnキーを押し、管理者パスワードを入力します。

- 続行するためにボリュームを消去してよいか尋ねられたら、「Y」と入力します。
ターミナルでボリュームを消去できない場合は、ディスクユーティリティでフォーマットしてから最初からやり直してください。 - ターミナルによるリムーバブルボリューム上のファイルへのアクセスを許可するか尋ねられたら、「OK」をクリックします。
- 起動用macOSインストーラーの作成が完了するまで待ちます。

注意:作成には多少時間がかかります。作業中はMacを電源に接続し、USBドライブがMacにしっかりと接続された状態を保ってください。
ターミナルでの作業が複雑で時間がかかると感じたら、iBoysoft DiskGeekerを試してみてください。手間をかけずに素早く、確実に起動用インストーラーを作成できます。
まとめ
USBインストーラーからの起動時に禁止マークが表示される主な原因は、macOSとMacの非互換性、またはインストーラーの破損です。まずは互換性を確認し、必要に応じて起動用USBを作り直しましょう。ターミナル操作が苦手な方には、クリック操作だけで作成できるiBoysoft DiskGeekerが特におすすめです。
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