Mac
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Mac

【保存版】MacBook Air/Pro/iMacで使える起動可能なmacOSインストールUSBの作り方

目次:

  • 1. 起動可能なmacOSインストーラが必要になるケース
  • 2. 作成前に行うべき準備
  • 3. macOSインストーラの入手方法
  • 4. Mac用の起動可能USBメモリの作成手順
  • 5. 作成した起動可能USBをMacで使う方法
  • 6. まとめ

起動可能なmacOSインストーラとは、macOSが書き込まれた外付けストレージのことです。Macにオペレーティングシステムをインストールする際に使用します。通常、Macユーザーはシステム環境設定から直接macOSをアップグレードしますが、状況によっては起動可能なインストーラが必要になることもあります。本記事では、起動可能なmacOSインストーラの作成方法を詳しく解説します。

起動可能なmacOSインストーラが必要になるケース

Macは優れたパフォーマンスと高い操作性で競合製品を大きく上回っていますが、どんなに高性能なマシンでも、時には不具合が発生することがあります。例えば、MacBookの電源が入らない、内蔵ドライブから起動できないといった症状です。このようなとき、起動可能なmacOSインストーラがあれば、USBからMacを起動させて復旧させることができます。

トラブルシューティング以外にも、以下のような場面で起動可能なインストーラが役立ちます:

  • 古いバージョンのmacOSをMacにインストールしたい場合(ダウングレード)
  • 複数のMacに最新のmacOSを、それぞれダウンロードせずに一括インストールしたい場合
  • Macintosh HDの別ボリュームにmacOSをインストールして、デュアルブート環境を構築したい場合
  • 予期しないMacの故障に備えて、緊急用ディスクを準備しておきたい場合

作成前に行うべき準備

起動可能なmacOSインストーラの作成手順に進む前に、以下の項目を準備しておきましょう。事前準備をしっかり行うことで、作成作業を確実に成功させることができます。

  • 正常に動作するMac:起動可能なインストーラを作成するには、起動できる状態のMacが必要です。
  • 15GB以上の空き容量があるクリーンなUSBメモリ:外付けSSDやHDDも利用できますが、読み書き速度の速さからUSBメモリが常に推奨されます。macOSのインストーラは年々大容量化しており、Montereyは12GB、Big Surは13GBあります。重要なファイルは事前にバックアップまたは移行し、USBメモリをフォーマットしておきましょう。
  • Macのポート種類の確認:お使いのMacのポートとUSBメモリの互換性を確認しましょう。認識されなければ起動ディスクとして使えませんし、ポートの規格によって転送速度も変わります。
  • 対応するmacOSバージョンの選択:お使いのMacのモデルを特定し、実行可能なmacOS/OS Xのバージョンを確認してください。互換性のあるmacOSインストーラでないと、その起動ディスクはお使いのMacでは機能しません。

macOSインストーラの入手方法

起動可能なUSBメモリを作成する最初のステップは、正常に動作するMacで、希望するバージョンのmacOSインストーラを入手することです。最新のmacOSは「システム環境設定 > ソフトウェア・アップデート」やApp Storeから入手できますが、macOS Mojave/Catalina/Big Surなどの中間バージョンは、App Storeで検索しても見つかりません。

実は、macOS High Sierra、Mojave、Catalina、Big Surのインストーラ自体はApp Storeに存在していますが、検索結果には表示されないよう非公開になっています。以下のリンクからアクセスすることで入手可能です。さらに古いmacOS Sierra、OS X El Capitan、OS X Yosemiteについては、Appleの公式サイトからダウンロードできます。ダウンロード後、インストーラが自動的に起動しますが、ここではインストールを進めずに終了してください。

  • macOS Big Sur
  • macOS Catalina
  • macOS Mojave
  • macOS High Sierra

【保存版】MacBook Air/Pro/iMacで使える起動可能なmacOSインストールUSBの作り方

Mac用の起動可能USBメモリの作成手順

macOSインストーラのダウンロードが完了したら、いよいよ起動可能なUSBメモリを作成します。2013年にリリースされたOS X Mavericks以降、Appleはターミナルコマンドを使って外付けストレージにmacOSをインストールできる仕組みを提供しています。

ターミナルでの操作は、誤ったコマンド入力によりデータ損失につながる恐れがあります。作業の前に必ずMacのバックアップを取っておくことをおすすめします。以下の手順に従って、USBメモリにmacOSを書き込みましょう:

  1. USBメモリをMacの適切なポートに接続します。
  2. Command + SpaceキーでSpotlightを開き、「ターミナル」と検索します。
  3. ターミナルを起動します。
  4. 以下のコマンドから該当するバージョンのものを入力し、「MyVolume」をお使いのUSBメモリの名前に置き換えてください。
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
  5. Returnキー(Enterキー)を押してコマンドを実行します。
  6. 管理者アカウントのパスワードを求められたら入力し、Returnキーを押します。
  7. 「USBメモリは消去されます」という警告が表示されたら「Y」を入力し、Returnキーを押します。【保存版】MacBook Air/Pro/iMacで使える起動可能なmacOSインストールUSBの作り方
  8. 処理が完了すると「Copy complete and Done.」と表示されます。
  9. USBメモリをMacから取り出します。

ターミナル以外にも、サードパーティ製アプリケーションを利用すれば、より簡単にダウンロード済みのmacOSインストーラをUSBメモリに書き込めます。そうしたアプリを使えば、数クリックだけで起動可能なmacOSインストーラを作成できます。

これで、USBメモリへのmacOSのインストールが完了し、起動可能なインストーラが完成しました。これを使えば、起動トラブルが発生したMacの復旧、macOSのダウングレード、複数台のMacへの一括アップグレード、別ボリュームへの異なるmacOSのインストールなどが可能になります。

作成した起動可能USBをMacで使う方法

起動可能なUSBメモリを使用する前に、T2セキュリティチップ搭載MacやApple Silicon Macの場合は、外部ストレージからの起動を許可するための設定変更が必要です。起動セキュリティユーティリティの設定にアクセスして、USBからの起動を許可しておきましょう。

【保存版】MacBook Air/Pro/iMacで使える起動可能なmacOSインストールUSBの作り方

また、「システム環境設定 > 起動ディスク」から起動ディスクを変更すれば、一度だけ、または毎回USBから起動するように設定することもできます。起動ディスクとして作成済みのUSBメモリを選択し、そこからMacを起動してmacOSをインストールしましょう。なお、具体的な手順はApple Silicon MacとIntel搭載Macで異なりますのでご注意ください。

まとめ

起動可能なmacOSインストーラの作成に高度な専門知識は必要ありませんが、ターミナルを使用する手順はやや複雑です。本ガイドの手順を丁寧かつ慎重に進めてください。万一Macに深刻な問題が発生したときに備え、緊急用の起動可能なUSBメモリを常備しておくことを強くおすすめします。

  1. macOS MontereyのブータブルUSBを作成する方法【初心者向け完全ガイド】

    Appleのオペレーティングシステム第12版にあたる「macOS Monterey」。本記事では、このmacOS Montereyのブータブル(起動可能な)USBインストーラの作成方法を、初心者の方にもわかるよう丁寧に解説します。ブータブルUSBドライブはさまざまな場面で活躍してくれる頼もしい存在であり、作成手順も決して難しくはありません。 MacでブータブルUSBを作成するには、以下のものが必要です。 macOS Montereyに対応したMac(macOS Big Surが動作するほとんどのMacはMontereyにも対応。ただし、2013年中期・2014年前期モデルのMacBook

  2. MacでWindowsのUSBインストーラーを作成する方法を徹底解説

    かつてはCDやDVDからしかWindowsをインストールできませんでしたが、現在ではUSBメモリを使ったインストーラーが主流になりつつあります。実は、少し工夫をするだけで、お使いのMacだけでもWindows用のUSBインストーラーを作成できるのです。 この記事では、その具体的な手順をステップバイステップで詳しく解説していきます。それでは早速見ていきましょう。 MacでWindowsのUSBインストーラーを作成する方法 Windows環境で起動可能なUSBインストーラーを作成したことがある方なら、一般的な流れをご存じでしょう。まずMicrosoftの公式ダウンロードページからWindowsのI