macOS MontereyのブータブルUSBを作成する方法【初心者向け完全ガイド】
Appleのオペレーティングシステム第12版にあたる「macOS Monterey」。本記事では、このmacOS Montereyのブータブル(起動可能な)USBインストーラの作成方法を、初心者の方にもわかるよう丁寧に解説します。ブータブルUSBドライブはさまざまな場面で活躍してくれる頼もしい存在であり、作成手順も決して難しくはありません。
MacでブータブルUSBを作成するには、以下のものが必要です。
- macOS Montereyに対応したMac(macOS Big Surが動作するほとんどのMacはMontereyにも対応。ただし、2013年中期・2014年前期モデルのMacBook Air、2013年後期・2014年中期モデルのMacBook Pro、2014年中期・後期モデルのiMac、2015年前期モデルのMacBookは対象外)
- 16GB以上のストレージ容量を持つUSBフラッシュドライブ
- ある程度快適な速度が出るインターネット接続環境
必要なものはすべて揃いましたか?それでは、MacでブータブルUSBドライブを作成する手順を詳しく見ていきましょう。
MacでブータブルUSBを作れると何が便利?

Macユーザーは、基本的にインストールメディアを用意しなくても済む、手間のかからないアップグレード体制の恩恵を受けています。新しいバージョンのmacOSがリリースされたら、「システム環境設定」から「ソフトウェア・アップデート」を開き、あとはインストーラにお任せという流れです。
とはいえ、macOS入りのブータブルフラッシュドライブを手元に置いておくと便利な場面はいくつかあります。
- 再ダウンロードせずにmacOSをインストールできる:macOS Montereyのサイズは約12GB。複数台のMacをお持ちなら、毎回別々にダウンロードするよりも、1つのUSBインストーラから各マシンへインストールする方が効率的です。
- 内蔵の復旧ツールを活用できる:macOSインストーラには、トラブルシューティングや問題解決に役立つ復旧ツール群が同梱されています。たとえば、起動しなくなったMacへの再アクセスや、失われたように見えるファイルの復元などが可能です。
- クリーンインストールを行える:macOSは時間が経っても動作が重くなったり不安定になったりしにくい点が魅力ですが、クリーンインストールにも明確なメリットがあります。蓄積したジャンクファイルや使わなくなったアプリを一掃し、まっさらな状態でスタートできるのです。
もちろん、自分自身ではブータブルUSBを使う予定がなくても、その作成方法を知っておくことには価値があります。いつか身近な人が必要になるかもしれません。そんなとき、すぐに助け舟を出せるのは心強いですね。
macOS Montereyインストーラのダウンロード方法

AppleはmacOSのメジャーバージョンをMac App Store経由で配布しています。macOS Montereyは2021年10月25日(月)に正式リリースされました。MacでApp Storeアプリを開き、検索バーに「macOS Monterey」と入力して「入手」ボタンをクリックすれば、アプリケーションフォルダにインストーラをダウンロードできます。
ダウンロード手順は以下の通りです。
- MacでApp Storeを開きます。
- 検索バーに「macOS Monterey」と入力して検索します。
- 「入手」ボタンをクリックしてダウンロードを開始します。

- ダウンロードが完了したら、自動的に始まるインストール画面は閉じてキャンセルします。
これで、アプリケーションフォルダに「macOS Montereyをインストール」というインストーラアプリが残ります。USBフラッシュドライブにmacOSを書き込むために必要なのは、このファイルだけです。
注意:作業前にMacをバックアップしてデータ消失を防ごう
ブータブルUSBドライブの作成中に重大なトラブルが発生する可能性は低いものの、「備えあれば憂いなし」。作業を始める前にMacのバックアップを取っておくことをおすすめします。
バックアップソフトは多数ありますが、最初からMacに搭載されている「Time Machine」でも十分に役割を果たしてくれます。まだTime Machineを設定していない場合は、以下の手順で行いましょう。
- 外付けバックアップドライブをMacに接続します。
- システム環境設定を開き、「Time Machine」を選択します。
- 「バックアップディスクを選択」ボタンをクリックします。

- Time Machineのバックアップ先として使用するドライブを選びます。
- ファイルシステムが非対応の場合はドライブを消去します(その際、ドライブ内の既存ファイルは必ず事前に退避させてください)。
- Time Machineによるバックアップが完了するのを待ちます。
バックアップが完了したら、いよいよmacOS Montereyのブータブルインストーラを作成していきましょう。
macOS Montereyのブータブルインストーラを作成する方法
ここからは、MacでmacOS Monterey入りブータブルUSBを作成する2つの方法を紹介します。1つ目はApple純正のツールを使う方法、2つ目はサードパーティ製アプリ「Disk Drill」を活用する方法です。
Disk Drillをおすすめする最大の理由は、直感的なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)のおかげで、操作が格段に簡単だからです。さらにDisk Drillは、USBからのMac起動以外にも、さまざまなストレージデバイスから数百種類のファイル形式を復元できるなど、多彩な機能を備えています。
方法1:Disk DrillでブータブルUSBを作成
Disk Drillを使えば、macOS MontereyのブータブルUSBドライブ作成は数クリックで完了します。
- 公式サイトからDisk Drillをダウンロードしてインストールします。
- 用意したUSBフラッシュドライブをMacに接続します。
- アプリケーションフォルダからDisk Drillを起動し、左側のサイドバーにある「macOS Installer」オプションを選択します。
- 「Add macOS installer」ボタンをクリックし、「Locate installer on disk」を選択してmacOS Montereyのインストーラファイルを指定します。

- 書き込み先のUSBフラッシュドライブを選択すれば、あとはDisk Drillが自動的にブータブル化してくれます。

動画チュートリアル
方法2:ターミナルで「createinstallmedia」コマンドを実行
macOS Montereyのインストーラをすでにダウンロード済みなら、ターミナルで「createinstallmedia」コマンドを実行してブータブルUSBドライブを作成できます。
- USBドライブをMacに接続します。
- 「アプリケーション > ユーティリティ」からディスクユーティリティを起動し、USBドライブの名前を確認します。覚えやすい名前に変更しておくのもおすすめです。

- 同じく「アプリケーション > ユーティリティ」からターミナルを起動します。
- 以下のコマンドを貼り付けてReturnキーを押します(USBドライブの名前の部分は自分の環境に合わせて変更してください)。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/NAME_OF_YOUR_USB_DRIVE --nointeraction

プログレスバーが100%に達したら、macOS MontereyのUSBフラッシュドライブは完成です。必要に応じてMacから取り外しても構いません。
ブータブルUSBからMacを起動する方法
USBドライブにmacOS Montereyの起動イメージが入ったら、次はそこからmacOSをインストールする方法が気になるところでしょう。手順は、お使いのMacがIntel CPU搭載かApple Silicon搭載かによって異なります。
Intel CPU搭載Macの場合:
- USBドライブをMacに接続します。
- option(⌥)キーを押しながらMacを再起動します。

- 起動メニューからmacOS Montereyインストーラを選択します。
Apple Silicon搭載Mac(M1など)の場合:
- USBドライブをMacに接続します。
- Macの電源を切ります。
- 電源ボタンを、起動メニューが表示されるまで長押しします。

- 起動メニューからmacOS Montereyの起動ディスクを選択します。
幸い、Intel MacとApple Silicon Macの違いはここまでです。以降の手順は共通で、OSをクリーンインストールしたい場合は、まず対象ドライブを消去してから、画面の指示に従ってインストールを進めます。
すべて順調に進めば(そのはずです!)、お使いのMacの性能にもよりますが、約1時間ほどでmacOS Montereyのインストールが完了し、使い始められるでしょう。
まとめ
本記事では、Apple純正のターミナルユーティリティとサードパーティ製アプリ「Disk Drill」を使って、macOS MontereyをUSBフラッシュドライブにブータブル化する方法を解説しました。どちらの方法を選んでも、この記事の手順通りに進めれば問題なく完成するはずです。あとは、完成したブータブルUSBフラッシュドライブをぜひ有効活用してください。
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