macOSのブータブルUSBインストーラーを作成する方法
macOSのインストーラーが必要になる場面はさまざまです。システムの不具合を解消するためにmacOSを再インストールしたい、古いMacを売却・譲渡する前に初期化しておきたい、あるいは逆に譲り受けたMacにmacOSを入れ直したい——そんなケースが考えられます。
macOSの再インストール方法も複数あります。リカバリーモードを使う方法のほかに、USBメモリからMacを起動してインストールする方法もあります。この記事では、リカバリーモードなどが使えない場合・使いたくない場合に備えて、起動可能な(ブータブルな)USBインストーラーの作り方を詳しく解説します。
ブータブルインストーラー作成に必要なもの
macOSを再インストールするための起動用USBを作るには、主に次の2つが必要です。
1つ目はUSBフラッシュドライブです。12GB以上の空き容量があるものを用意してください。High Sierraのインストールファイル自体は約4.8GBですが、Appleはより安全で安定したインストールのために12GBの空き容量を推奨しています。フラッシュメモリタイプのUSBメモリが最適ですが、ポータブルHDDを使用する場合はUSB 3.0、USB Type-C、FireWire接続のものをおすすめします。
2つ目はmacOSのインストールファイルです。これらはMac App Storeから無料で入手できます。
macOSインストールファイルの入手方法
ここでは、macOS High Sierraを例に、インストールファイルの入手手順を紹介します。
- MacでMac App Storeを起動します。
- macOS High Sierraを検索します。以前に購入またはダウンロードしたことがある場合は、「購入済み」タブから見つけられます。
- 「ダウンロード」をクリックします。「macOS 10.13はすでにこのコンピュータにインストールされています」という警告が表示されたら、そのまま「続ける」をクリックします。
- Macがインストーラーファイルのダウンロードを開始します。ファイルは「アプリケーション」フォルダに保存されます。ダウンロードには時間がかかることがあり、速度はインターネット回線に依存します。有線(LANケーブル)接続にすると高速化が期待できます。
- ダウンロード完了後にインストーラーが自動的に起動した場合は、すぐに「終了」を選択してください。そのままインストールを進めるとインストーラーが削除されてしまいます。
- Finderから「アプリケーション」フォルダを開き、ファイルが保存されていることを確認します。
- 古いmacOSバージョン用のブータブルインストーラーを作成する場合も、同様に「購入済み」タブからインストールファイルを入手できます。
ブータブルmacOSインストーラーの作成手順
それでは、macOS用の起動用USBを作成する具体的な手順を見ていきましょう。
- USBフラッシュドライブをMacに接続します。
- 「ターミナル」を開きます。「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにあります。この記事では、インストールファイルがアプリケーションフォルダにあり、USBドライブの名前が「USBBoot」であると仮定します。実際に作業する際は、USBBootの部分をご自身のドライブ名に置き換えてください。
- High Sierraをインストールする場合は、以下のコマンドをターミナルに入力または貼り付けます:
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app
- Sierraをインストールする場合は、以下のコマンドを使用します:
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app
- El Capitanをインストールする場合は、以下のコマンドを使用します:
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app
- Yosemiteをインストールする場合は、以下のコマンドを使用します:
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app
- Mavericksをインストールする場合は、以下のコマンドを使用します:
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app
- Returnキーを押します。
- 管理者パスワードの入力を求められたらパスワードを入力し、Returnキーを押します。セキュリティのため、入力中のパスワードは画面に表示されません。
- ボリュームを消去してよいか確認されたらYを入力し、再度Returnキーを押します。ターミナルにブータブルインストーラーの作成状況が表示されます。
- 処理が完了するとターミナルが通知します。USBドライブの名前は、作成したインストーラーの名前(例:Install macOS High Sierra)に変わります。
- ターミナルを終了し、USBフラッシュドライブまたは外付けHDDを取り出します。
以上が、macOS用ブータブルUSBインストーラーの作成方法です。手順自体はそれほど難しくありませんが、インストールファイルのダウンロードに時間がかかる点には注意しましょう。無事にmacOSを再インストールできたら、Outbyte macAriesなどのメンテナンスツールを活用して、ジャンクファイルの削除やパフォーマンス最適化を行い、Macを常にベストな状態に保ちましょう。
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